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吸光光度測定についての課題なのですが、溶液を通過する光の強度は、通過に伴い変化する。溶液の微小厚さ(dx)で吸収される光(dI)、濃度(c)とモル吸光定数(ε)に比例(dI=-εCIdx)するとしてI=10-εClI0の示し方を教えてください。

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  • Umada
  • ベストアンサー率83% (1169/1405)
回答No.1

お尋ねの式は本当に合っていますか? もう一度よく確認して下さい。また用いる文字については全てその定義を書いてください。cとCも混在していますから変な話です。 文字の定義がなければ本来は答えようがないのですが、こちらで適当に推測してお答えします。 ある液体を透過する光はだんだんと減衰します。それを表す式が  dI=-εC I dx   (1) です。ごくごく微小な厚さdxを通過する時の光の損失dIが、濃度Cと光の強度Iに比例するというのが物理的な意味です(Lambert-Beerの法則)。εはモル吸光係数です。これは自然なお話として理解してもらえると思います。 (1)式は容易に  dI/I=-εC dx   (2) と変形されます。εやCは場所(x)に依存せず一定とすれば両辺を積分して  ln |I|=-εC L+A   (3) を得ます。ここにLは光が通過する距離です(*)。lnは自然対数(すなわちlog_e)、| |は絶対値記号、Aは積分定数です。 あるいは  I = K exp(-εC L)   (4) と書き換えてもよろしい。Kはある定数で、(3)式のAに代わるものです。 Iは通過した光の強度を示すのですから、媒体をまったく通過しない場合(すなわちL=0)は入射光の強度と等しくならねばなりません。入射光の強度をI0と表すことにすると、(4)にL=0を代入することでK=I0であることがすぐに求まります。 これより透過する光の強度は  I = I0 exp(-εC L)   (5) となります。 吸収された光の強度は、透過した光の強度(5)を入射した光の強度から引けばよいのですから  I0-I=I0-I0 exp(-εC L)    =I0{1-exp(-εC L)}  (6) となります。LやC、εを大きくすればこの値はI0に近付くことも確認して下さい(すなわち総ての光が吸収される、ということになります) -------- *お尋ねの式ではlとありますが、数字の1や光の強度Iと紛らわしいのでLと表記しました。

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