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「食べれる」はなぜ間違い? 他 日本語の誤り

言う→言える 走る→走れる 食べる→食べれる ではないのですか?  なぜ『食べられる』が正解なのですか? 5段活用とかそういうの全然覚えていません.. あと、「繋げる」はおかしいですか?  『おめでとうございました』はおかしくないですか? 『あのときはおめでとうございました』などと使うのでしょうか? ふと考えてると、無知が故わからなくなります。

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  • ベストアンサー
  • grand
  • ベストアンサー率39% (43/110)
回答No.3

言う→言える 走る→走れる についてですが、これは現在の国文法では可能動詞として正しい用法とされていますが、昔の日本語では認められるものではありません。 恐らく江戸時代のある時期に今で言う「ら抜き言葉」(食べる→食べれる)と同じような感覚で広く使われるようになり定着したのでしょう。 日本語の伝統に則って考えれば 言う→言われる 走る→走られる 食べる→食べられる が「正統」なのです。 それではなぜ同じ「異端」でも 言う→言える 走る→走れる が認められて、 食べる→食べれる が認められないかと言われると「文法をそのように定めたから」としか申し上げられません。 「言う、走る、は五段活用だが、食べるは下一段活用で…」というのは定められた文法の解説としては間違い無いのですが、なぜそのような偏った文法を定めてしまったのか、そしてなぜそれを今も尚維持しているのか、に答えたことにはなりません。 個人的な見解ですが 眠る→眠れる はOKで 寝る→寝れる はNGなどという文法は今すぐにでも改定すべきだと思います。 (上一段、下一段の動詞にも可能動詞を認めるべきだと言うだけです。文法なんていらないとかそういうことじゃありません。) 「ら抜き言葉」を日本語の乱れの顕れだとして鬼の首を取ったように騒ぎ立てる人々もいますが、「乱れ」ではなく変化と見るべきでしょう。もっと他に守るべき美しい日本語はいくらでもあります。

yukarikihara
質問者

お礼

なるほど、非常によく分りました。 曖昧なまま「文法をそのように定めたから」となってるわけで、たしかに「日本語の乱れ」と うるさく言う事もできないですね。 ちょっとオーバーなようですが、grandさんの意見とても感銘をうけました。

その他の回答 (2)

