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ある源氏物語の論文集のタイトルをご存知ないですか?
書籍の体裁で、確か同じ先生の幾つかの論文を集めていたように記憶しています。内容は全て源氏物語に関するものでした。 覚えているもので、 ・葵の上は、原文では「妹」とあるが頭中将の姉ではないのか ・夕顔が何故広げた扇の上に花を載せ源氏へ届けたのか(扇の上に書いた墨を乾かす時間がなかったからで、夕顔は源氏の牛車を頭中将と間違え急いでいたという推論でした) というようなものがあったと思います。 非常に興味深い内容でしたので再読したいのですが、タイトルを忘れてしまい残念に思っています。もし思い当たる方がいらっしゃればご教示いただけましたら幸いです。
- saishuhe
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質問者が選んだベストアンサー
こんにちは、初めまして。 中古文学にハマって◎◎年の主婦です。 >・葵の上は、原文では「妹」とあるが頭中将の姉ではないのか >・夕顔が何故広げた扇の上に花を載せ源氏へ届けたのか(扇の上に書いた>墨を乾かす時間がなかったからで、夕顔は源氏の牛車を頭中将と間違え急>いでいたという推論でした) 上記の内容から考えて思い当たる書籍がありましたので、紹介させていただきます。 ※飯村博著『源氏物語のなぞ』/ 右文書院刊 著者は確かお医者様で専門家ではないにもかかわらず、大変深く源氏物語を読み込んでおられ、独自の視点からいくつもの<なぞ>を検証されています。私はこの本の続刊『源氏物語のなぞ 続』のみ読みましたが 本当に面白く、何度も膝を叩いて「そうか、そうだったんだ」と口に出してしまいました。特に出入り口に使用されている格子はどのように開けるのか、其処で御簾はどのように掛けられているのか・・・などが克明に検証されている章は、寝殿造ファンとしては垂涎物の論文でした。 ただ・・・もしかすると似たような論文が偶然掲載されていた別の書籍の可能性もあります。詳しい内容は右文書院のHPに掲載されていますので、一度確認して頂けますでしょうか。 私事で申し訳ありませんが、自分自身、平安時代とか中古文学に関する論文を読むのが唯一の趣味のようなもので、かつて無く面白い!と感じる論文に出会った時、身が震えるほどの充実感と喜びを憶えます。 『源氏物語のなぞ』が捜していらっしゃる書籍であるよう、願っております。
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- s_nak
- ベストアンサー率55% (269/487)
門外漢ですが、 以下のサイトの刊行一覧などを見て、書名や著者名を思い出すかもしれないと思い、アドレスを書いておきます。 http://www.nijl.ac.jp/~t.ito/
お礼
ご回答ありがとうございます。 こんな一覧を作っていらっしゃるサイトがあるんですね。時間を見てタイトルから探してみます、とても助かります。
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お礼
ご回答、ありがとうございます!!! 参考URL内容を拝見したのですが、探していた内容に間違いありません。ご紹介いただいた格子に関しての記述も記憶に残っており、当時丁寧で納得のゆく論証に非常に感動したことを覚えております。『源氏物語のなぞ』5年ほど前に読んだ本で、半ば探すことを諦めていただけに嬉しさもひとしおです(余談ですが、早速ネットで購入してしまいました……) 繰り返しになりますが、ご丁寧なご回答ありがとうございました。 今後もkasaneさんが素晴らしい論文に出会えますようお祈り申し上げます。