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GM計数管によるβ波の吸収測定

wmaruの回答

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  • wmaru
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回答No.2

計数のグラフ(吸収体の厚さ×計数値かな?)を外挿し、得られた吸収体の厚さを求めたわけでしょうか。フィーザーの式というのはベータ線阻止能の近似式でしょうか。dE/dx=f(E)の形で与えられたとすれば、直接積分か、或いは解析的に求まらない時は計算機で数値積分でしょうね。 これらを聞いた限りでは、問題点として(1)外挿の妥当性(2)計数値の統計誤差(3)フィーザーの式の標準偏差、或いは系統誤差(4)実験が完全でないことに対する補正、を考えねばならないと思います。実験から値を得たものは必ず誤差付で評価をせねばなりません。たとえば、原理的にこの実験の精度を10%以下にはできない、なんてことであれば測定値(2.12+-0.2)MeVとなり、得られた値は妥当であると評価できるでしょう。(1)外挿が正しく行われていなければそこに系統的な誤差が生じます。(2)ベータ線スペクトルは最頻値が最大エネルギーの約1/3の所に来て以後減っていきますから高エネルギー側の計数としては統計がかなり少なくなるのではないでしょうか。ただこの実験方法は外挿によって求めるようなので誤差の評価はやや難しいですね。確立された評価方法があればいいのですが、なければ自分でこの方法で評価したと明示しておく必要があります。(3)飛程から直接出すのであれば、標準偏差は与えられていればそのまま使えると思います。(4)空気の吸収とか考えなくて大丈夫な実験ですか? これらを総合的に評価する事が必要です。

top-gun
質問者

お礼

ありがとうございます。 分かったような気がします。誤差については、自然放射線しか考えていませんでした。標準偏差は考慮していたのですが、統計誤差について実験結果を見直して、もう少し検討してみます。

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