キャブのエアスクリューはSJの何番～何番

質問

キャブ調整でアイドリングが安定せずいろいろ悩んでいます。
そこで質問ですがスロージェットは#40#43#45と2～3刻みでありますがエアスクリューは±1くらいまでの範囲で調整できるものなのでしょうか？
1.5回転戻し以下でSJ番数を上げたり3回転以上でSJを下げたりしてますよね。
例えば#40は39～42　#43は42～44　#45は44～46のように

回答No.1

mintair · ベストアンサー

キャブセッティングについて、一例として ケイヒン製「FCR」の場合を記します。
キャブレターの種類により多少変ってくるとは思いますが、参考になれば。
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エアスクリュー基準回転数「1 回転戻し」に対し

「　　1/2 回転戻し時」　＝　「アイドル時最大 ＋１５％」（混合比）
「1と1/2 回転戻し時」　＝　「アイドル時最大 －１５％」（混合比）

ただし、アイドル時からスロットル開度1/4に近づくにつれ差異は少なくなり、
スロットル開度1/4以上では戻し回転数による差異なし。
（エアスクリューの受け持つ領域から外れる為）

比較対象として、同スロージェットの場合も記します。

基準「＃４２」に対し

「＃４５」　＝　「アイドル時最大 ＋１５％強」（混合比）
「＃４０」　＝　「アイドル時最大 －１５％強」（混合比）

アイドル時～スロットル開度1/3（機種によっては1/2まで）までが受け持つ領域の為、
スロットル開度1/3以上（機種によっては1/2以上）では差異なし。

＃参考資料　RIDERS CLUB 5月号 No.241別冊付録「キャブレターＢＯＯＫ」
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少々乱暴ですが、エアスクリュー戻し回転数の「±1/2違い」は、
スロージェットでいうところの「±＃２～３違い」に近いといえそうです。

ちなみに戻し回転数の調整範囲ですが、FCRの場合でいえば、
エアスクリューの基準戻し回転数「1」に対して、調整範囲は「1/2～2と1/2」とされており、
もし許容範囲を越えれば「機能しない」「脱落の危険がある」とされています。

ところで今回 QNo.2974766 に関連しての質問かと思いますが、 セッティング手順としては
「エアスクリューを基準戻し回転数へ仮戻し→微調整、戻し回転数の許容範囲を越える場合はＳＪの変更」
です。

よって、まずはエアスクリューの戻し回転数を把握・決定する事が重要と思います。
（情報が無い場合は、ビッグキャブ製造・販売元に問い合わせれば分かるかも知れません）

なおノーマル車にビッグキャブのみを装着した場合には、
吸入空気量も増やしてやらないとバランスがとれませんので、
「パワーフィルターへの交換が必要」更には「ビッグキャブに合わせたマフラーへの交換が必要」
と指定されている場合があり、
ノーマル車両であれば、このあたりの見直しから必要な場合も考えられます。

補足

大変詳しいご説明ありがとうございます。
この回答は大変ありがたいです。
ちなみに改造範囲は広く自作ポート加工(上面は削らす)面研ヘッド　純正エアクリ改　チャンバーを入れています。
エアスクリュは締めこんだ状態がアイドル安定しているため本来SJを上げて濃くすべきですがチョークを引くとエンストするため現状が濃いと思っています。プラグも湿っています。
GWで調整しようと思ったのですが、なかなか難しくて・・・