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胃酸の上がる痛みで処方箋をもらったが、適切な処方量なのか疑問
- みぞおちのあたりで胃酸の上がるような痛みがあり、内科・消化器科の看板のある病院に行った。以前に同様の痛みで胃炎と診断され、適切な処方箋をもらった経験がある。
- 症状を説明し、胃カメラを勧められたが日程的に難しく、触診と問診後にガスター20を処方された。しかし、ネットで調べると処方量が大きすぎる胃潰瘍治療と同程度だと分かり驚いている。
- 以前のかかりつけ医に行けなくなり、近所の評判の良い病院で診察を受けているが、このまま信用して良いか迷っている。後日、再度診察を受けようか迷っている。
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消化器内科医です。 個別の診断や処方に対する疑問は、診断・処方した主治医の先生にお聞きするのが一番良いと言うのが原則であるということを前置きした上で、アドバイスをさせて頂くと・・・。 ”みぞおちのあたりに胃酸の上ってくるような痛み(むかつき?)のようなものがあり”という症状から一番最初に頭に思い浮かぶ病名は、”逆流性食道炎”です(私の場合)。 やはり、確定診断には胃カメラが必要でしょうが、いろいろな事情で胃カメラが出来ないことも、日常診療では良くあることです。腹部の触診で得られる情報は限られていますが、少なくとも腹膜炎や腹部に触知される腫瘤などを認めるかどうかは、分かると思います。その様な、緊急を要する腹部所見がなくて、胃カメラによる精密検査が出来ない状況であれば、問診の内容から”逆流性食道炎”と診断し、治療薬を処方するかと思います。 逆流性食道炎の治療薬としては、”プロトンポンプインヒビター”という分類の薬剤、具体的にはタケプロン、オメプラール、パリエットといった薬剤もしくは、それよりやや効果の劣る”H2レセプターアンタゴニスト(H2ブロッカー)”という分類の薬剤、具体的にはタガメット、ガスター、ザンタックといった薬剤が挙げられます。 これらの薬剤は、胃酸の分泌を抑制する薬剤です。一般的に、胃潰瘍の治療薬としても、広く使用されています。 ガスターは比較的古い薬剤であり、胃潰瘍の第一選択薬としては、プロトンポンプインヒビターが一般的になっています。ガスター10という1錠10mgの薬剤が、市販の胃薬として販売されており、処方箋無しに入手出来る比較的安全な薬剤と言えます。病院で処方されるものは、1錠20mgで市販薬の倍量ですが、一般的に広く使用されているものです。 どんな薬剤にも、副作用はつきものであり、100%副作用が無い薬剤はありませんので、初めて投与する薬剤の場合は、副作用のことを考慮してあまり長期投与はしないのが原則ですが、発売して長期経過している薬剤の場合、ある程度安全性は確認されていますので、1ヶ月程度の長期投与をする場合もあるかと思います。 逆流性食道炎の処方としては、ガスター20mg2錠(朝1錠夕1錠)は一般的な処方内容と思います。治療効果・副作用の経過観察のため、1週間程度の処方で様子を見るということも考えられますが、30日分の処方が、異常な処方であるとは思いません。 以上、あくまで私の個人的な意見ですが、ご参考まで。
お礼
回答ありがとうございます。 今まで通っていたかかりつけ医が、長期間の処方を出すとき必ず「症状が治まっても全部飲むこと」とか「できるだけ早く再診に来て欲しいけど、ムリなら長期で処方するよ」とか処方の説明をしてくれる方だったので不安を感じたのですが、一般的な処方内容と聞いて安心しました。 どちらにしても早めに胃カメラ検査を受けたほうが良さそうですね。 これで安心して薬を飲めそうです。ありがとうございました!!