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原爆投下で良かった面
どんな物事にもいろいろな面があります。 いい面も悪い面もどちらでもないものもあります。 もちろん、いい所しか、悪いところしかみたくない物事もあるでしょう。 ここで質問です。 悪いところばかりが強調される原爆投下ですが、 いい面はありますか? 例えば 本土決戦が無くなり米兵と日本兵お互いの被害が減少したこと。 圧倒的な破壊力で侵略戦争の野望を打ち砕いた世界平和への貢献。 水に流すという日本の風習にあるように雨で日本の悪い心を洗い流し今の平和主義で穏やかな国を作ってくれたこと。 などです。 いい面が他にあればいろいろ教えてください。
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- buchi-dog
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昭和天皇が、いわゆる「ポツダム宣言受諾の聖断」を行なった際に「敵は残虐な兵器を使用して我が臣民を大量に殺傷するに至った。自分の身はどうなっても良いから臣民を救いたい」と述べたと記録されています。また、終戦の詔書の中にも、原子爆弾の使用に言及した箇所があります。 http://www.chukai.ne.jp/~masago/syuusen.html No1さんの言われるとおり、「最後は満洲に天皇陛下をお移しして抗戦」という動きも陸軍の一部にはあったようで、「ソ連参戦」が日本の継戦意思を大きく挫いたことは確かですが、「2発の原爆とその想像を絶する破壊力が日本の継戦意思を挫き、結果としてポツダム宣言受諾による本土決戦回避が実現できた」事実も確かにあると考えます。 本土決戦が行なわれれば、日本の多くの地域が沖縄のような地獄と化し、甚大な損害を出した米軍の占領政策は現実のものより遥かに厳しくなったでしょう。地上戦による国富の破壊は、B29による都市空襲とは比べ物にならない規模となり、戦後の日本の復興も遥かに困難になったでしょう。非戦闘員を含む日本人の人命損失も「算定不能」です。 そして、ソ連軍は樺太経由での北海道侵攻を準備していました。8月中旬のポツダム宣言受諾はギリギリのタイミングで、樺太の日本軍の犠牲的な奮戦がなければ、昭和20年8月の下旬に北海道にソ連軍が上陸していた可能性が十分あったのが「史実」です。その場合、満洲や北朝鮮同様に「ソ連兵による無制限の略奪暴行」が北海道で行なわれたことになります。ソ連は「北海道の北半分の占領」をアメリカに求めていましたが、日本軍の抵抗が弱ければ当然北海道全島の占領を目指したはずです。 そして、本土決戦が長引けば、東北地方や北陸地方にもソ連が侵攻し、徹底した略奪暴行が行なわれた上で、38度戦のような「米ソ境界線」が本州のどこかに引かれたでしょう。ソ連占領地域には、ソ連の傀儡となる某日本人が独裁権力を振るう「日本人民民主主義共和国」が成立し、北朝鮮のような永遠の飢餓と恐怖政治が現在まで続いているかもしれません。 また、 「日本人ですか?広島、長崎の原爆資料館へ行きましたか?世界で唯一被爆国なんです」 などという意見は、昭和20年以前の軍国日本の「聖戦に協力しない者は非国民」というのと同類の「批判を許さず、思考停止を求める」思考ですよ。
- parts
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う~んとうなるような質問ですね。直接の答えはほとんどありません。 考え方を書きます。 「本土決戦が無くなり米兵と日本兵お互いの被害が減少したこと。」 は、何を参考にそうなるのでしょうか?いやそれは決してあり得ないことではないが、米国が流したこの話を鵜呑みにするものでもない。 そもそも、米国が兵器を使った本当の理由は、上記の理由ではなく今後のソ連との二大大国の軋轢を意識したものだったというのは、今ではお馴染み。 そして、その一つのインパクトとして核を二発使った。しかも、実験的意味合いが丸見えで、2種類のウラン型(リトルボーイ)とプルトニウム型(ファットマン)というタイプだった。この時点で用意周到さが伺えます。 尚、これを使わなければ流れから考えると、ソ連軍が本土に入ってきたでしょうから、北海道はロシア領になっていた可能性は極めて高い(現実に発生したわけではないため絶対ではない)。 ただ、原爆並の死者がでたかどうかは分からないでしょう。理由こそいろいろあるが、実際にはたまたまの結果が現在の歴史になります。平和という点で見る場合は、本来戦争は戦勝国も敗戦国も本来は戦争をしない被害を減すという点での反省点しかないはずですからね。 「野望を打ち砕いた世界平和への貢献」「雨で日本の悪い心を洗い流し今の平和主義で穏やかな国を作ってくれたこと」 まあ、戦勝国からすればそういえるが、野望のために核を使ったと考えることもできる。世界平和になったかどうかというと、実際には過去から今までの時間軸は一つですから、他の例はない。それらを一つ一つ見ればも悪くも良くもなる。分かりやすく言えば、1秒に2択が1回現れるとすれば、62年で数十億回あることになる。