• ベストアンサー

「ている」の「歴史的なことがら・経歴・経験などを記録として述べる言い方」という使い方について

kiwifruitの回答

  • kiwifruit
  • ベストアンサー率40% (14/35)
回答No.3

awayuki_chさん、こんにちは。 ●「~ている」の件 ご存じのように「~している」は一般的に「(その状態が)現在も継続中である」場合に使われます。通常の作文や会話などでは、awayuki_chさんのおっしゃるように「~した」を使う方が多く、この例の場合も「~した」と言っても構いません。 ですが、確かに、例文のように『過去の出来事』について、「~している」を使うことがあります。 『過去に起こった出来事が、記録や記憶として現在も残っている』場合や『その事実が、その後に続いて起こった事実に関係していたり、現在にもなんらかの影響を持っている』場合に、よく「~ている」が使われます。つまり、『結果や経験』が継続しているというニュアンスがあります。 【例】A:中国に行ったことはありますか?    B:ええ、既に5回行っています。 「ええ、既に5回行きました。」と答える場合もありますが、その場合は単に「5回行った」という事実を述べています。それに対し「5回行っています」は、「だから中国のことはよく知っていますよ。」などと、その経験が今も生きているという感じを与えます。 もう少し分かりやすい例を挙げてみます。 【例】A:今、麻疹(はしか)がはやっているけど、お宅の太郎ちゃんは大丈夫?    B:太郎は4歳の時に麻疹にかかっているから大丈夫よ。 麻疹は子供がかかりやすい病気ですが1度かかれば免疫がつきます。「太郎は4歳の時に麻疹にかかった(=麻疹になる)」という事実だけを述べるのではなく、「その結果、免疫が付いている」ということを言いたいのです。 この他にも、明らかに過去の事を述べていると分かる場合、その出来事を淡々と述べる場合などに、「~している」に限らず、「~する」といった現在形を使うことはよくあることです。 【例】 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%8F%E7%9B%AE%E6%BC%B1%E7%9F%B3(日本の作家、夏目漱石の説明です。) 抜粋『大学時代に正岡子規と出会い、俳句を学ぶ。(中略)これが評判になり「坊っちゃん」「倫敦塔」などを書く。』 例文の1と2は、この例と同じだと言ってもよいかと思います。 【例】アメリカの宇宙開発の歴史は長い。19xx年のアポロ1号の実験に始まり、1969年には月面着陸を成功させている。 【例】モーツアルトは幼い頃から神童と呼ばれた。既にxx歳の時には楽譜を読み、12歳のときにオペラを作曲している。 【例】容疑者は10時にスーパーに立ち寄って包丁を購入している。この後すぐに被害者の家に忍び込んだと思われる。 ●「は」の件 ご質問の文は例文のため、前後の文がないので、これだけで「は」の用法を論じることはできません。 ただし、3の例では、この発言の前に、既に「ひろし」のことが話題になっているからだと思います。(「既出の『は』ですね。) 1と2の例では、これも「既出の『は』かもしれませんが、テーマとして「アポロ11号」や「モーツァルト」を挙げているのだと思います。「モーツアルトは1756年に生まれた。」と同じです。 ●ご質問の文章について >編集者が日本人の本に書いた「ている」... お読みになった本は特定の著者がいないのかもしれません。ですから、「編集者」でも間違いではないと思いますが、もし、著者名が書いてあれば「著者」が適切です。小説の場合は「著者」でも「作者」でも構いませんが、参考書や論文などの場合、書いた人を「作者」とは言いません。また、新聞や雑誌の記事を書いた人は「記者」と呼びます。 あと、「日本人の本」は間違いです。「日本語の本」や「日本語に関する本」でなくてはなりません。 まだご不明な点がありましたら、何なりとご質問くださいね。

