- ベストアンサー
科学の実験というのがよくわかりません
科学の実験というのはどうゆう段階?手順?があるのでしょうか。 どうゆう段階を経て社会に還元されるのでしょうか? 生物関係、工学関係の研究について知りたいです
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
tgwiさん、こんにちは。 生物学、化学、電気関係工学、など、工学一般の報告書には、書き方の 決まりがあり、実験はこれに沿って行うのがスムーズでしょう。 以下、報告書の一般フォームです。実験手順もこれに沿います。 1.実験概論、アブストラクトと呼び、実験全体を簡素にまとめる。 例:***で注目されている***蛋白の***作用について調べ、***の結果を得た。***に応用が期待される。 2.導入、目的、イントロダクションと呼び、実験の背景、意義目的等を説明する。 例:***蛋白は、生体内で***の働きがあることが、***らによって示されてきた。本研究(実験)では***蛋白の***作用について調べ***であることを示す事を目的とする。 3.実験、実験内容を読んだ人が追試できるよう詳細に記述する。 例:***蛋白は***合成法で作成した。***作用は***装置を使い***法で検定した。その他の試薬は精製せず用いた。 4.結果、実験結果の事実を書く。 例:***蛋白合成の***法での結果は表1に示した。***作用の結果は表2に示した。***法検定の結果は図1に示した。 5.考察、結果について詳細な考察を行う。結果と共に記述しても良い。 例:***蛋白合成は表1に示したように充分高純度に合成された。これは***らが示した結果と一致した。表2の***作用は、***が示しているように、***であるが、本実験においても一致した。***検定については、***を参考にした。この結果、***作用は信頼できる結果を示している。即ち、***蛋白は***作用を有する。***作用を有する蛋白は***であり、***への応用が可能である。 6.まとめ、 例:本実験により***蛋白の***作用が証明された。***法、および***検定法は、この実験に有効であることが判った。 7.謝辞 (略) 8.参考文献 本文に肩付文字を用い、参考にした成書、論文、実験結果を書く。 これらは、大学1年次の学生実験で、詳細に習う方法です。高校、中学の実験もこれに準じます。 また、効率的な実験方法については、そのものが研究対象となっており、実験計画法等の本が出ています。ご参考ください。
その他の回答 (4)
- Ichitsubo
- ベストアンサー率35% (479/1351)
基本は「起承転結」です。 ただ、転の部分は結論を得るまでの実験データなどで示されますから、もう少し正確な構成としては、「序論本論結論」の三部構成です。 序論では主張したい仮説を 本論では仮説を裏付ける(または否定する)実験とその結果を、 結論では結果などやその考察、そしてまとめを行います。 また、実験は仮説に沿ったものを行います。 基本的に「科学」(学部で言うところの理学)は基礎研究であり、社会に直接還元されるようなものではありません。「工学」は基礎研究を元にしていかに社会に還元させるかの学問ですから、大雑把に言ってしまえば「発明」をもって社会に還元したと言えるのではないでしょうか。 ただ……「社会に還元」と言う言葉があいまいなので、どの段階まで研究が進んだところで「社会に還元され」たというのかが難しいところです。 なお、「どうゆう段階」ではなく「どういう段階」です。
- anthracene
- ベストアンサー率39% (270/678)
私の分野(化学)だと、たとえば新しい有機合成反応の開発などが、比較的社会還元しやすい部類ではないかと思います。質問者さんの言っている社会還元というのが、すぐに世の中の一般のみなさんの役に立つ結果が出やすいということを意味しているとしての話です。 野依先生らが開発された金属触媒を使った不斉合成反応など良い例ではないでしょうか。 はじめは大学のラボで触媒および反応条件など、さまざまなことが仔細に検討され、論文が多数出ました。優れた研究者の方々の科学的思考と実験努力の賜物でしょう。 その後、企業(高砂が有名)がこの新合成反応に目をつけ、実用化し、今ではいろいろな薬・香料などの原料が合成されるようになっています。特許にもなってるのかな?私はそこらへんは良く知りませんが。
工学においては「まず結果を論理的に推測し、それを実験で証明する」というのが一般的だと思います。 そもそも目的があって実験をおこなっているので、実験が推測どおり成功すれば、そのまま社会に還元されることになります。
- MIYD
- ベストアンサー率44% (405/905)
工学は知りませんが、生物学だと 何らかの問題点(違い)を見つける(本や論文や実際に操作して) 既知の報告を調べて、解析方法を調べる 調べる 結果を考察する 発表する >どうゆう段階を経て社会に還元されるのでしょうか? 科学の範囲であれば、一般的にはされません。 得られた結果を元に社会に有益な情報や商品が作られれば、 それを「社会に還元された」と呼ぶ人はいると思いますが、 生物学の範囲では少数派です。