犬の白内障手術について

質問

4才になるオスのミニチュアシュナウザーです。

2才ごろから右目がちょっと変だな、と思っていましたが、
去年の暮れに急に真っ白になってしまい、びっくりして病院へ行った
ところ、若年性の白内障だと言われました。

幸い網膜には問題なく、手術すれば見えるようになるとのことで、
近日中の手術を勧められました。

でも。。。
とても迷っています。
手術はとても負担がかかるものと聞きました。
片目だけなので、手術しないでもいいのではないかとも思います。
また、手術するならレンズを入れる方法と入れない方法があると
聞きました。片目だけの手術ならレンズを入れない方がいいので
しょうか？（今回かかった病院ではレンズを入れる手術をしている
ようです）

手術をされた方、されなかった方、体験やご意見をお聞かせください。
よろしくお願いします。

回答No.4

usuwan · ベストアンサー

獣医師です。
勤務医時代の病院が白内障の手術をやっていたので、一緒に研修会や実習に参加していました。（実際に患者さんの犬の手術を私がやっていた訳ではありませんが）
犬の白内障手術は人と術式はほとんど同じで、白濁している水晶体を摘出し、眼内レンズを入れる方法がほとんどだと思います。手術に必要な設備や機器類も人と同じです。大きな違いは人では局所麻酔下で日帰り手術も可能であること、犬では全身麻酔下で入院が必須であることです。また、術後はエリザベスカラーを何重にも装着し、絶対にこすったりしないように厳重な管理が必要になります。
老齢性の白内障では動物がかなり高齢なことが多く、全身麻酔に耐えうる体力が無い場合も多いです。犬の場合は人間が考えるほど視力に依存していませんし、眼が見えないという精神的なダメージもありませんから意外と結構たくましく生きていけるものです。
ただ、4歳という年齢を考えると、将来的にもう片方の眼も同じようになる可能性が十分考えられますし、高齢になってからの手術よりは体力のある若いうちにやったほうが断然リスクは下がります。また、手術がうまくいった場合は生活の質はかなり向上しますので、飼い主さんの満足度は高いです。
後はどなたかが仰っていましたが、金額はかなり高いです。全科診療がほとんどである動物病院で白内障手術が出来るところはまだまだ少なく、症例もなかなか集まりませんからその分単価が高くなってしまうのはやむを得ないのですが、生命に直接関係のない手術でしかも費用が高額というと二の足を踏む飼い主さんは確かに多かった気がします。
個人的には手術を勧めたいところですが、こればかりは飼い主さんが納得いくまで(1)このまま放置するとどうなるか(2)手術をした場合大体どのくらいの確率で成功するか(3)術後家でどんなケアが必要か、あたりについて主治医に話を聞くしかないでしょうね。

お礼

獣医師の方からアドバイスをいただけて嬉しいです。
いろいろ考えて、若いということもあり手術をする方向で決心しました。
ここで質問して初めて成功する確率が低いということが分かり、
そのあたりを次の検査の時に（術前の検査だそうです）先生に聞いて
みようと思います。
術後のケアのことはあまり考えていませんでした！
（手術のことばかり考えてしまって・・・）
合わせてちゃんと聞いてこようと思います。
本当にありがとうございました。

回答No.3

tuki1953

質問に追加します。
あくまで、知り合いの動物病院に勤務する獣医師から聞いたお話ですのでご理解願います。
対象自体が小児並みの大きさであり技術的に大変難しく、相当な熟練を要します。また、動物は安静にしてくれませんし。
しかし、人の医師は眼科専門であり、その訓練も十分行っており、治療効果が得られるような高額な設備投資も実施し、その経費も回収できます。なにせ、需要もあり、健康保健も利きますし、自分自身のことになると不足分は借金しても治療すると思いますが。
しかし、動物は、その対象が犬・猫・兎・マウス・小鳥など多様であり、たとえ犬猫専科であっても内科・外科など範囲は広いのです。
また、眼に関して人並みの高額な専用機器を導入しても毎日それを対象としていければよいですが、それに見合った高額な治療費を支払っても治療したがる飼主さんがどれだけいるか。つまり、ニーズがあるか疑問なのです。
また、手術したけれど予後不良も結構多くあるようで、結果、当院ではおこないませんというはっきりいう先生もおります。人と同じ治療成績を求める飼い主さんとトラブルのもとですからね。
さらに、人と違いワンちゃんは、文字を読むわけでもないし、眼自体が遠視、色の判別も白黒に近く、人と同じでないのです。
その点からみても慎重に検討したほうがよいというわけです。
なお、４歳で白内障は、老齢性ではなく遺伝性ですので、その点も思案ものなのです。

お礼

手術と言われて不安になり質問させていただきましたが、
いろいろ教えていただいて考えが整理できそうです。
病院で一度ちゃんと詳しい話を聞いてみようと思います。
何度もお答えくださって、本当にありがとうございました。

回答No.2

tuki1953

人と違い、動物の白内障手術は、その費用の高さと、成功率の低さに驚かないでください。一般の動物病院ではまず無理です。眼科専門にしている名の通った動物病院なら可能ですが。
白くなった水晶体だけをのぞくのか、さらに代替レンズをいれるのか。それだけでも値段もかわりますし、ワンちゃんは超遠視なので目の前はよく見えていないと思われます。その代わり、嗅覚と聴覚がすぐれており、それが代替となります。その点をふまえて検討されてはいかがですか。動物病院は、一人の獣医師がオールマイティーの病気に対応するわけですから、限界もあります。

お礼

今回はいつもかかっている動物病院の先生にも専門の病院で診てもらった
方がいいとのご意見と紹介をいただき、専門の病院で検査しました。
そうですね、費用の高さにはホントにびっくりしました。
保険に入っておけばよかったと後悔しました。（入ろうかと思っていた
矢先でした）
成功率が低いというのは初めて聞きました。失敗すると手術しても
見えるようにはならない、ということでしょうか？
よかったらそれについてもう少し教えていただけないでしょうか？
よろしくお願いします。

回答No.1

Misaki-27

うちのワンコは、両目とも白内障だったんですが、手術はしなかったんですよねぇ。
うちの子は１４歳で白内障になったので、体力的に無理だと判断しました。
しかし、見えない事への恐怖ってあるんですよね。臭いで人の気配なんかは
気づくんですけど、差し出した手に驚いたり、家具の配置が変わったら、
ぶつかる様になったりと、ちょっと心配事が耐えませんでした。

　４歳と言う事であるなら、手術はした方が良いと思います。
白内障の手術事態は、それほど大変な手術ではありません。
それよりも、見えないままでの今後の生活のが大変だと思いますよ。
片目だけ見えない。つまり、片目だけで見る形ですよね。
これだと、片目に凄い重圧が掛かってしまい、充血もしますし、
そのせいで失明も考えられます。両目とも見える状態にするのが
ベストでは無いでしょうか？　後１０年、上手くすれば１５年以上
生きますから、その間の苦労を考えたら、手術はした方が良いと思います。

お礼

先が長いことを考えるとやっぱり手術した方がいいのかもしれませんね。
遊んでいたり散歩中に見えない右側の頭をよくぶつけているので、
それが可哀想で・・・
手術を前向きに検討してみたいと思います。
ご回答ありがとうございました！