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『こころ』の「上十三」

 日本語を勉強中の中国人です。夏目漱石の『こころ』を読んでいます。「上十三」の中に理解できないところがありますので、お伺いしたいと思います。次は参考ページです。 http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/773_14560.html 1.「私の所では満足が得られない代りに危険もないが、――君、黒い長い髪で縛られた時の心持を知っていますか」 「黒い長い髪で縛られた時の心持」とはいったいどんな心持なのでしょうか。 2.「先生、罪悪という意味をもっと判然(はっきり)いって聞かして下さい。それでなければこの問題をここで切り上げて下さい。私自身に罪悪という意味が判然解るまで」 「私自身に罪悪という意味が判然解るまで」はどうも文としてはまだ終わっていないような気がします。その後ろに省略される意味を教えていただけませんか。  また、質問文に不自然なところがありましたら、ご指摘いただければありがたく思います。よろしくお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.4

1、 >「黒い長い髪で縛られた時の心持」とはいったいどんな心持なのでしょうか。 :「黒い長い髪」は女性が持つ魅力の象徴とお考えになってよいでしょう。 『女性の魅力にがんじがらめに縛られて、身動きが取れなくなった(抜け出そうと思ってもどうしても抜け出せない)心境』 という意味になります。 2、 「先生、罪悪という意味をもっと判然(はっきり)いって聞かして下さい。それでなければこの問題をここで切り上げて下さい。私自身に罪悪という意味が判然解るまで」 >「私自身に罪悪という意味が判然解るまで」はどうも文としてはまだ終わっていないような気がします。その後ろに省略される意味を教えていただけませんか。 ーーーーーーーーーー :『(この問題について)これ以上語るのはやめてください』という内容が省略されています。 なぜ省略したかというと、直前に「(この問題を)ここで切り上げて下さい」と言っているからです。 「切り上げる」も「やめる」も、 「先生の一方的な話を中止する」という点では同じ結果になるので省略したわけです。 日常会話としてはありがちな表現ですが、厳密に言うと不十分な表現と判断される箇所でしょう。  

awayuki_ch
質問者

お礼

 ご回答ありがとうございました。「黒い長い髪で縛られた時の心持」に関する説明は大変参考になりました。2のような手法は外国人の私にとってとても難しいと思います。hakobuluさんは一回だけですぐ意味をおわかりになったのでしょうか。答えは「はい」であれば、「私はどうせネイティブではないから」といううまい口実を設けたいです^^。

awayuki_ch
質問者

補足

>「切り上げる」も「やめる」も、「先生の一方的な話を中止する」という点では同じ結果になるので省略したわけです。 共通点があって省略されたということなんですね。私はまず「私自身に罪悪という意味が判然解るまで、この問題をここで切り上げて下さい」のように読みました。でも、「あれ? おかしい」とどうも筋が立たないような気がします。それから、何回もこのセリフを繰り返して読んで、文の流れでなんとなく「(この問題について)これ以上語るのはやめてください」という意味を取れました。 日常会話の中で、前文に共通部分があれば、厳密的な受ける文でなくてもかまわないということなのでしょうか。

その他の回答 (5)

  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.6

#4です。ご返事ありがとうございました。 >日常会話の中で、前文に共通部分があれば、厳密的な受ける文でなくてもかまわないということなのでしょうか。 :まず、「切り上げる」→「中断してやめる」→「やめる」は、どれも結果として「やめる」という意味で共通しています。 ですから、「中断する」という要素を無視すれば、 「それでなければこの問題をここで切り上げて下さい。私自身に罪悪という意味が判然解るまで」は、 「それでなければこの問題について語るのはやめてください。私自身に罪悪という意味が判然解るまで【は】」と言い換えることもできるでしょう。(語尾に【は】が省略されていると考えても良いでしょう) いずれにしても、 「>私自身に罪悪という意味が判然解るまで、この問題をここで切り上げて下さい」 という解釈ができれば十分だと思います。 「判然とわかるまで」が「切り上げてください」に掛かることに対して、「あれ? おかしい」とお感じになったのでしょうから、 これも正常な感覚です。 まず、直前の「>その上私は少し不愉快になった。」という文から、 「私」が怒っている、という雰囲気を把握しておくことが大事です。(これはおそらくできたように思いますが) なぜ不愉快になったのか、といえば、 「>先生は私の言葉に耳を貸さなかった。」からです。 もし怒っていなければ、 「先生、罪悪という意味をもっと判然(はっきり)いって聞かして下さい。」という文の後に、 「私はぜひその意味を知りたいと思っているのです」などという言葉が続いてもおかしくはありません。 しかし、腹が立っていたので、そんな先生の言うことなんか『これ以上聞きたくない』と感情的になったのです。 ただ、「私の言葉に耳を貸さず一方的に話すだけの先生の言うことなんか、これ以上聞きたくありません」と言うわけにはいかないので、 「それでなければこの問題をここで切り上げて下さい。」 と続けたわけです。 「恋は罪悪だ、ということの【意味を教えないまま話を続ける】のは理不尽だ」 という真理がありますから、こう言うと「私」に正当性があることになります。 しかし、人(先生)が話をしているのに「切り上げて下さい」と要請するのは、基本的にはとても失礼なことです。 ですから、表面的には「~を切り上げて下さい」と言っていても、本質は感情的に「これ以上先生の言うことは聞きたくありません」と言っているのと同じ、と考えるのが妥当です。 レストランの社長AとレストランのコックBがいるとします。 ある日、BがAを無視しているのでAは不愉快になりました。 Bが新製品の試作品を次々に作ってAの前に持ってきます。 いつもであれば、 A:「Bさん、もっとおいしい料理を作ってください。もう少し味を濃い目にしたらどうでしょう。」 などと言うのに、 A:「Bさん、もっとおいしい料理を作ってください。それでなければ試作品をつくるのをここで切り上げてください。これはおいしいと判然と思うまで。」 と言うかもしれません。 「これはおいしいと判然と思うまで。(作るのをやめてほしい)」という意味になるでしょう。  