awayuki_ch
質問者

お礼

 kiwifruitさん、こんばんは。いつもお世話になります。ご親切に回答していただき誠にありがとうございます。私は「淡々と」という言葉が好きです。その出来事を「淡々と」述べる場合などに、「~している」に限らず、「~する」といった現在形を使うこともよくあるのですね。身に付けたいです。また、質問文の添削に感謝いたします。大変参考になりました。  本当にありがとうございました。がんばります。

awayuki_ch
質問者

補足

「『結果や経験』が継続しているというニュアンスがある」というご説明と挙げられた二例を合わせて拝見して少しわかるようになりました。まだおかしいような気がしますが、どこがおかしいのか、いま自分でもよくわかりません。文法本の三つの例文の過去の時点の「5年前に」、「1990年に」、「3年前に」を「もう」あるいは「すでに」に置き換えたら私はよく理解できると思います。 しかし、私がその三つの文を書くなら、きれいに書けません。ぜんぶ「した」と書いてしまうと思います。過去のことに対しては、どんな時に『結果や経験』の「している」を使うのか、どんな時に、「した」だけを使うのか、判断が付き難くて慣れるしかないですね(><)。 wikiは直接には入ることができませんので、http://wpedia.search.goo.ne.jp/から入ることができます。恐れ入りますが、検索のキーワードを教えていただけないでしょうか。 「は」の件についてですが、私はその三つの例文の前にそれぞれ、「アポロ11号が~」、「モーツァルトが~」、「ひろしが~」という文が必ずあると思うのですが、こんな考え方はおかしいと思われますか。「月が出た。その月は大きい」のような感覚に似ていると思います。

関連するQ&A

  • 主語

    「私はあなたが嫌いだ」 「私は古いものがほしい」 「私が新しいものが嫌いな人だ」 「私は歩くのが速い」 適当に4つ文を並べてみましたが、主語はどのように決められるのでしょうか? とりあえず、文をいろいろ出しただけなので、例文としては出来が悪いかもしれませんが、聞きたいのは主語確定の方法です ちゃんとしたルールがあるのでしょうか? 日本語とは文意をとらなければ主語が確定しない言語なのでしょうか? ということは理屈的には、文意の分からない文章、つまり、今までに考えたこともない事柄についての文を読むとき、ネイティブの日本人さえ、主語が分からない(=文構造がとれない)ことがあるのではないでしょうか? これは、意思疎通、情報伝達を行う手段としては致命的な欠陥だと思うのですが、どうでしょうか? この文章を読んでもらえば分かるように、自分は日本語に精通している者ではないため、それを踏まえた、一般人に理解できるような説明をお願いします。

  • 助詞の「は」について

    日本語の質問です。 「は」という助詞が有りますよね? これは主に主語に付きますが、主語じゃないものに対しても付けることは出来ますよね? (例) 彼はその本の内容をしっているが、一方あの本の内容は知らない。 上の例文で、「あの本の内容」は主語ではありませんが、助詞の「は」が付いているので 一応確認しておこうと思いました。 宜しくお願いします。

  • 「分かる」という動詞は、他動詞?自動詞?

    日本語の「分かる」という動詞は、他動詞なのか自動詞なのか、質問したいです。 なぜこのような質問をしているかと言うと、 ある本において、このような内容を目にしたからです。 内容・・・「田中先生はロシア語が分かる。」      この例文の主語は、「ロシア語」であり、「田中先生」ではない。      なぜなら、「分かる」という動詞は他動詞なので、主格補語の「ロシア語が」が主語になるのだ。      もし動詞が「理解する」であれば、自動詞であるので、話は別。 というものです。 しかし、私は、「分かる」は自動詞であり、上記の例文の主語は「田中先生」ではないのかと考えます。 なぜ、「分かる」という動詞は他動詞だといえるのか・・・? 教えてください。 また、日本語の「他動詞」「自動詞」を瞬時に見分けられるようなウェブサイトなどがあれば、 そちらも教えて頂きたいです。

  • how 形容詞+名詞は主語になれますか?

    how 形容詞+名詞は主語になれますか? 次の二つの文がわからないです>< この文の語順はフォーマルでもこうなんですか? How many ants have eaten the bees? 次のものは日本語訳がついていますけど、敢えてふせますw How old a child drew that picture? 注意: 最初の例は、次の文との対句で例文があげられています How many ants have the bees eaten? よろしくおねがいします!

