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台風の中で水爆
ふと思ったのですが、台風の中心で15メガトン級の水爆を爆発させたら、台風は消滅しますか?
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台風の規模にもよりますが、気象庁で言う中型で並の規模の台風を消滅させるのには、50Mt以上の水爆が必要だそうです。 真剣に日本の気象学者が研究し、アメリカに「台風の中心に水爆を落してくれ」と頼んだ事があったそうです。 ですが、アメリカでは放射能の恐ろしさを知っていた為、やりませんでした。 台風の中心にかりに50Mtの水爆を起爆させた場合・・・、 熱の発生→大気の膨張→気圧の低下→上昇気流の発生→台風の勢力強化 となってしまいます。 水爆のエネルギーの指向性(エネルギーの伝わる方向)を考えると、台風の中心よりもむしろ外周に、50Mt分の小型の水爆を分配配置し、さらには暖気流の流入の阻止などを計算に入れるなければなりません。 ですが実際は、水爆のエネルギーの大半が、台風消滅より別の方向に拡散するので、さらに大量の水爆が必要になると思います。 要は、台風中心と、周囲の気圧が平衡すれば、台風は一時的に消滅しますが、海面から熱、水蒸気を供給されたら、再発生するかも・・・。 やっぱり放射能被害の方が、台風被害より恐ろしいでしょう。
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もし台風が風洞内で作られるような整然とした渦であるのであれば可能かもしれませんが、実際には乱流の発生がいたるところにあり、単純に消滅には至らないでしょう。また水爆の発生する熱エネルギーが強力な上昇気流を生み出し更なる、巨大台風を生み出すきっかけを作ってしまうかも知れませんね。
お礼
やはり、台風の勢力を強くしてしまうのですね。なるほど・・・ ご回答ありがとうございます。
昔読んだ本に台風を原爆(水爆)で消滅させようとすると、 ヒロシマ型原爆の数百個分のエネルギーが必要だとかかれていました(これだけの量の放射性物質が大気中に放出されたら人類は終わりですね)、 大き目の積乱雲ひとつで原爆と同じくらいのエネルギーを持っているとも聞きました、 またアメリカでハリケーンにドライアイスを投入して勢力を弱める実験も、 かえって勢力を高めるという結果に終わったそうです、 可能性としてはヨウ化銀の微粉末を雨滴の核として雨を洋上で降らせて勢力を落としてしまう事ですが、 これをしてしまうと年間降水量が激減して各地で深刻な水不足を招く事になると思います。
- oyan
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台風の中心で大規模な爆発を人為的に発生させ、台風を消滅させるという計画は、昭和40年代ごろ、一般に知られるようになりました。 戦後~昭和30年代にかけて、室戸台風とか伊勢湾台風で、数千人単位の死者が発生する台風が相次いだことも背景にあるようです。 当時の技術でも、爆発による台風消滅は可能であった、と聞きます。しかしながら、台風は消滅してもその代わりに地球規模でどのような災害が発生するか予想がつかない、というような理由でこの計画は実現しなかった、と聞きます。 台風は、われわれ人間から見れば災害をもたらす疫病神みたいなものですが、地球という生命体からみると、赤道付近に蓄積されたエネルギー(太陽熱)を温帯へと運ぶ循環の一部です。 このエネルギーの循環を断ち切ることで、赤道付近のエネルギー量は上がる一方になります。結果、人類がかつて経験したことのない超・超大型台風が発生するかもしれませんね。 水が高いところから低いところへ流れるのが当たり前のように、エネルギーも高いところから低いところへと流れるのです。 台風は困りますが、地球という「いのち」の活動でもあるんですね。
- mtt
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それだけのものなら可能でしょう。 しかし、水爆をつかわなくともそれを作るお金で氷を作り、氷ツブにして上空か ら降りかけるだけでも台風はかなり衰えます。 こちらのほうが環境にやさしい。 諸外国からの反感も少ない。
お礼
氷つぶを上空から降りかける、と言うことは冷やせば台風の勢力が衰えるのですね。 はじめて知りました。ありがとうございます。
お礼
「台風の中心に水爆を落してくれ」? ?!?!そんな事を言ったんですか!トホホホ・・・・・(日本人) やはり自然の力はすごいのですね。水爆をもってしても消滅できないなんて、 どこかで見た、台風1つで水爆100コ分のエネルギーというのは本当なんですね。 ん? 熱の発生→・・・・・→台風の勢力強化→+放射能・・・ あ!!!しまった、とんでもない物を発明してしまった。名付けて<核台風> これが日本を直撃したら沖縄から北海道にかけて放射能の嵐がふきまくって、とんでもない事になってしまいそうですね! 話がそれてすいません。詳しいご回答ありがとうございました。