建て方工事・土台のアンカーボルトについて(その2)
今日、上棟を負えました。前回、アンカーボルトの位置がかなり端に寄っているのが多いことについて、色々ご助言頂きました。
対策として、1,アンカーボルトの台直し、2.基礎増コンクリート、3.土台の補強、4.金具で基礎と土台を別途補強する。(地震対策で施工する方法)などを教えて頂きました。
結局、建築家の先生にご相談しましたが、確認のお返事を頂く前に私から「欠陥住宅を作らない施工会社を見つける方法」という本にある「お願いシート」のアンカーボルトのページ(15mmまでのズレは許容範囲と記載)をお送りし、お返事を頂きました。その答えは、
3. ボルトの位置について
土台芯と基礎芯は同じですが基礎の鉄筋(φ13mm)が基礎の芯にありますので、鉄筋が芯にあればそれに沿わせるアンカーボルトは芯からは鉄筋とボルトの径の分ずれます。逆にほぼ芯に入っているアンカーボルトもありますが、ここは鉄筋が多少左右に振れているということになります。鉄筋は型枠に引っ付かないように間隔を確保していますが、何メートルの長さの中では多少の振れはあります。鉄筋が型枠に引っ付かないことが大事なのは鉄筋コンクリートがその性能を発揮するには適正なコンクリートのかぶり寸法(鉄筋の外にあるコンクリートの厚さ)が必要だからです。そのために床の鉄筋は下に落ちないようにブロックをかませてかぶりを確保しますし、立ち上がりの鉄筋はスペーサーなどを
かませてかぶりを確保します。木造住宅の基礎の鉄筋コンクリートは高さも低く一番シンプルな鉄筋コンクリートですから、かぶりが無いような施工は論外です。また現場では鉄筋の間隔についても200mmですが、現場での割付で多少広がったところは、その間に鉄筋を増やしています。土台アンカーを芯から計ると0mm~15mmのずれで、鉄筋の位置との兼ね合い、土台幅(120mm)から見ても許容範囲だと思います。図面でのアンカーボルトの確認、現場でのセッティングの立会いから、適当にやっていることはありません。
基本的に建築家の先生を信頼していることは今も変わりませんが、今日自分の目で確認、またメジャーで測ったところ、2cmからズレていると思われるところもたくさんあったように思われました。(個数を数えたわけではないですが・・・。)
まぁ、もう神経質になりすぎず、これからのことをきっちりして頂ければ・・・と考えておりますが、念のために写真をアップさせて頂きますので、ご意見を頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。
お礼
ありがとうございました。 これで現場で声を大にして話せます^^;