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日本の中高生はなぜ?

日米中韓の高校生の比較調査で、偉くなりたい、と答えた割合は日本がダントツの最下位でした。 以前から学習意欲に関する調査が行われていますが、日本の中高生の学習意欲は調査対象国でダントツの最下位です。 なぜだと思いますか? マスコミは日本が豊かになり過ぎたと報じていますが、同様に豊かな米国や欧州と比べてもビリですよね。 ご意見賜れば幸いです(中高生の人の意見も大歓迎です)

みんなの回答

  • tewpi
  • ベストアンサー率36% (255/707)
回答No.5

この質問に以後どれくらいの方が回答をくれるかは分かりませんが、もしあらためてこの質問を街頭インタビューしたなら、おそらく色々な解釈が聞かれるのではないかと思います。 例えば次のような回答が「そうですね~。やっぱり・・・」という巻頭句を頭につけながら回答されるでしょう(私の考えと合致するわけではありません) ・日本社会は他国に比べ階層化が穏やかなので無理して上方志向を持たなくても生活していける社会だからだ ・日本人はそれだけ平和ボケし、豊かさで堕落しているのだと ・今の若い人はどこかおかしい ・いや今の日本は社会全体がどこかおかしくなってる 等々さまざまな解釈が聞かれるのではと推察されます。 みんなどこかで聞いたようなコメントの焼き直しでして、また一様にどこかそこに「日本は独特だ」という思い込みや自虐性を感じるコメントであることに面白さを感じます。 ところで私は以前、同様の調査で「将来どのような人物になりたいか」というものを見たことがあります。 その時アメリカの子供は多くが「社会の為になる人間になりたい」「尊敬される人間になりたい」などと回答し、それに対し日本の子供の多くが「金持ちになりたい」「好きなように人生をおくりたい」と回答していたのです。 それを伝えるキャスターだか評論家だかが、やはりもっともらしく日本の子供を批判するコメントをしていました。 しかし私はそこで疑問に思ったのです。 「ちょっと待てよ。アメリカの子供がそんなに立派な学生ばかりなのに、なぜ現実にはアメリカには犯罪がはびこってるんだ?なぜ銃犯罪はもとより麻薬や非行をする若者が日本よりはるかに多いんだ?」 ______________________ 昔からよく「アメリカは本音だが日本は建前と本音を分ける」と言われています。 私は若い頃アメリカに4年ほど留学していた経験があるのですが、その時感じたのは、実はアメリカと言うのはとても建前を重視する社会なのです。 現実には人種差別の現実がありながら、人種差別をもっとも嫌悪する正義感が存在するのもアメリカです。 正義の名の下に自国のエゴを押し付けるのもアメリカです。 いやそのような大きな話でなくても、実際アメリカ人だってディナーに招待されればマズイ料理でもデリーシャスだのファンタスティックだのお世辞も言うし、友人が髪型を変えればよく似合ってるくらいのおべんちゃらは言うのです。どこの社会だって。 ____________________ たしかに米中韓と比較し、日本の学生には日本の学生の独自性もあるのは確かでしょう。 しかし私は、この手の調査結果にいつも思うのは、日本が昔のように正義感に基づく建前でなく、ある意味自由に本音を言える風潮が社会全体に強いのではないかと感じるのです。 言わば、ぬけぬけと「だってやっぱオレ美味しい思いしたいも~ん」と言える風潮が強いのではないかと感じるのです。 そのような風潮となった原因のひとつはNo1の回答者の方の洞察が非常に鋭い視点として参考になると思います。 少し視点は違いますが、私は現代の「成功が実力とイコールしない」という現状にその原因を感じます。 コツコツと努力し勉強やスポーツで、もしくは他人のために頑張るよりもタレントにでもなった方がはるかに社会で「美味しい思い」が出来るのです。 同じスポーツにしてもボクシングの日本チャンピオン、いや世界チャンピオンの名前さえ知らなくても、亀田三兄弟はマスコミの寵児として多くの注目と収入を得ます。 天才バイオリニストや努力のピアニストよりも美人バイオリニストのCDの方が沢山売れてしまうのです(松下奈緒よりも上手いピアニストは日本にゴマンと存在するでしょう)。 ワイドショーやニュースでコメントを語り、多大なギャラが得られるのは、その道で長年地道な研究を積み重ねた市井の学者ではなく、元アイドルタレントや雑誌モデルのコメンテーターだったり、親が国民的英雄であった元2流プロ野球選手だったりするのです。 このような社会では学生が「本音」を堂々と語ってしまえば、決して学習意欲の高い回答は高い割合にならないのではないでしょうか。

kito2002
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 大変示唆に富んだお答えでした。 要約すると(間違っていたら申し訳ありません) ・努力や実力が報われない世の中になった。 ・若者が「正義感」を掲げない世の中になった。 ・本質が二流、三流でも上手くやれば成功できると若者が信じている。また、それは「美味しい」と認識されている。 ということでしょうか。 ありがとうございました。

