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動詞の受身について
犬に手を噛まれた。 手を犬に噛まれた。 上記の二つの文は交換できますか。もし出来れば、どっちのほうがよく使ってますか。どうか教えてくださいm(_ _)m
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こんにちは。11/2のご質問ではお返事を有難うございました。 ご質問1: <上記の二つの文は交換できますか。> 交換できます。意味も同じです。 ご質問2: <どっちのほうがよく使ってますか。> 1.通常は「犬に手を噛まれた」を使います。 2.理由は他動詞の直接目的語は、動詞と距離を置かない方がいいからです。 3.ここでは「~を噛む」という他動詞が受け身になっています。この他動詞の目的語になるものが「手」ですから、この目的語はなるべく動詞に近い場所に置くのが、正しい用法になります。 4.また、「犬に」は間接目的語ではなく、受け身の動詞の主体になりますから、動詞のすぐ近くに置く必要はないのです。 5.ちなみに、「~に」が間接目的語の場合でも、「~を」という直接目的語の方が動詞に近い場所に置かれます。 例: 彼は私に時計をくれた(O) 彼は時計を私にくれた(△) 泥棒にお金を盗まれた(O) お金を泥棒に盗まれた(△) 6.この決まりは受け身だけでなく能動や使役文にもあてはまります。 例: (1)能動文: 彼は私に時計をあげた(O) 彼は時計を私にあげた(△) (2)使役文: 犬に手を噛ませた(O) 手を犬に噛ませた(△) 7.もちろん、強調したいものが直接目的語であれば、それを先に持ってきても文法上まったく問題はありません。すべて状況次第ということです。 例: 大金を(泥棒に)盗まれた *ここでは「誰に盗まれたか」より、「何を盗まれたか」の方が重要なので、文頭に出して強調しています。 以上ご参考までに。
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- dulatour
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皆さんの仰るように交換可能です。 ただ、どちらを使う方が多いかといわれれば、会話の状況によると思います。 日本語には、基本的に語順は存在しません。もちろん、わかりやすい語順というのはありますが、これも状況次第です。 「 例えば、怪我などを見咎められ、「どうしたの?」などと聞かれたときには「犬」というものが怪我の原因となっていることを陳述するため、「犬に手を噛まれた」という表現が自然に出てきます。 一方、「どこを噛まれたの?」などと聞かれたときには、「手を犬に噛まれた」という表現になるかと思います。
- ANASTASIAK
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>どっちのほうがよく使ってますか。 上の方です。つまり、犬に手を噛まれた。 これは「飼い犬に手を噛まれる」という親しんでいることわざが あるためによりピンときます。 下はあまり使いません。おそらく口調のためでしょう。 >二つの文は交換できますか。 これは実は難しい問題です。私は等価な交換ではないと申し上げて おきます。
- ojisa
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どちらも意味は同じです。 文法的にも正しい表現です。 「犬に手を噛まれた」の方が自然でよく使います。 これは想像ですが、 ・行動の主体を文頭に置いて、客体を後に置いた方が主客が明確で自然なため。 ・現実にこういった状況では「どこを」よりも「誰に」噛まれたかが重要なため。 ・「飼い犬に手を噛まれる」という慣用句があるため。 などの理由を考えます。 「手を犬に噛まれた」と言う場合、「足ではなく手を噛まれた」のように噛まれたのが「手」であることを強調しているようにも聞こえます。