- ベストアンサー
1H-NMR はなぜ加成性がなりたつのか?
Longifoleneの回答
- Longifolene
- ベストアンサー率52% (39/74)
非常に単純な理由によります。 NMRのモル吸収係数εが非常に小さいためです。 このとき 吸収量=I0-I0×10^(-εCl)≒2.303I0εCl ですから、濃度Cに比例します。
関連するQ&A
- ステアリン酸のNMR
市販のステアリン酸の1H-NMRを測定したのですが、α位の水素とΒ位の水素のピークが各々水素比H=2で出現しているのにもかかわらずエチレン鎖の水素比はαとΒを加えたH=34で出現しました。α位の水素とΒ位の水素のピークは各々固有のppmとは別にエチレン鎖のところにも同じ水素比で出現するものなんでしょうか?
- ベストアンサー
- 化学
- 1H-NMRについて
酵素の反応機構を調べるために、1H-NMRを使用しました。基質はグルコサミン6量体です。β-1,4-グリコシド結合しています。調べたいのはグリコシド結合が切断され形成されるα型、およびβ型アノマーの検出です。 データとして得られたピークは、H1:4.7~4.8ppm、H1α:5.43ppm、H1β:4.87ppmです。 質問は、 (1)この1H-NMR解析では、化合物の全水素を検出しているのか。(上記ppm範囲で) C1炭素に結合している水素のみを検出しているのか。 (2)表記に使用している「H1」の「1」は、C1炭素に結合しているものを表わしているのか。 (3)C1炭素には水素基以外に水酸基もあるが、水酸基由来の水素も検出されているのか。 イマイチ内容がまとまりませんが、これ以外にも1H-NMRについて初歩的なことからわかる範囲でお教えください。お願いします。
- ベストアンサー
- 生物学
- NMRについての質問
こんにちは。真空中の理想的な条件下で、水素原子(H)と水素イオン(H+、H-)の三種類の1H-NMRスペクトルを測定したとき、なぜ化学シフトが低磁場から順にH+、H、H-の順番でピークが出てくるのか、原理がよくわかりません。そもそもH-というのは何でしょうか?水素を無理やり陰イオンにしたということでしょうか?? 初歩的な質問で恐縮ですが、初心者にもわかるようにくだいて教えていただければ有難いです。ぜひ、お願い致します。
- ベストアンサー
- 化学
- 1H-NMRスペクトルの見方
1H-NMRスペクトルの見方 大学の構造分析学の課題で、1H-NMRスペクトルのチャートと分子式を見て、化合物の構造を決定する問題が出されたのですが、訳わからないので協力してください>< まず、一つのピークに※が付いているのですが、これはどういう意味でしょうか?すべての問いで必ず、一つのピークに※が付いているので、溶媒由来のピークだと思うのですが、合ってますか?課題の出し方がいい加減で問題文すらなくチャートと分子式が書いてあるだけで、記号の意味の補足などはなくどういう意図で※をつけたのかわかりません。私が調べた限りでは、溶媒由来のピークに※をつける習慣はないように思うのですが、そういう習慣があるのでしょうか? 問いは、C5H12Oという分子式が与えられていて、チャートは0.8ppm付近に3重線のピーク、1.4ppm付近に5重線のピーク、1.8ppm付近に※が付いたピーク、3.3ppm付近にmと記号のついたピークが出ています。積分値は高磁場から順におよそ4:2:1:1くらいです(目分量なんであんまりあてにならないと思います。実際この比じゃ答え出ないし)。 チャートを見ると、※がついたピークを溶媒由来のピークとするなら、化学的に非等価なHは三種類存在していると思うのですが、この分子式でそういう構造は可能でしょうか?私は見つけられなかったのですが、気づいた方がいたら教えてください。よろしくお願いします。まとまりがない文章ですみません。
- 締切済み
- 科学
- NMRについて