awayuki_ch
質問者

お礼

 ご返事ありがとうございました。例文と説明はわかりやすいと思いました。魚を【捕って】いただいたのだけではなく、【捕り方】までもご丁寧に教えていただき心より感謝いたします。(【捕って】と【捕り方】は【釣って】と【釣り方】より安全な言い回しですね^^)今度自分で実践してみます。大変助かりました。

  • Ishiwara
  • ベストアンサー率24% (462/1914)
回答No.5

#1さんのご意見に賛成です。 質問者さんが、なぜ「こころ」を選ばれたのか分かりません。特に明治時代の男女関係について、または、特に心理描写を中心とした小説に興味を持っていらっしゃるならば理解できますが、日本語のいろいろな用例を深く知りたいというのであれば、ほかに良い作品はたくさんあります。漱石や鴎外は、日本の近代文学を確立した偉人で、私も大好きですが、60年も前に「こころ」を読んで暗澹とした気分になったことだけ鮮明に覚えています。

awayuki_ch
質問者

お礼

>日本語のいろいろな用例を深く知りたいというのであれば、ほかに良い作品はたくさんあります。  オススメの作品があれば、ぜひ教えてください。読んでみたいです。  貴重なアドバイスをいただきまして誠にありがとうございました。『こころ』のほかにもいくつかの夏目漱石の作品をすでに読書計画に入れております。『こころ』をまず読みたい理由は主に次の六つだと思います。 1.好きな人の好きな作品。 2.『こころ』というタイトルが好き。 3.ある日本語の試験の中で、『こころ』の段落が出た。恋についていろいろ考えさせていただける小説らしい。原作に触れてみたい気持ちになった。 4.手元に日本人の高校の国語の教科書がある。捲ってみたら、『こころ』は四十ページもあることに気づいた。難しい作品はまだ読めないので、高校生の読める作品であれば、私もチャレンジしてみたい。 5.本屋に中国語版の『こころ』もある。それほどの魅力があってこそ海外に紹介されたのだと思った。 6.大学時代の先生はこの作品の話をされたことがある。もっと詳しいことを知りたい。  文法自体には興味がありません。ただし、意味を伝えるのに、支障がある文法であれば、徹底的に知りたいです。豊富多彩な表現に興味を持っております。習った表現を使ってみたい気持ちがあるので、その表現は現代でも使うのか、文語なのか、口語なのか、このようなくだらない質問でいつも悩まされます。ネイティブの語感を備えていないし、こういう目的で編集される本も見つけられません。ちなみに、いまはインターネットで注釈なしの状態で『こころ』を読んでおりますが、今後注釈付の本で繰り返し読む予定があります。    これでよろしいのでしょうか。今後ともご教授のほどよろしくお願い申し上げます。

  • Ishiwara
  • ベストアンサー率24% (462/1914)
回答No.3

「黒い長い髪で縛られた時の心持」とはいったいどんな心持なのでしょうか。 【答】「こころ」を読んでいないので、分かりません。 「私自身に罪悪という意味が判然解るまで」はどうも文としてはまだ終わっていないような気がします。その後ろに省略される意味を教えていただけませんか。 【答】省略です。「罪悪という意味をもっとはっきり説明してください。そうでなければ、私自身が分かるまで、もうこの問題に触れないでください。」

awayuki_ch
質問者

お礼

 いつもお世話になっております。ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。2の取り方は一緒ですが、判断方法がよくわかりません。もう少しご意見を伺うことが出来ればありがたく思います。本当にありがとうございました。

awayuki_ch
質問者

補足

>「罪悪という意味をもっとはっきり説明してください。そうでなければ、私自身が分かるまで、もうこの問題に触れないでください。」 「もうこの問題に触れないでください」は前のどの文から窺えるのか、教えていただけないでしょうか。どうも前文にははっきり書かれていないような気がします。前文にはっきり書かなくても文章の流れで読者がなんとなくわかっていましたら、省略できるのでしょうか。