  • 主語+動詞+什么(+名詞)?動詞の場所がわかりませ

    中国語を勉強し始めて1ヶ月の初心者です。 初歩的な質問かもしれませんがお願いします。 テキストの例文でこのようなものがありました。 你们去什么地方? あなたたちはどこに行きますか 主語+動詞+什么(+名詞)の順だと認識したのですが、 次のような例文もあり、こんがらがりました。 小李什么时候去? 李さんはいつ行きますか 你什么时候来? あなたはいつ来ますか これらの文は、主語+什么(+名詞)+動詞になっています。 この違いは、どのように理解すればいいのでしょうか。 中国語に詳しい方、どうぞよろしくお願いします。

  • なぜここの「たら」は不自然なのでしょうか。

     私は日本語を勉強している中国人です。次の文の中の「たら」の使い方について質問させていただきます。 「窓外の風景をすでに眺め始める私は、後ろを振り向いたら、ある女子学生の照れくさい顔が目に入った。」  上記の文は私の作文の中の一文です。作文は次のスレッドをご参考になさってください。(質問文の段落を除き、作文の第三段落の三つ目の文です。) http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3960962.html  この一文に不自然なところが多いと思いますが、ここで特に検討したいのは、「たら」のことです。なぜ私の文の中の「たら」は不自然なのでしょうか。ネイテイブの方々の添削文の中で、全部「と」と直してくださいました。  文法の本で調べてみたところ、「たら」の項目で次のような例文を見かけました。全部自然な日本語の例文になっているのでしょうか。 ●山道を歩いていたら、林の中からさるの親子が出てきた。 ●スーパーで買い物をしていたら、マリさんも来た。  どなたか説明していただけないでしょうか。また、質問文に不自然な日本語の表現がありましたら、それも指摘していただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

  • 次の日本語は自然でしょうか

     日本語を勉強している中国人です。中国人の作者が書いた日本語の参考書を読んでいます。本に出てきたいくつかの例文に少し気になっていますので、質問させてください。次の日本語は自然な日本語なのでしょうか。 1.「一日三回ご飯を食べます。」  私は「一日に三回ご飯を食べます」が正しいと思いますが、「に」を外したほうが自然なのでしょうか。 2.「あの人は毎日のようにお酒を飲みます。」  「毎日のように」と「毎日」のニュアンスはどう違いますか。この文にある「ように」の使い方が良く分かりません。  また、作文が上手くなりたいのですが、質問文に不自然な部分があれば、ご指摘いただけないでしょうか。よろしくお願いします。

  • ここの「のに」の使い方が自然でしょうか

     日本語を勉強中の中国人です。次の例文の中の「のに」の使い方が自然でしょうか。  「弟はおいしい柿を食べたいからと、柿の種をまいた。実ができるまで何年もかかるのに、本当に気が長い話だ。」  また、質問文に不自然な日本語の表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

  • 原文に沿った訳を教えてください

     日本の神話という本を読み始めたら、次の文に行き当たりました。 then something resembling reed shoots sprouted up. From these were born seven generations of gods. そのとき葦の若芽のような何かが芽生えた。そこから、神々の7世代が生まれた、と日本語訳を考えましたが、From以下の文で、Fromの訳し方とその場合の主語(どれが主語になるかもよくわかりません)をきっちりと押さえた直訳はどのようなものになりますか。受身になっているのもよくわかりません。

  • 命令文について

    『命令文には主語、時制は無いが本当は隠されている。そのことを例を使って証明せよ。』という問題が出されました。命令文は目の前の人に言うから主語が省略されていると思うのですが、例文や時制が解りません。どなたか教えて頂けないでしょうか。