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在華紡

minaminagonの回答

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回答No.3

1と2で回答された方の通り、「在華紡」とは中国に進出した日本の紡績業を総称した呼び名です。なぜ在華紡というような呼び名があったかというと、当時の日本の対中投資で紡績業は大きな割合を占め、大陸における日本の権益の主要構成部分だったからです。以下はご参考まで。 戦前の中国大陸における紡績業は、軽工業が中心の中国にとって“民族産業”の象徴でした。それを脅かしたのが在華紡でした。明治から昭和にかけて中国に進出した在華紡は、先進的な経営方式を採用して競争力を強め、規模を拡大していきました。日華事変が勃発する七年前の1930年(昭和5年)の時点で、在華紡は中国における紡績・織布生産量のうち36%・45%を占めたといいます。 それゆえ、在華紡は民族主義の台頭により、不条理にも中国への経済侵略の旗手的存在として認識され、ことあるごとにストライキや破壊活動の対象となりました。ですから、在華紡は当時の対中投資における最もリスキーで投資規模の大きなものでした。 日華事変で日本軍が大陸各地を占領すると、そのリスクが一気に解消し、在華紡の多くは日本軍に接収された中国資本の紡績工場もあわせて委託経営を行い、安定した経営を行うことが可能になりました。しかし、それもつかの間、八年後には日本は敗戦し、在華紡の多くは所有資産を全て失うことになりました。

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