• 締切済み

言語学で語末閉鎖音の聞き取りについて調べてるのですが

アメリカ英語などは特に、文末では閉鎖音の開放が行われないことがよくあります。要するに閉鎖の構えだけで打ち切られるということでしょうか。たとえば、英語で It's a cat. It's a cap という2つの文があったとします。ネイティブの人はcatとcapの語尾はほぼ発音せず、両方とも日本人の耳には「イッツァキャッ」としか聞こえません。 ところが、英語のネイティブの人はcatとcapにおける語末閉鎖音の違いを聞き取ることが出来るらしいです。 これは英語を母語としない人にとってはかなり訓練が必要だそうですが、本当にこれを聞き取ることができるのでしょうか? そもそもどうやって聞き取っているのかが不思議です。 この話題に関して詳しく知りたいので是非教えていただきたく思います、参考資料とかあったらURLも教えてください、お願いします。

みんなの回答

  • mide
  • ベストアンサー率44% (333/745)
回答No.6

閉鎖音が開放されなくてもフォルマントの変化があるというのはすでに回答されているとおりですが、ちょっと実験として [ap] [at] [ak] を開放しない閉鎖音で発音し、録音して逆回しで聞いてみてください。昔はテープレコーダーでしたが、今ならパソコンの何かのソフトでできるのではないかと思います。逆回しに再生すると、これらはだいたい [pa] [ta] [ka] に近く聞こえます。フォルマントの変化からも分かりますが、母音から(開放しない)閉鎖音への移行は閉鎖音の開放から母音への移行とだいたい逆の変化になっているからです。 音声の聞き取りはスペクトルの変化を認知しているわけですから、逆回し再生でこれらを聞き分けられたということは、元の開放しない閉鎖音であっても耳は音声スペクトルの変化を聞き取れるということであり、それを別の音として認識することは、練習すれば可能です。 というわけで開放しない閉鎖音が聞き取れるのはそれほど不思議なことではありません。やってみてください。

回答No.5

スペクトログラフという音声分析器のデータ(スペクトログラム)を 見ないとわかりにくいですね。このデータは、出版されたもので ないとそろっていないように思います。 私のこの関係の蔵書の一部を紹介しますと次の通りです。 ・「新版 音声学入門」 M.シュービゲル著 大修館 ・ 「言語学コース 」   小泉 保 著     大修館 参考URL ですが、ANo.4 の時点で探したんですが、いいのが なくて、再度探し英語で少しかすっているのがありました。 http://www-rohan.sdsu.edu/~ling354/voice-recognition.html ↑のスクロールして、真ん中あたりに spectrograms に ' bab, dad, gag ' のデータがあります。 http://sp.cis.iwate-u.ac.jp/sp/jp/phonetics.html ↑Fundamentals of Experimental Phonetics

回答No.4

一般人ですが、音声学の学習経験があります。 発音されない語末閉鎖音ですが、聞き分けられます。 ベトナム語・タイ語・中国語のいくつかの方言などで普通に使ってます。 発音されないのに、なぜ聞き分けられるか といいますと、口が子音に 変化する時、直前の母音がそれに合わせて変化するからです。 具体的にいうと、声帯からでた音が口の形によって共鳴周波数が違い 母音を発音し分けます。その共鳴周波数は、複数あってその組み合わ せです。その特徴的な周波数を低い方から、第一フォルマント(F1)・ 第二フォルマント(F2)・・といっています。第四フォルマントなどは、 個人の声質とか言われていて、言語として重要なのは、F1, F2 です。 ここで聞き分け方を書きます。 (1) 母音から p に移る時、 F2 が低く変化します。 (2) 母音から t に移る時、 F2 が一定周波数になります。 (3) 母音から k に移る時、 F2 が高く変化します。 つまり、母音の子音に移る直前の変化で子音が聞こえなくてもこれらの 子音が判別できます。 日本語だけでも、この聞きわけを使っている人がいます。カルタの名人 クラスです。2文字めを発音する前の1文字目の最後の音の変化で、 2文字目の子音(+母音)を判別してすばやく札を取っています。 なお、あるアジア圏の語末閉鎖音を発音しないというのは、フランス語の 影響というのは、違います。フランス語は、語末子音を英語よりもはっきり 発音します。かすかに母音をそえるくらいで「カトリーヌ」など [n] が[ン]で はなく「ヌ」と聞こえるくらいに。母語がそういう発音なのです。 余談ですが、デンマーク語では、声門閉鎖音という全く音のない発音が あります。これも聞き分けられるとわかるのですが、前の音を止めるだけで はなく、余韻をなくす発音をするのです。

