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自作スピーカについて
こんばんは。今回初めてスピーカを自作します。 初めてなので自分の中の基準を作るつもりで気軽にやる予定です。 とりあえず自己紹介します。 オーディオ機器の電気設計に携わっていることもあり、電気的な理論 はわかっております。 家で使っているコンポの音を何とかしたいと思いまずはSPからと思い ました。 気長に始めて、そのうちアンプやプレーヤにも手をつけようと考えて います。 よく聴く音楽はジャズやクラシックPOPもROCK等々あまりジャンルには こだわっていません。 好みの音質はキツイ低域よりは澄み切った中高音の伸びが好きです。 特定の周波数が耳につくよりはフラットな特性が好みです。 それではいくつか質問がありますが、よろしくお願いいたします。 (1)ユニットについて 周波数特性がフラットなフォステクスのFE-167E(AV対応)を 使用するつもりですが、FE-166Eも気になります。基本的には 1ユニットのフルレンジで可聴帯域をカバーしたいのですが 2つのユニットの特徴の違いはいかがなものでしょうか? Qが166の方が低いためレスポンスは良さそうですが、バスレフ でエンクロージャを組むことを考えると、特定の周波数が耳に つきやすいような気がします。 (2)グラスウールについて エンクロージャ内部に敷き詰めるグラスウールですが、健康上 の影響はないのでしょうか?家内やペット(犬)あとはこれから 子供もできるかもと考えると、他のたとえばフェルトなんかで 代用できないかと考えてしまいます。 (3)エンクロージャ内部の塗装について エンクロージャ内部は木の粗を残している方が、音圧の反射を分散 できるような気がしますが、経験者のHPを拝見すると塗装されている 方が大半です。内部の塗装による音の影響はどのようなものなの でしょうか? 申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
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(1)166も167も基本的には良いスピーカーなのでどちらを選んでもいいと思います。 他に165も素直な音では引けをとりません。むしろ周波数の細かな暴れが少ないのは165です。 確かにバスレフによる低音の補足が気になるかもしれませんがバックロードホーンほど顕著に現れることもありません、また後で調整もききますので大丈夫です。 もし耳が肥えているならオンケン型の両サイドスリット式をお勧めします。バスレフの難点を見事払拭してくれます。 さて、耳につく音を気になされているようですが、スピーカーの近くで耳を近づけて聞いてみてください。うるさい音がするようでしたらスピーカーそのものの歪が耳につく音を出していることがほとんどです。 これはどんなに優れた箱をもってしても最後まで消えません。 165.166.167も例外ではないです。 私の場合はこの歪を補正して使っています。 質量は多少重くなりますが聴感上はほとんど気にならないです。 以下補正方法 分割振動を抑えるための方法です。 補強材として不織布か薄手のボール紙と木工ボンドを用意します。 不織布か薄手のボール紙キャップ側を太く外周側にいくにしたがって細く細長い3角形16本×2切ります。キャップ側は太いほうがきますので重なり合わないように形を整えます。 すべて同じ大きさでないとバランスが崩れます。 ボンドをつける前に一度放射状に並べてみたください。 不織布の場合はコーンになじみますがボール紙の場合はなじみませんので予め沿うように切っておくとうまくいきます。ボール紙の場合は立てて接着しますのでうまく立つようにゲージを作っておくと良いでしょう。 ボンドを水で1.5倍に薄め不織布を浸します。すぐに出してみずきりをして置きます。 コーン紙に満遍なく薄くボンドを塗り不織布を並べます。キャップも縫ってください。 このとき厚く塗りすぎるとコーン紙が波打ちしますので気をつけてください。乾くまで絶対に触れたり音を出してはいけません。 不織布は薄いものがいいので習字の下敷きが適当かと思います。 貼り付けは表からでも裏からでもかまいません。 これで見違えるような解像度が得られます。歪も考えられないほどなくなっているはずです。 166、167の場合小さいコーンは取り去ったほうがいいと思います。 (2)グラスウールの吸音特性はご存知の通りあり一定の周波数を減衰するので周波数の暴れは避けて通れません。 フェルトも同様です。 そこで私の場合は木炭を使用しています。 特定周波数だけの減衰が非常に少なく音色がつきにくいのが特徴です。 以下吸音材の施工方法 まず炭とコーキング材をそろえます。 3Cmから5Cm位の長さをランダムに切り壁一面に貼れるだけの量を購入します。切り口は接着側は直角に、反対側は鋭角に切り落としておきます。 壁と炭の片面にコーキング剤を塗り貼り付けます。 なるべく高さがそろわないようにランダムに貼り付けます。 蓋にも貼り付けますが、BOX内の炭と干渉しあわないように気をつけてください。 これで内壁の補強と優れた吸音効果が一度にできます。 (3)内部塗装はしたほうがいいです、(2)の炭を接着をすれば塗装の手間が省けます。 他に箱の材質は張り合わせの合板が適していると思います。 