それだけ枝分かれすれば、もっと正しい方向もあったという言い方もできるのではないか。もちろん、これより悪い例も多々出てきます。 要は良い悪いは程度と自分の立場の問題であり、兵器に関して言えば自分が攻撃される立場なら決して良い物にはなり得ません。攻撃する側に見れば攻撃は最大の防御であり良い物になります。それだけです。後は、そこに理由をどのように付けるかの問題に過ぎず基本は戦勝国が決めることです。それは、そのときの現実や世論の反応を見て付けられる。 良い面を誰もが考え始めその良い面が大きかったと考えるようになれば、最終的には同じ事例があれば兵器は使っても良い兵器になります。理由は簡単で使わなかった場合には、前例が良かったことからこれより良いパターンは少なくより最悪のパターンは必ずあると信じるからです。これは、クラスター爆弾、鉄砲、ミサイルなどでも言えます。唯一の被爆国では最近肯定論が多いが、これが増えると議論であっても決して良い結果にはならないでしょう。 まあ、兵器を持っていて良かったと思うことがあるとすれば人間が未知の生命体と戦うときぐらいではないかな? 人間や地球の生き物が人間以外の餌食になるなら、団結して戦うでしょう。しかし、その前に人間同士が争い疲弊し、そこに侵略者が来れば早々に滅びる可能性が高まります。 平和になった今、日本ではこういう論議もできるが、それはあくまで自分がその場にいないという条件でのみ言えること。自分が犠牲者になる前提や被害を受けた前提で考えると・・・。兵器は、良いで議論すればするほど同じ兵器の犠牲者になる可能性が高まることを意味します。多くの人がそれに納得すればするほど世論は兵器容認に向かうため、その兵器の使用できる可能性は高まり、同じように自分に向けて使われる可能性も同様に高まります。 いかがでしょう?個人的には、良い一面はする側の名目とされた側の妥協点(最終的にもしもっと悪ければこうなったという想像が生むもの)になるというだけです。現実は一つであり、納得するかしないかの問題だけで決して本当に良かったとは言えないのですよ。納得できなくても良いなら、きっとたくさんあるはずですよ。
- agboy
- ベストアンサー率29% (93/317)
自省の意味も含めて… 質問文に省略されている、 >いい面はありますか? とは、『現在を生きている私達日本人にとって』という主語が欠落していると思います。 その推測で答えるならば、 『無い』 でしょうね。 また、唯一の被爆国であるという立場も、国家として、 『洗い流して』アピールしていないな、と思っています。
- wsws
- ベストアンサー率9% (256/2568)
大本営で騙されていた好戦的日本人に負けを植え付けました。 完全に負けを悟りました。 アメリカの怖さを刷り込みました。 原爆が無ければ騙されたと気付いた一部が天皇他の金持ちに暴動を起こしたでしょう。 金持ちが優遇される社会になりました。 反対派学生運動世代で終了です。
- yamanekotama
- ベストアンサー率18% (269/1462)
日本人ですか? 広島、長崎の原爆資料館へ行きましたか? 世界で唯一被爆国なんです。
- qaz_qwerty_me
- ベストアンサー率19% (214/1115)
戦時中という事を考慮しても・・・無差別に10万単位の人間を一瞬で殺戮する兵器の使用に『良かった面』などないと思います。 > 本土決戦が無くなり米兵と日本兵お互いの被害が減少したこと。 > 圧倒的な破壊力で侵略戦争の野望を打ち砕いた世界平和への貢献。 こんなことは勝者の論理であって『圧倒的な破壊力で侵略戦争』など戦後に行った大気圏での原爆実験を見れば どんなに鈍感な人間でも恐怖すると思います。 無理やり『良かった面?』を書くなら・・・人体実験を行って非人道的兵器かという事を全世界に見せたことでは?
- BakaBombbb
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核兵器がどんなに深刻な被害をもたらすかということがある程度分った。 広島、長崎が無かったなら、本格的な核戦争が起こっていたかもしれない。 したがって、広島、長崎の犠牲者が身をもってそれを防いでいるといえるだろう。
- harepanda
- ベストアンサー率30% (760/2474)
>>本土決戦が無くなり米兵と日本兵お互いの被害が減少したこと。 これはアメリカ人だけでなく、日本人の間にも広まっている誤解です。 日本が降伏を決めたのは、原爆を落とされたからではなく、ソ連が日ソ中立条約を破って、満州国に侵入してきたからです。日本の軍部は、長崎に原爆が落とされても、まだ本土決戦をする気でいたのです。 >>圧倒的な破壊力で侵略戦争の野望を打ち砕いた世界平和への貢献。 マッカーサーは朝鮮戦争で原爆を使うべきだと主張してましたから、何の貢献にもなってません。 >>水に流すという日本の風習にあるように雨で日本の悪い心を洗い流し今の平和主義で穏やかな国を作ってくれたこと。 これは、ある意味あたってますが、同時に、日本人が行った他国民への悪事への反省も忘れ去っている気がします。
補足
早々、回答を頂きありがとうございました。 最大の戦争被害者は日本人であるという被害者意識を強めたというマイナス面もあるということですか。