• ベストアンサー

比表面積

今、比表面積から粒径を計算しようとしています。 いろいろ調べると、d=6/(ρ×S)という計算式がでてきました。 この式の理論的説明がつきません。 なんで6がいるんでしょうか? 参考URLとかあればお願いします。

  • 化学
  • 回答数2
  • ありがとう数1

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • jamf0421
  • ベストアンサー率63% (448/702)
回答No.2

>>それは貴金属粒子などが担体上に微粒子で分散しているとき >>などに行われ>た古典的計算ですね。カーボンの比表面積をBET >>で図ったなどというときに>は適用できないことはご承知と思い >>ます。 >とありますが、d=6/(ρ×S)という式は、全ての粒子に適用で >きるわけではないのですか? 式は、球とか、立方体の形状をしたものの表面積が測れたときに、その粒子の大きさを評価するものです。従って粒子から構成され、その粒子の表面積がはかれれば、適用できます。 カーボンなどは、表面に細孔があり、BET法のように窒素の物理吸着で比表面積をはかると、その細孔の内側の壁の面積の寄与がかなり大きいことになります。カーボンが球に近い粒子から構成されている訳ではないので、上の式でカーボンの粒子の評価はできません。 同様に、Pt Blackなどの金属粉のBETを測り、これでPtの粒子径が評価できるかというと無理があります。金属粉といいましても単純な、球とか立方体の粒子の集合体ではありません。凹凸を持った金属の表面積を評価したことになります。 水素ガスなど、担持貴金属、担持Niの微粒子が担持されたときに、金属表面にだけ選択的に吸着し、担体には吸着しない(無視できる)ガスの化学吸着をつかって金属の比表面積を出し、これから粒子の大きさを推定するのが上記の式です。

その他の回答 (1)

  • jamf0421
  • ベストアンサー率63% (448/702)
回答No.1

それは貴金属粒子などが担体上に微粒子で分散しているときなどに行われた古典的計算ですね。カーボンの比表面積をBETで図ったなどというときには適用できないことはご承知と思います。 メタル1gあたりで計算するとします。 直径がdのメタル粒子が担体上に分散していたとして、体積が(4/3)π(d/2)^3です。これを密度ρをかければ重量です。 1 (g)=(4/3)π(d/2)^3x ρ(g・cm-3) xn(個) (nは分散している粒子の数) 一方表面積は4π(d/2)^2 S(cm^2/g)=4π (d/2)^2 x n(個) ですから、片々割って、整理すれば d=6/(ρS) になります。因みに粒子が一辺がdの立方体とし、吸着が6面とも起こる、としても同じ式になります。 しかし全部の面が吸着などで測定にかかるかは疑問ですね。 TEM像などの実測と上記の計算は割合とよく整合します。

azepinato
質問者

お礼

ありがとうございます。個数nの項を忘れていたようです。 それ以外は簡単な数学ですね。 ちなみに >それは貴金属粒子などが担体上に微粒子で分散しているときなどに行われた古典的計算ですね。カーボンの比表面積をBETで図ったなどというときには適用できないことはご承知と思います。 とありますが、d=6/(ρ×S)という式は、全ての粒子に適用できるわけではないのですか?

関連するQ&A

  • 比表面積

    粒子単位体積当たりの比表面積Sv、 粒子単位質量当たりの比表面積Sw、 粒子層単位体積当たりの比表面積Sv’ これら3つの比表面積に関連性はあるのですか?

  • 表面積と比表面積の関係

    比表面積についてお尋ね致します。本などには、単位質量あたりの表面積と書いてありますが、表面積と、この比表面積は比例関係にある、と考えてよろしいでしょうか? 例えば、「〇〇は表面積に比例する」とあれば、同時に「〇〇は比表面積に比例する」とも言えるわけでしょうか?

  • 活性炭の比表面積の求め方を教えてください。

    活性炭への酢酸の吸着の実験を行いました。 実験の結果から、飽和吸着量vm[mol/g]を求めました。 このvmを使って活性炭の比表面積S[m^2/g]を求めることが出来るそうですが、どのような式で求めればいいのかわかりません。教えてください!