Alicegame
質問者

お礼

Thanks

Alicegame
質問者

補足

なるほど、フォルマントという用語は初めて耳にしました、参考になります。 お詳しいようですが、よろしければ詳細が書かれてある参考URLなどあれば貼ってもらえませんでしょうか?

回答No.3

言語学は Piedpiping さんが詳しいですが、波形が違うはずです。F1からF6でしたか、それでググルとよろしいかと思います。 韓国語、広東語でも閉鎖音の開放しない語尾があります。中国語では消滅しました。日本語も昔漢字を輸入したのでその痕跡を発音の違いとして残しています(入声)。 私は英語の聞き取り訓練で開放しない閉鎖音で苦労した覚えはありません。むしろLとRの違いはかなり苦労しました。普通名詞は文脈でわかるのですが固有名詞になるとしんどかったです。

回答No.2

>アメリカ英語などは特に、文末では閉鎖音の開放が行われないことがよくあります。 朝鮮語(韓国語)の場合はもっと徹底していて、 kap, kat, kak の末尾子音は解放されません。しかし違いは聞き取れます。 実際に機械にかけてみるとよく分かるのですが、波長が全く異なります。 >そもそもどうやって聞き取っているのかが不思議です。 全く違う音なのですから、聞き取れない方が不思議です。 th と s、r と l みたいなものでしょうか。 聞き取れない、分からないといっていないで、よく耳を傾けてください。 幸いなことに、この練習は簡単です。 発音自体は日本人でもできますから、誰かに口を隠して「tap, tat, tack」と言ってもらうのです。 案ずるよりも産むが易し、5分もすれば聞き取れるようになりますよ。

回答No.1

アメリカに38年半住んでいる者です。 私なりに書かせてくださいね。 裏わざとかコツと言うというと語弊があるので使うのはやめておきますが、どういう風にしているのかのいくつかを書いてみますね。 まず、これは日本の英語教育での大きな問題となっているわけですが、英語は言葉なのです。 言葉と言うことはこの文章ひとつでは使われない、と言うことです。 と言うことは話題と言うものがあるはずですね。 それによって、Catのことを言っているのか、Capのことを言っているのか判断できますね。 また、聞き取る、と言う状況の中に相手が目の前にいるときもあるわけですね。 そして、聞こえないかもしれないけど本人はその単語を言っているという意識があるために「発音」はしているのです。 「ったく、もう!!」と日本語で言ったとき、はじめの「ま」は聞こえないし発音もしていませんね。 そう言う発音の仕方をこのCatやCapではしていないのです。 発音はしている、のです。 音が聞こえないかもしれない、と言うレベルなのです。 発音していると言う意思があるわけですから、いくらかの発音の「口による動作」があるのです。 catの場合は口が開いたままですね。 Capの場合は唇が合わさります。 つまり音は聞こえないかもしれないけど口元では変化がおきているのです。 つまり、視覚的にもTとPは大きな違いがあるわけです。 つまり、聞こえなくても発音していると言うことを知らないで、両方ともキャッに聞こえるからといってキャッとこの文章を発音することは問題がある英語力だともいえるのです。 私の知っているアジア圏の人(日本人ではなく)はこれらのTやPをフランス語の影響で発音しません。 しようともしないのですね。 その人としゃべるときは「疲れます」<g> なぜなら、I have a caで終わってしまうわけですから、何を言いたいのかは話題のかなから「推測」しなければならないわけです。 初めては何を言っているのか分かりませんでした。 <g> つまり、この人のしゃべり方でも、普通のアメリカ人のしゃべり方でも、軽すぎる!!と言うくらい軽く発音する人でも、聞き取るのであれはなく、「理解しようとする」と言うことをするわけです。 日本人でもこの努力は必ず日本語でもしているはずです。 英語は言葉なんだ、と言う視点から書かせてもらいました。 これでいかがでしょうか? 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。 

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