- ベストアンサー
手形貸付を証書貸付へ
- 銀行借入で手形貸付(1年返済)残2000万円と証書貸付(10年返済)の残が2000万円あります。
- 手形貸付の期日が迫っており、手形貸付残2000万円と証書貸付の残2000万円をまとめて4000万円の証書貸付(15年返済)に一本化したいと考えています。
- 担保として時価で5500万の土地を持っており、立地条件も良好です。収入面では不動産収入とサラリーがあり、借り換えに応じる可能性があります。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
手形借入が毎年1回更新している実質長期貸金(転がし短期・根積み貸金等という)の場合と、特定の返済財源(担保土地を売って返す等)で1年後に返済しますという約束があった場合とでは、状況が異なります。(後者の場合は何がどう変わったかの方が問題です) 仮に前者(従来1年更新で実質長期)の場合で銀行側が受け入れる理由: (1) 現在の返済額2000万円÷10年(残存期間?)=200万円に対して4000万円÷15年=267万円となり、返済金額の上積みとなる。 (2) 不動産収入の見込み期間(事業用定期借地契約17年)内での返済期間設定 (3) 不動産収入60万円×12ケ月÷2(経費・税金)=360万円での利払+返済が可能 (4) 不動産担保が確保出来ている (5) 短期貸金を長期化させることで、金利の上乗せ設定が可能 (6) 一旦長期返済契約に巻き込んでしまう事で以後の管理・返済交渉が不要 といった点が想定できるのに対して、応じることへの難点を上げると (1) 当初所用資金(何にこの金を使ったのか不明だが担保物件の更地購入資金と仮定して)と返済財源(収益資産)の不一致 (2) 約定返済の根拠となっている稼動資産に対しての担保設定ができていない (3) 不稼動資産見合いの貸金を長期15年でFIXすることへの懸念 (4) 投資対象資産の償却期間が15年未満であればそこまでが貸金期間の上限と考える (5) 当初の事業計画(投資対象の更地開発)の遅れ・先行き不安がでてきている (6) 更地に対して更に建物投資が必要であれば、現時点の収支だけをとらえて15年の期限の利益を与える事への懸念(不透明部分があるなら1年単位で進捗チェックが可能な方が好ましい) (7) 土地に対する銀行側の評価が質問者の思いとは異なるケース (8) 既存証書貸付と資金使途の異なる手形貸付を一本化することの不都合(小学生の算数問題と違って「みかん」と「りんご」は足し算できない、という考え方は銀行にある) (9) 既存証書貸金にとって返済猶予(期間延長・返済金額引下げという計算になる可能性
お礼
すごく具体的な指摘ありがとうございます。 このご回答を参考に今後の計画を考えて行きたいと思います。 なんとか、思いを果たせるようにがんばります。 ありがとうございました。