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本能行動とその成立機構
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- suiran2
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本能行動は条件刺激(鍵刺激)により生じる生得的な反射行動の連続です。 何方の研究か忘れましたが,ミツバチで蛹になることが出来ず死んだ幼虫を捨てる行動が,2種の遺伝子による2種の反射行動の連続であることが明らかにされました。(1)死んだ幼虫の臭いが刺激となり,育房の蓋を開ける行動。(2)蓋の開いた育房の死んだ幼虫が刺激となり,それを捨てる行動。 (1)のみ行う個体,(2)のみ行う個体,(1)も(2)も行わない個体を人工的に作ることが出来ます。これは本能行動の成立機構を推測させるものです。(1)のみの個体と(2)のみの個体だけでは意味のないことですが,別に害があるわけではありません。ですから負の淘汰圧は働かないでしょう。(1)と(2)の両個体を持てばその群れは当然正の淘汰を受けます。いずれ(1)(2)共に行う個体が増える事が予想されます。
- ruehas
- ベストアンサー率68% (816/1194)
こんにちは。 「本能行動」といいますのは生得的に定められた複数の「反射」が順序良く組み立てられることによって特定の目的が達成されるというものです。ですが、これは「無条件反射」ですので、刺激が与えられれば反応は必ず発生してしまいます。ですから、これでは状況に応じて適切な目的を達成するということができません。このため、本能行動といいますのは「生得的な反応規準(内的要因)」と「環境からの刺激(外的要因)」という、必ずや二つ以上の条件によってコントロールされています。つまり、このような「内的要因」と「外的要因」の両方が揃わなければ、遺伝的に定められた反応だけでは本能行動は成立しないということです。 従いまして、本能行動の成立を説明しようとするならば、質問者さんが既にお調べになった生得的行動の特徴などを「内的要因」とし、これに対して環境や刺激といった「外的要因」との関係を整理してゆけば良いということになると思います。
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お礼
ありがとうございます。これを元に少し書いてみたいと思います^^