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日中友好
tiuhtiの回答
ご質問が「ベストのように思うのですが。」で終わっているので、今ひとつご質問の主旨がわからないのですが、胡錦濤主席が来日した方が、『関係改善』へのより強いメッセージになっただろう、というのは仰る通りだと思います。 ただ、中国がどんな事を考えていたかというのを、勝手に推測すると、 1.元々、歴史問題(具体的には首相の靖国参拝)が解決しない限り、首脳の交流は無い、と言っていたのだから、小泉後継者が『靖国参拝はしない』と言った後で、首脳の往来を回復するのが理想的だった。 2.しかし、安倍首相が最初の訪問地として中国を選んだので、歴史問題については明確な言質を得られないまま、何らかの関係改善はせざるをえなくなった。(ここで突っ張ったら、安倍政権が続く限りは、関係完全は著しく困難になる。元々、対日関係を積極的に悪化させる事にメリットは無い) 3.そこで、(No.1の方が言われたように)、トップではない温家宝首相が来日した。 序列の問題から『舐められた』と思うのもわかんないではないですが、日本側から先に行動を起こしたが故に、状況をリードする側に立ったと言えると思います。例えば、今回温家宝首相の国会での演説が、ライブで中国でも流れたのは、日本のニュースでご存知と思いますが、安倍首相が(おそらくは)靖国参拝に関する言質を与える前に、中国首脳が日本の戦争問題に関するこれまでの態度を評価する、と公式に言ってしまった以上、もし安倍首相が(例えば終戦記念日に)靖国参拝をしたら、それは思いっきり顔に泥を塗られた事になり、対日関係はまた悪化するだけの事ですが、中国国内ではかなり問題になるでしょう。だから、『面子論』で言えば、日本側が決定権を握ったようなものです。裏返せば、言質を貰う前に、国内向けに『日本を評価する』と派手に宣伝したという事は、中国政府の『頼むから、靖国問題については面子の立つように決着してくれよ』というメッセージとも考えられます。 つまり、純然たる面子論で言えば『舐められている』という言い方ができる一方、『言質を与えぬまま、相手にリスクをとらせた』というのも事実です。 因みに、温家宝首相は、党内序列は確かにNo.3ですが、あくまで党内序列であって、No.2の呉邦国全国人民代表大会常務委員長(日本で言えば国会議長)が来た方がまし、という事はありません。 それから、次回の来日は主席が来いと日本政府は言いましたよ。(『中国首相、国家主席の早期訪日を「積極的に検討」=世耕首相補佐官』というニュースが流れているので検索してみてください) ただ、やはり中国はそこで『はい、行きますよ』と答える程は突っ込めず、「積極的に検討」としか答えなかったようですが。 という訳で、私は元々安倍首相はほとんど評価していませんが、この件に関しては、それなりに自分を守りつつ、相手にリスクを取らせていると思います。「舐められている」かどうかよりも、こっちの方が大切かも・・・。
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