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NMR概要について

NMRの概要に↓のような説明があるのですが。いくつかの疑問があります。 「磁場のなかにおいた試料に電磁波を照射させると、試料中の原子核がその特性に応じて異なるエネルギー状態を生じる。核磁気共鳴分光法とは、このエネルギー差に相当する電磁波を与えたときに起こる共鳴吸収を観測し記録する方法である。NMR法は有機化合物の構造決定や医療分野ではMRIなどとして応用されている。」 とあるのですが (1)その特性といいますのは、要は何なのでしょうか??核スピンのエネルギー吸収、放出過程のことなのでしょうか? (2)共鳴吸収とは何かよくわからないのですが・・? 例えばHの核が周ってたとして、それによって周波数が生じる。←これと外部磁場からのパルス?がどうなるとNMRが観測できるのでしょうか? (3)NMRは有機化合物やMRIには利用されないのでしょうか?? まことに恐縮ながら、一つでもわかる方がいらしたら教えて頂けるとありがたいです。よろしくお願いいたします。

  • 化学
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質問者が選んだベストアンサー

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  • piyoco123
  • ベストアンサー率15% (124/794)
回答No.2

(1)核スピンです。核スピンが0のものは磁場中でも変化しませんし、 核スピンが1以上のものは非球形の電荷分布を取るために+1/2のものしか実質は測定できません。 (2)URLを参照して下さい。 (3)無機化合物や固体試料の解析の他にも、 有機物ですがポリマーやDNAやたんぱく質の構造解析や運動性を調べる際に使われています。

参考URL:
http://kuchem.kyoto-u.ac.jp/bun/FAQ/Whats_FID.html
tolmes
質問者

お礼

返信が遅れてしまい、申し訳ございません。。。 ありがとうございます。大変参考になりました。

その他の回答 (1)

  • ashogo
  • ベストアンサー率19% (11/56)
回答No.1

(2) 例えば、同じ周波数を持つ「音叉」2つを考えます。 一方を鳴らしたときに、もう一方も共鳴して振動しますよね? これが水素の原子核でも起こるのです。 水素の周波数にあった外部パルスを照射すると、それに共鳴し、同じ周波数の信号を放出します。 (3) MRIはまさにNMR現象を利用した画像です。 Nという用語は日本語にすると「核」という言葉で、 核兵器をイメージしてしまう日本人にはあまりよくないとされているため、Nを除いたMRI(magnetic resonance imaging)という用語が用いられています。

tolmes
質問者

補足

ありがとうございます!! 私の質問の(3)について、誤りがありました。。。 (3)NMRは有機化合物やMRI以外には利用されないのでしょうか??他には利用できないのでしょうか?

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