回答No.2

たいへんごぶさたしました。相変わらずがんばっておられますね。 1.「黒い長い髪」は「美しい女性」の象徴です。「黒い長い髪で縛られた時の心持」とは「美しい女性に対する恋に囚われて罪悪を犯さずにはいられなくなった気持ち」というほどの意味だと考えてよいでしょう。  ところで、質問者は、「こころ」の結末部分の内容をもう知っているのですか? もしまだ読んでいないのなら、今後の質問の際には「結末部分はまだ読んでいないので解答の際には触れないでください。」と断っておく方がいいかもしれません。(最近の日本語で「ネタバレ」と言います。) 2.完全に呼応しているわけではありませんが、前文と倒置の関係でつながっています。「私自身に罪悪という意味が判然分かるまでこの問題には触れないでください。」と言い換えてよい意味です。  さらに前後の文とのつながりでいえば、「先生が私に罪悪という意味をもっと判然いって聞かせてその意味を分からせてくれるまでは、私はじらされて不愉快に感じないわけにはいかないので、この問題について話すのはここでやめておいてください。」という意味になります。  先生は「罪悪」について他人に具体的に語るわけにはいかない人です。しかし、「罪悪」についてそれとなくでも語らないわけにはいかない人なのです。だから正直に語るつもりでいて「私」をじらす結果になってしまう。悪いのは先生の語り方なのですが、「私自身に罪悪という意味が判然解るまで」は、「罪悪」という意味がわからない「私」に非があるといったような口ぶりになっています。先生を敬愛する年少者である「私」が控えめに先生を非難する言い方を選んだのではないかと思います。  最後は蛇足だったでしょうか。  「こころ」は秘密を隠しながら進行する小説なので、どうしても謎めいた言い方がたくさん出てきます。たいへんですが、ぜひがんばって読破してください。

awayuki_ch
質問者

お礼

 本当にご無沙汰しておりますね。お元気でいらっしゃいますか(^-^)。カタツムリのスピードなので、富士山の山頂までまだまだ遠すぎます。これからもよろしくお願いいたします。  「黒い長い髪で縛られた時の心持」に関する説明は大変助かりました。「私自身に罪悪という意味が判然解るまで」の意味の取り方は一緒だと思います。2についてですが、私は主人公の「私」のセリフにちょっと焦っていて怒っている感じがします。「私自身に罪悪という意味が判然解るまで」の後ろに、『もう先生の「恋は罪悪である」という理論を聞きたくはありません』が省略されたと思います。しかし、前文から『もう先生の「恋は罪悪である」という理論を聞きたくはありません』のような意味の文を見つけられませんでした。  「こころ」の結末部分の内容は知りません。今度から質問文にオススメの文を付け加えてみます。確かに『こころ』には謎がいっぱいですね。実は、前にもまだすっきりしていない内容があります。たぶん最後まで読まないとわからないと思いました。本当にありがとうございました。読みたい作品は最後まで読みます。がんばります!

awayuki_ch
質問者

補足

>完全に呼応しているわけではありませんが、前文と倒置の関係でつながっています。 どこから窺えるのかよくわかりません。前文にはっきり書かなくてもよろしいのでしょうか。

  • OOOJO
  • ベストアンサー率4% (1/21)
回答No.1

もっと簡単な本で勉強したほうが分かりやすいと思いますし、 教えてくれる人も多いと思います。 2.の方ですけど 「私自身に罪悪という意味が判然解るまで」は 「判然(はっきり)いって聞かして下さい。」 に付け足した感じじゃないですか。 「先生、罪悪という意味を私自身に罪悪という意味が判然解るまでをもっと判然(はっきり)いって聞かして下さい。」????

awayuki_ch
質問者

お礼

 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。いまはインターネットで注釈なしの状態で『こころ』を読んでいますが、今後注釈付の本で繰り返し読む予定があります。私は「私自身に罪悪という意味が判然解るまで」の後ろに、『もう先生の「恋は罪悪である」という理論を聞きたくはありません』が省略されたと思います。しかし、前文から『もう先生の「恋は罪悪である」という理論を聞きたくはありません』のような意味の文を見つけられませんでした。どうも「判然(はっきり)いって聞かして下さい」とは遠すぎるような気がします。難しいです。参考になりました。「?」の使い方も勉強になりました。本当にありがとうございました。

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