  • poor_Quark
  • ベストアンサー率56% (1020/1799)
回答No.2

>「繋げる」はおかしいですか?  個人的にはおかしくない表現だと思いますが、このような表現は「井上ひさしの日本語相談」(朝日文芸文庫)によると日本語の「ゆれ」だそうです。第二版の広辞苑(古いな)にはありませんでしたが、たくさんの人が違和感なしに使っている言葉ではないかと思います。しかし「線と線を繋ぐ」、「次世代に繋げる技術」という風に「繋ぐ」と「繋げる」の間には無機的、有機的とでも区別される微妙な差があるような気がしてなりません。思い違いかもしれませんが。 >なぜ『食べられる』が正解なのですか?  日本語の動詞は、その語幹と助動詞が結びついて特定の意味を与えます。語幹の変化が特徴的に現れるためその特徴をとらえて5段活用とか、下一段活用とかの小難しい名前が付いているわけです。これは日本語の特質であって一つ一つの言葉に対する細かい用法まで含めてそう決まっているから仕方がない、ということをとりあえず述べておきます。なぜ空のことを「空」とよぶのか「そた」でもよいのではないか、「私はそっちの方が好きだからそう呼ぶ」と皆がばらばらにルールを決めれば言語は意味をなくしてしまう事になります。  ところで「れる」「られる」という助動詞ですが、全く意味の違う属性を動詞に与えます。ある時には『尊敬』であったりまた別の時には『自発』、『可能』、『受け身』というように、同じ表現であってもたくさんの意味を与える言葉です。例えば「行かれる」というとき、「相棒に先に行かれる」、「この道は突き当たりまで行かれる」「社長が行かれるまで待って…」など同じ表現なのに多くの意味があります。前後の言葉からこの意味が類推できないとき、あるいはとっさに相手に特定の意味を伝えたいとき、便利な表現があれば使ってしまうということが潜在的に受け入れられたのかもしれません。例えば「食べる」に関して言えば「食べられる」が『受け身』、「食べれる」が『可能』というふうに。  また別の本でしたが昔の方言の分布を示す地図に、この『ら抜き言葉』があったと記憶しています。地域的なつながりのうすい時代に比較的多くの地域で用いられていたようです。やはりこのことの背景には、この用法の合理化という現象が同時多発的に起こったのではないかと考えます。  さて、動作を表す「動詞」ですが、歴史的には4段活用や下二段活用などの使い方が長く続きました。江戸時代の中頃から一部の地域の方言として従前の語尾変化から変移した形が現れます。例えば「食べる」を辞書で引くと「食ぶ」という言葉が古い形として添えられていますが、これも江戸時代の後半に起こった変化の一つと言われます。  当時の江戸は世界一の人口を持つ大都市であり、この時代さまざまな文化が成熟し、消費経済を中心とする都市経済が発達した時期でもありました。流通や通信といった生産性を支えるコミュニケーションの要請に応じ、不十分ながら言葉も合理的な方向に変化しつつあったことが考えられます。  「食べれる」という言葉ですが、地方から始まり東京の山の手に広がっていったという説が大野晋著「日本語相談」(朝日文芸文庫)に紹介されています。すでに1929年の「蟹工船」という小説の中でこの表現「たべれる」が使われたそうですから、かなり昔から普通に用いられたことがうかがえます。まためんどうな"r"の発音が3つも続く「られる」は特に敬遠される方に動いたとも言われています。  私自身は、ら抜き言葉には大きな違和感を持ち、進んで使うことはありませんが、ことさらに訂正を促すこともしていません。2千年前の文字がそのまま読めるヘブライ語などと違い、日本語は自然に大きな変化を経験してきました。見方を変えれば、その変化の一断面にあるにすぎない私たちが、その変化を押しとどめようとすることに意味があるのだろうか、あるいは現代のフランス語のように、人為的にそのあり方を語彙に至るまで細かく管理した方がいいのか、私には分かりません。 >『おめでとうございました』はおかしくないですか?  実は生活の各場面で同じようなことは起こっていると感じます。食堂などで注文を受けるとき「おきまりですか」と現在形で聞かれると、せかされているような気持ちになります。一方「おきまりになりましたでしょうか」と聞かれるとそうでもありません。  こういう表現は過去すでに行われた相手の判断について確認する言葉の使い方であり、今すぐに何らかの行動を促しているのではないと言うニュアンスを相手に与える安心感から用いられるのではないかと想像しています。ネット上でも過去形を使うと丁寧な印象を与えると思われている、との評価を読むことができます。  「おめでとうございました」に関しては、「おめでとうございます」に比べて多少引いた印象を与えるように感じます。相手と同じ目線で直線的な表現を用いるよりも、出来事をいったん過去のものとして、それを評価するという形で相手に伝える、結果、相手に対して引いた表現を使う ことになるという心理がどこかにあるのかもしれません。  つまり単なる丁寧表現の一つではないかと思うわけです。ですから時制を固定する「あの時は」などという表現とはなじまないと考えます。  以上、とっさに思いついた私見ですので、あまり当てにしないようにしてください。もちろん自信なしです。発展した議論を期待したいとの気持ちから蛮勇をふるって投稿します。うさんくさい理屈を最後までお読みいただきありがとうございました。

yukarikihara
質問者

お礼

>おきまりですか」と現在形で聞かれると、せかされているような気持ちにな ります。一方「おきまりになりましたでしょうか」と聞かれるとそうでもありません。 たいへん興味深い話です。実に微妙なニュアンスの問題ですね。 その他、実に詳しく解説してくださってありがとうございます。 たいへん参考、勉強になりました。

  • the845s
  • ベストアンサー率34% (61/176)
回答No.1

「食べ」って単語じゃなく、「食べる」が単語だから…最後のるが変化。 ということでは? また、たしか…記憶が曖昧ですが、2~3年前に食べれるも認められた気がするのですが。 おかしいといえば、犬にゴハンをあげる…ってのが間違いと聞いた憶えが。 犬はあげるじゃなくて、やる等を使うとか。 こちらの方はどうにも馴染めません。

yukarikihara
質問者

お礼

遅くなって済みません、回答どうもありがとうございます。

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