  • 比表面積が大きいメリット

    『一般的に、比表面積SvおよびSvbを増大させるには  どのような方法が考えられるかを理由と共に記せ。  また、比表面積の大きな物質の具体例およびその値を示し、  これらの物質の比表面積が大きいことのメリットを述べよ。』 という問題があります。 ●表面積を増大させるには孔を空けることで内部表面積を  増大させると考えましたが、他にはありませんでしょうか? ●比表面積の大きい物質では活性炭あたりがそうかと思いますが、  メリットとなると良く判りません。 以上の2点について御教授下さい。

  • 比表の面積を求める算定式でわからない値があります。

    比表の面積を求める算定式でわからない値があります。 ある物質の比表面積を求める算定式で、 {単分子層吸着量*10.8A(オームストロング)^2*(6.02*10^23)/18.01524}/初期質量 という式がありますが、(6.023*10^23)はアボガドロ定数として、その後の18.01524という数値は何を指しているのでしょうか? どなたか教えてください。

  • シリカゲルの比表面積(長いです。。)

    シリカゲルとガラスビーズを同じ大きさのサンプル管に入れ水をはったデシケーターに入れ1週間放置し、水分吸着実験を行いました。シリカゲルの比表面積を算出するために次の計算を行いました。  ガラスビーズ1個あたりの表面積をSbとすると   Sb=4πr^2  (rはガラスビーズの半径)  ガラスビーズ1個あたりの重さ   W1=4πdr^3/3  (dはガラスビーズの密度)  実験に用いたガラスビーズの個数   n=Wt/W1   (Wtは実験に用いたガラスビーズの重さ)  用いたガラスビーズの表面積   St=nSb  ガラスビーズおよびシリカゲルの表面全てに水が単分子吸着し、単位面積あたりの吸着量は同じと仮定すると、吸着量はその表面積のみに依存する。ガラスビーズに吸着した水の重さEt、シリカゲルに吸着した水の重さEsとすると、この関係より、シリカゲルの総表面積Ssは   Ss=Es×St/Et  と見積もることができる。  この総表面積をシリカゲルの重量Wsで割ると比表面 積Rsがもとまる。   Rs=Ss/Ws   この方法で求めた比表面積は文献値と大きく異なります。計算過程に問題があるのでしょうか?

  • 三角形の面積比……

    △cadと、△cbdの面積の比を求めよ。 という問いで、△cadの面積は6、△cbdの面積は9 ということが計算により求められました。 面積までわかっているのですが、「面積比」の求め方がわかりません……。 どなたか解説をお願いいたします。m(__)m

  • 球状(仮)粒子の比表面積測定実験

    球状と仮定される粒子、活性炭らしいのですが これの比表面積を求める実験方法を探しています。 理論計算ではなく、実験で求めたいそうです。 沈降法や透過法を見つけましたが、 他、具体的に何かあったら教えて下さい。

  • 粉体の粒子表面積を求める計算について

    粉体が均一な球型粒子から成る場合について、粒子径と密度から比表面積を求める問題がありました。 この答えとして、 粉体M(KG)が、一辺d(m)、密度p(KG/m^3)の立方体N個で形成されていると仮定する。 N=M/(d^3・p)であり、1個の立方体表面積は6d^2となる。 したがって、比表面積=全表面積/質量=1個の粒子の表面積X粒子数/質量=4πr^2・N/M =(4π(d/2)^2・N)/(4/3・π(d/2)^3pN)=6/(dp) (m^2/KG) と参考書に書いてありますが、最後の計算のところが急に飛躍したような気がして、理解できません。 アドバイスお願いします。 ※最後の計算で、球体を立方体の条件に無理やり当てはめたのでしょうか?

  • 比表面積計を販売しているメーカー

    比表面積計を探しています. とりあえずいろいろなメーカーのカタログをあたろうかなと思うわけですが,比表面積計を販売しているメーカーとしてどの辺から探せばよいか迷っています. どのようなメーカーがあるか情報をお持ちの方がいれば教えていただきたく思います. 今のところ, 島津製作所,日機装,HORIBA,マウンテック,日本ベル などを検討しておりますが他にもいろいろなメーカーがありそうです. 販売メーカー,代理店のどちらでもよいので教えてください. よろしくお願いいたします.