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  • cubetaro
  • ベストアンサー率24% (1290/5172)
回答No.4

 「下流志向」という本がオススメです。↓  http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31836707  現代の若者の考え方が論理的に書いてあって、読み物としても面白いです。  筆者の知り合いの社長が、よく働くバイトに「正社員にならないか?」ともちかけたら断られたそうです。理由は「会社に束縛されたくないから」との事。  その辺の心理についても書かれていますので、一読をオススメします。

kito2002
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 是非読んでみます! ありがとうございました。

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回答No.3

まず、あの調査についてですが、設問そのものに問題があり、なおかつ、かなり恣意的な切り取り方をしている、という点を指摘したいと思います。 例えばこんな質問があります。 「勉強のできる子になりたいか」 これに対して、「そう思う」が、東京43%、北京78%、ソウル78%。 これだけ見ると、意欲が低いように思えます。ところが、 「どちらかというとそう思う」だと、東京33%、北京15%、ソウル16%、という形で、合計すると東京76%、北京93%、ソウル94%になります。 これでも差があるのは確かですが、かなり印象が異なると思われます。 また、質問文の中には、このようなものもあります。 「先生に好かれたいと思うか」 これでも日本が低い、ということで、意欲が低い、となっているのですが、質問文の印象としてはどうでしょうか? 少なくとも、日本語としてみると、「教師からひいきしてもらいたい」とか、そういう印象は受けないでしょうか? 言葉のニュアンスの問題を考慮せずに質問をして、それを紋切り型に「意欲が低い」に結び付けてしまっている部分がこの調査では目立ちます。 国際比較の場合、質問文にかなり気をつけないと、ニュアンスの違いによる差異が多く出てしまいます。また、文化によるお国柄、というのもでます。 最初に書いた「勉強が出来るようになりたいか」という質問について、「どちらかと言えば」が非常に多い、というのは、ハッキリということを好まない日本のお国柄を示している、といえるでしょう。 それらを考慮せず、ただ杓子定規に数字を並べて問題だ、という態度こそ問題ではないかと私は思います。

kito2002
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 なるほど、質問自体がナンセンスということですね。 よって日本の子供は問題ない、という解釈は飛躍し過ぎですかね。 一応、明確な答えを探したいので… ありがとうございました。

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回答No.2

子供に学問の素晴らしさを教える大人がいないからだっと ある方が言っているのを聞いたことがあります。私も それを聞いてまったくそのとおりだと思いました。 学校の先生なんかはどうかわかりませんが、一般的な家庭で 親御さんが自宅で勉強をしているなんてことはほとんど ないと思います。やはり、親が熱心に勉強していれば 子供もやる気が起きるんじゃないかと思います。

kito2002
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 つまり日本の大人がダメだから、子供のやる気が出ないということですね。 ありがとうございました。

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  • pascals
  • ベストアンサー率39% (29/73)
回答No.1

「偉い」ことよりも「有名」である事の方が多く利益を得られる社会だからじゃないでしょうか。 加えて、中高生がよく目にする「有名な人=成功している人」に知性や教養、知的な努力を武器として成功した人が相対的に少ない、というのもありそうです。 子供たちは敏感に、この社会でもっとも効率的に利益をうけるには「知的である必要はない」と判断しているのかもしれません。 象徴的だな、と思ったのが、つい先日雑誌で、押切もえさんは努力家だが華がないのでエビちゃんの天性にはかなわない、といった記事が出ていたことです。 「努力」で「押切もえ」になれたらすごいと思いますけど、この「逡巡する努力家」と「無意識の天才」という対比は昔からありますが、昔はどちらも評価されていたと思うんです。漫画『ガラスの仮面』でも「努力家・姫川亜弓」と「天才・北島マヤ」は人気を二分していました。でも近頃「努力家」は愛されず、そのため有名になれず、はた目から見ると成功しているように見えない、という傾向があるような気がします。「華」とか「天性」とかばかりがもてはやされる。 「知識ではなく、直感や天性で行動した方がかっこいい」という考え方が根付いてしまった今、「ものを知っているということは自由だ」という別の考え方を提示してもなかなか説得力がないですが、大人はそういうものを示して行く以外ないように思います。もくもくと努力し、常に考え続け、知るよう努める人間もかっこいいし、それで得られる幸福は地味かもしれないが揺るぎないものだと。だって、「華」で勝負できる人って実際はめちゃめちゃ賢いわけですから。勘の悪い人間が彼らを真似して「余計な知識はいらない」とか言ってても、結局「何もない人」になってしまうだけなんですよ。勝負にならない。「華」のある天才とそれにむらがる、何ももたない凡人たち、なんていう世の中ではつまらないですよね。

kito2002
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 鋭い洞察、大変参考になりました。 日本の過去と現在を比較するとどうなのかなあ、と思いました。 昔から天才に対する憧れはあったようにも思えます。 ありがとうございました。

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