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出荷業務は品質検査員の仕事?
電子部品を作っている工場で働いています。 私は外観検査という工程の担当で、傷などの不良品がないか、製品を拡大鏡で見ていますが、製品の検査のあと、出荷業務もそのまま仕事の流れに組み込まれています。私としては二つの工程を掛け持ちしているような気がするのですが、ほかの工場ではどうなのでしょう? 仕事の内容が違うので、テンポは崩れるし、やらなければならないことが山盛りだし、何かのミスにつけ「最後の砦なんだから」と責任をとらされるし、じわじわと「これも検査員の仕事だ」と言われて仕事の幅が広がる一方で困っています。
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それぞれの会社によって工程設定の考えた方も異なるので、一概にその妥当性を判断できにくいですが、検査業務と出荷業務については、担当者が分かれているのが一般的かと思われます。 ただし、「検査→出荷」が連続した作業ならば、同じ担当者が行うケースもあります。例えば、当該工程を「出荷」という名目で括り、その中の一つの手順として検査作業を組み込むようなケースです。この際の検査作業は、欠品の有無や梱包状態を確認するのが主でなので、検査というよりも「検品」といったイメージです。 しかし、質問文から推察すると、この場合は検査と出荷が一連の作業とは言えないようです。「外観検査」には相応の判定能力が求められるでしょうから、本来的に「出荷業務」とは別個の工程だと捉えるのが妥当です。 したがって、おっしゃるように「二つの工程を掛け持ちしている」という感が強いです。 ここで問題なのは、出荷業務等に追われることが外観検査で不良品を見逃してしまう原因になることです。作業能率重視で担当者を兼務させるメリットよりも、不良品が流失した場合の損害の方が結果的には大きいはずです。その点で、工程設計者には品質に対する認識が低いように感じます。 職場で業務改善のサークル活動等の機会があれば、問題点を提起してみてはいかがでしょうか。説得的に主張するための準備については、質問者様の負担になりますが。 それと、当方も以前に経験のあることですが、特に誰がやるかに決まっていない隙間のような仕事が、みな検査員に押し付けられるという悪いパターンに陥っていることが気にかかります。 当方の場合は、ISO9001(品質システム)認証の際に品質マニュアルを作成する必要が生じたのを利用して、その規定の中で検査員の業務区分をはっきり線引きしたことによって切り抜けました。 具体的なアドバイスは持ち合わせていませんが、何かの手段でその悪循環を断ち切らなければならないでしょうね。
お礼
丁寧な回答をありがとうごさいます。 去年あたりからうちの会社でも「改善」という言葉が頻繁に聞かれるようになってきましたが、”社会人としての自覚が足りない”、といった改善以前の問題が山積みであったり、上司が自分の思い描く改善以外に理解をなかなか示してくれないなどといったことで迷走状態です。 回答者様の経験談が聞けてよかったです。参考になりました。