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共振回路における電流の位相
コンデンサーとコイルを並列にした共振回路で、コンデンサーとコイル に流れる電流が等しいときそれらの位相は逆だと本に書いてあります。 どうしてコンデンサーとコイルに流れる電流が等しいときそれらの位相が逆になるのか理由が分りません。 どなたか電気の初心者に分るように教えていただけないでしょうか。 よろしくお願いいたします。
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そんな難しいことではありません。単純なことです。絵を描いて以下の文を読んでください。 コイルとコンデンサが並列になっていて、その接続箇所をA,Bとします。共振中のある瞬間を捉えると、電流は、A→コイル→B→コンデンサ→Aと一巡しています。コイルとコンデンサには同じ電流が流れています。 コイルには AからBに電流が流れています。 コンデンサには BからAに電流が流れています。 つまり、コイルの電流とコンデンサの電流は向きが逆になっています。位相が逆というのは電流の流れる方向が逆という意味です。
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コンデンサ(C)とコイル(L)を並列にしたとき、 両端にかかる電圧をV、 コイルに流れる電流をIL コンデンサに流れる電流をIC としましょう。 IL = (1/jωL)*V = -j(1/ωL)*V IC = jωC*V ですね。 コンデンサ(C)とコイル(L)の電流(絶対値)が角周波数ωr において等しくなるとすると、 上の式から、 (1/ωrL) = ωrC だということですから、 IL = -IC が成立ちます。 つまり、IL と IC の位相は逆になり、振幅(絶対値)は等しいので、外から流れ込む電流(=IL+IC)がゼロという並列共振 の状態になるのです。
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178tall様 さっそくのご回答感謝いたします。 数式で示していただいたので大変はっきりしているのですが、私の無知のためrやjが何を示すのか分らないので本で調べます。 それが分ればご回答をどうにか理解できると思いますので、ありがとうございました。
お礼
denkigishi様 専門家の方のご回答をいただけるなんてとても光栄です。 大変分りやすいイメージで深く納得しました。 ありがとうございました。