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電車の牽引車(クモヤ)について
素人考えの疑問なのですが、クモヤなどの牽引車の存在意義は何でしょうか? 電気機関車で引っ張れば済むような気がするのですが…
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電気機関車と電車では運転操作の方法が違います。 (そもそも、加速用・減速用のハンドル位置が左右違いますし) ですので、機関車を運転するにはそのための試験を通過する必要が あるのですが、電車を持っている旅客会社には機関車の配置がほとんど ありません。機関車の試験に合格してもほとんど使い道がないのです。 牽引車はあくまで「電車」ですから、電車の試験に合格すればいいので そちらでも簡単なんです。 あと、牽引車は「引っ張っている」のではなく、「運転台の無い車両を 回送する時の運転台代わり」になってる場合が多いです。
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- kuni-chan
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牽引車ですが、過去にはこのような使い方をされた事があります。 首都圏の牽引車はクモヤ143でATCが搭載されています。首都圏のATC使用区間に臨時列車を走らせたのですが、車両にATCが搭載されていなかった為、先頭に牽引車クモヤ143が付きました。 大糸線は冬には架線に霜が付きパンタグラフが損傷する為に、霜取り用の牽引車クモヤ90が先頭に付く事がありました。
- mardeceto
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haru44さん、こんばんは 首都圏ではクモヤの存在意義は減っているようですが、関西圏では電車 区に1両はいます。 既に述べられている通り、中間電動車(モハ)や付随車(サハ)のよう に運転台のない車輌を牽引することが多いのですが高速試験車(マヤ) をサンドイッチにして両端をクモヤで固めた3~4両編成の試験列車 が関西では運転されていますので存在意義は多いにあります。 機関車についても既に述べられていますが、自動連結器(機関車)、 密着連結器(電車)の違いという問題もあります。 尤も自動連結器と密着連結器を両方装備した機関車もいますが・・・
- TOSHIZOU365
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質問者さま こんにちは 牽引車がなぜ必要かといいますと国鉄時代、電車を車輌工場で分解検査するに当たりユニット単位(つまり編成中のM+M’)で検査をすることが多かったからです。各電車区で検査期日になったユニットは検査の終了しているユニットや検査期日になっていないユニット、予備のユニットに差し替えられます。外されたユニットは牽引車2両でサンドイッチにしたりして車輌工場(関東だと大井工場など)まで回送されました。また工場で分解検査した後、単独では運転できない中間電動車の試運転も牽引車で実際に制御して検査の終わった車輌の機器の動作試験もおこなっていました。 電気機関車では牽引することはできますが、電車の機器動作を目的とした試運転はできません。 現在のJRでは編成単位で検査しますし、予備車も編成単位で保有しているので牽引車の出番はほとんどなくなっているようです。
基本的にANo.1の方と同じですが、 機関車は保有も運行も高価で面倒だからだそうです。 以前仕事でお付き合いのあった保線区の人に聞きましたが、保線用の動力車もスイッチャーとかモーターカーとかいって機関車のようで機関車扱いでないそうです。これらは本線の線路を電車・機関車通行止めにしないと走れないそうです。
お礼
さっそくのご回答ありがとうございます。 色々と分かってきました。 「牽引車」という名前から電気機関車と同じ仕事をするのでは ないかと思っていたのですが、電気機関車とは別物なんですね。 機関車が引っ張っているのと同じように無動力状態の電車を 全力で引っ張っているのだと思ってました。 「運転台代わり」とは、クモハになるってことですよね。 ちょっと驚きです。 色々とわかってうれしいです。 ありがとうございます。