補強はしっかりとしましょう。しっかりした補強は多少板厚が薄くても共鳴することが少なくなります。 長々と書きましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。 http://www.asahi-net.or.jp/~ab6s-med/NORTH/SP/ http://woodnavi.moo.jp/ http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/helmholtz.htm http://butterflysound.jp/article/enclosure.html http://puravida.cside4.jp/matsuyama/craft/enclosure.html http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h42557125
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- nokata
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No.3です。 回答文中間違いがありましたので校正させていただきます。 (2)グラスウールの吸音特性はご存知の通りあり一定の周波数を減衰するので周波数の暴れは避けて通れません。 は間違いで (2)グラスウールの吸音特性はご存知の通り、ある特定の周波数を減衰するので周波数の暴れは避けて通れません。 が正解でした。
- Yorkminster
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あまり詳しいわけではありませんが... (1) ユニットの特性を見ると、ついついスペック的に良いとされるものに目が行きがちなのですが、箱の設計1つでかなり聞こえ方が変わりますので、極端にこだわる必要はないような気がします。むしろ、個々のユニットの特性に合わせて箱を作る方が大事なのではないかと。 ちなみに、いまパソコンの脇で鳴っている自作スピーカー(8cmフルレンジ)の、ユニットのQtsは0.81もあり、1kHz~8kHzあたりにかけて明らかなピークがあるのですが、まあこれはこれで、キャラクターの1つとして許せます。 (2) グラスウールの安全性いかんに関しては、まったくの専門外なので分かりかねます。ただ、最近のスピーカーは、粗毛フェルトが主流なのではないかと思います。物理的には吸音材によって音が変わりますが、それもけっきょく設計次第なので、グラスウールでなければならない、ということはないでしょう。 なお、私の場合ですが、小品には水槽用のフィルター、ある程度の大きさのものはフェルトを使うようにしています。音質上の理由からというよりは、値段と入手性、加工の容易さからです。 (3) 内部を塗装する意味は、1つ目に機密性を上げるため、2つ目に強度を上げるため、3つ目に温度・湿度による影響を少なくするため、などがいわれているように思います。 個人的には、表面をざらつかせておいた方が音圧の分散に有利で、高音の反射がランダムになって良いような気がします(素人的な感覚ですが、管楽器の場合はこれが如実に音に影響します)。が、逆に、バックロードホーンなんかだと、内側を滑らかにすることに特別な意義があるのかも知れません(ホーンとしての動作を考えると、滑らかな円すいないしだ円すいが適しているでしょうから)。
お礼
わかりやすい情報ありがとうございました。 まずはエンクロージャを組むことから考えて、 吸音材や内部塗装は試しながら進めようと思います。
- iBook 2001(@iBook-2001)
- ベストアンサー率48% (4208/8739)
フルレンジのスピーカー いいですねぇ♪ まずは 作って聞いて 改造 って言うのが私の楽しみ方なので、とりあえず 作ってみてください。 (1) FE167E,FE166Eはまだ未経験ですが、前身のFE163,FE164,は経験有ります。 箱の状況によるのはもちろんですが、多分聞きやすさで167(悪く言えば聞き流し) 高解像度で166(Qが低いのでダンピングが強い)はオーバーダンピングのため低域が不足しがち (2) グラスウールは入手のしやすさ、コスト対効果では良い物でしょうけれど、触るとガラスなのでチクチク刺さります。箱の中に入ってしまえば触れる事もないので アスベストのような健康被害は多分問題有りませんが、私なら制作時に痛いのでフェルトやミクロンウールなどをおすすめ (3) 箱の材質により かなり影響があると思いますが、私の経験では 板の響きを「固くしたい」場合は塗装は必要です。 逆に柔らかい素材でも、その響きを求めると内部塗装は×ですね。 内部塗装していなくて後悔したのは10年以上たってから、虫食いでボロボロになった箱でした。 箱の素材にMDFをお使いなら 絶対内側も塗装される事をおすすめしますが、ステレオなら2本なので 塗装を1本、未塗装借り組1本で聞き比べてみると面白いとおもいます。
お礼
アドバイスありがとうございました。 まずは気軽に作ってみるのが良いですね。 私もミクロンウールを使ってみようと思います。
お礼
詳しい情報ありがとうございました。 参考にさせていただきます。 木炭は意外ですが、細かい目や形状を考えると効果がありそう ですね。