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長崎民謡「米搗きまだら」の訳

長崎民謡「米搗きまだら」の共通語訳を教えてください。 特にこの部分 「わたしがさまじょさんな どっから見ても判る」

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回答No.1

 おはようございます。  こういう古い歌(新民謡ということもあるかもしれませんが)の文句は省略があったり、土地の言葉や習俗が入っていて、きちんと訳すのはむつかしいと思います。多分このようなところだろうと思われる大意だけ記しておきます。  その前に、ウェブを検索したところこの曲は間宮芳生さんが補作して、合唱曲になっているようですね。あるいはこの質問もそちらからでしょうか。  わたしがさまじょさんな どっから見ても判る ・わたしが=私が ・さまじょ・・・これは解りにくいですが、さまは敬称の様のことでしょう。土地の有力者を呼ぶ場合に名前(例えば権兵衛様。地域によっては殿が訛った「権兵衛どん」。これ以外の呼び方もあるかもしれません)に様を付けて呼んだということです。   「じょ」は多分「女」です。辞書によると、女という言葉は、本来誰それの娘であることを示すものだったとあります。 http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A4%B8%A4%E7&kind=jn&mode=0&base=1&row=1  合わせて考えると、「良い家の娘」といったところ。 ・さんな・・・さん(現在でも普通に使う敬称)、「な」には「のは」に相当する言葉が略されています。=「さんなのは」。 ・どっから・・・これは今でも言いますね。どこから、です。このあとは説明の必要はないでしょう。  全体を通すと、 わたしが良い家の娘だということは一目で判るでしょう というところでしょうか。  この娘は例えば、髪の手入れが行き届いているとか、服装がそれなりに良い物を身に着けているとか、外で作業をする必要がないので顔の色が白いとか、同様に手も荒れずに綺麗だとか、そういう外見をしているのだと思います。  残念ながら質問文にある部分以外の歌詞は見つけられませんでした。間宮芳生補作版には作詞者の名は特に挙げられていないので、著作権法での問題は存在しないと思います。ですが、地元ではこれと多少異なる題名で知られているかもしれず、とにかくウェブでは探せません。回答はここまでにします。

nanntosuji
質問者

お礼

ありがとうございます。 大変参考になりました。 お察しのとおり、間宮さんの曲を歌わせていただくために 調べていました。私の場合、合唱ではなく独唱ですが。 意味もわからずただ覚えるのは大変苦痛でしたので 本当に助かりました。

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