NMRについていくつかの疑問があるので、質問したいと思います。 (1)原子核の周りには電子が周っていますよね??この電子はNMRの測定において無視できるのでしょうか? (2)スピン量子数が0とは、どういったことなのでしょうか??核がスピンしていないということでいいのでしょうか? (3)核磁気モーメントを静磁場中におくと、なぜラーモアの歳差運動をするのでしょうか?また静磁場でなかった場合は歳差運動はしないのでしょうか? (4)外部磁場とはどのようにして当てるのでしょうか?やはり、コイルに交流電流を流して振動磁場を発生させ、この振動磁場が外部磁場のことなのでしょうか? (5)NMRでは有機化合物ではなく、無機化合物も測定できます(スピン量子数によりますが・・・)が、実際に無機で測定されている化合物はあるのでしょうか? (6)最終的にν=ω/2π=γB/2πまたはω=γB(ω:角速度 B:外部磁場の強さ γ:核磁気回転比)といった式がでますが、何を言いたいのでしょうか? 質問が多くて誠に申し訳ございませんが・・・1つでもわかる方がいらっしゃいましたら、よろしくお願い致します。
- ベストアンサー
- 化学
- NMR概要について
NMRの概要に↓のような説明があるのですが。いくつかの疑問があります。 「磁場のなかにおいた試料に電磁波を照射させると、試料中の原子核がその特性に応じて異なるエネルギー状態を生じる。核磁気共鳴分光法とは、このエネルギー差に相当する電磁波を与えたときに起こる共鳴吸収を観測し記録する方法である。NMR法は有機化合物の構造決定や医療分野ではMRIなどとして応用されている。」 とあるのですが (1)その特性といいますのは、要は何なのでしょうか??核スピンのエネルギー吸収、放出過程のことなのでしょうか? (2)共鳴吸収とは何かよくわからないのですが・・? 例えばHの核が周ってたとして、それによって周波数が生じる。←これと外部磁場からのパルス?がどうなるとNMRが観測できるのでしょうか? (3)NMRは有機化合物やMRIには利用されないのでしょうか?? まことに恐縮ながら、一つでもわかる方がいらしたら教えて頂けるとありがたいです。よろしくお願いいたします。
- ベストアンサー
- 化学
- このNMRが示す物質は?
今NMRを基礎から学習しているのですが、図書館の資料集の中で一つだけ構造が分からなかったんです。 分子式はC4H6Cl2O2で、プロトンNMRのスペクトルが、7.3ppmに弱いシングレットが、6.0ppmにシングレットが、4.2ppmにカルテットが、1.4ppmにトリプレットが見えました。7.3ppmは溶媒のピークだと思うんですが、強度比は、目算ですが、低磁場側から1:2:3くらいです。 考えたのが、1ppm付近のトリプレットがメチル基で、4ppm付近のが-CHCl-の吸収で、6ppmのシングレットはC=CHかなと思ったんですが、それだとどうしてもOを使いきれません…この6ppm付近の比較的強いピークは何なんでしょうか?
- ベストアンサー
- 化学
- 質量、NMRスペクトルで...。
どちらなのでしょう・・・? H O | || (1) CH3-CH2-N- C-CH3 O H || | (2) CH3-CH2-C- N-CH3 質量スペクトルによると分子量30のシグナルが大きく出ています。だから一見、NH-CH3の部分は30だから(2)かなとも思えます。。。 しかし、プロトンNMRスペクトルをみるとCH2の隣の原子についている水素の数が4つなのです。そうなると(1)の方が当てはまります。 どちらのスペクトルを優先してみた方がよいのでしょうか?
- ベストアンサー
- 化学
補足
ご回答ありがとうございます。すみませんが ε は無関係ではないでしょうか? 吸収率 K が非常に小さいから,というのでしたら理解できるのですが…。私なりに式を解くきますと,例えば,吸収率を K,透過率を T,吸光度を A とおくと, K + T = 1 A = -log T = ε c l となり,この式から c と K との関係を導出すると, ε c l = -log ( 1 - K ) となります。ここで対数のテイラー級数展開を用いると, ε c l * ln 10 = -ln ( 1 - K ) = K + K^2/2 + K^3/3 + K^4/4 + ... となり,すなわち吸収率 K が十分に小さいときは,c と K との間に線形性があることが導かれます。 この式の導出自体には全く疑問はないのですが,果たして現実はどうなんでしょうか? NMR の場合もやはりランベルト=ベールの式が成立しており,しかし K が小さいために近似的に取り扱っているだけなのでしょうか? 少なくとも,私はこのような記述を読んだことはありませんし,聞いたこともないのです。