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高浜虚子の俳句の意味を教えて
高浜虚子の有名な「春風や闘志いだきて丘に立つ」と言う句がありますが、この「春風」とは、春先に吹く春一番のような強い風を頭に描いていたのですが、問題集の答えを見ると、「おだやかな風」となっていました。 句が作られたときの意味をあわせて考えても、強い風のほうがぴったりくるような気がするのですが、本当に穏やかな風が正解なんでしょうか?誰か教えてください。
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俳句には「季語」とともに「切れ」というものがあります。 「春風」は季語です。そして「春風や」で切れがあります。 そして、この切れで場面転換します。 「闘志いだきて丘に立つ」これをひとつの固まりとしてとらえます。 こういう組み合わせを「二句一章」といいます。 さて「春風」ですが、これは「暖かく柔らかに吹く風」のことです。 これは季語で決められていることで「季語の本意」といいます。 よって、季語はあなたがいいと思っている風を想像するものではなく すでに、俳句の世界で決まっているのです。 この季語を集めたものが、季語集 歳時記 季寄せ などという名で 本として販売されています。 俳句は、この世界に入らないと理解できないことがいっぱいあります。
お礼
ありがとうございます。よく分かりました。