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人間が大気に押しつぶされない理由
osapi124の回答
- osapi124
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地球上で圧力が異なる状態として、水中がありますよね。 通常の大気中が「1気圧」で、水深10mなら「2気圧」、 水深20mなら「3気圧」と、10メートル潜るごとに 1気圧づつ増して行きます。 つまり水深10m潜った時点で通常大気中の気圧の2倍の 圧力ということになります。 でも潜ってる人が「皮膚がイテェ~」ってならないのは 圧力均衡してるからです。 例えば肺の中、血管の中、胃の中その他についても、ゆっくり 潜ると少しづつ圧力が増えていきますが、体内の全ての圧力も 同じ状態になってきているからです。 この均衡はダイビングの際には呼吸に伴う吸排気によって 行われます。 潜るときも逆に深海から水上に出るときも同じですが、 吸排気による圧力均衡のスピードが水圧の変化に追いつけない ときや、また吸排気(均衡)しないで水深が変わったりすると、 まさに質問者の心配するように痛い状態になります。 よく潜ると耳が痛くなるのは、圧力が高くなっても内耳の 気圧が低いままなため、鼓膜が内側に押されて痛くなって いるのです。高い山やエレベーターで耳が痛くなるのも 同じ理屈です。(あれは鼓膜が外側に押されてる) また均衡の取れない状態の密閉された空間をもつ物体を 水中に入れると、深く行くほど小さくなります。例えば ゴムボールや風船なんかで実験すると、2気圧では通常の 半分、3気圧では通常の3分の1の体積になります。 Nakaさんのいう「空間のある虫歯」や、「蓄膿で詰まった副鼻腔」 などは潜ったり飛行機に乗ったりすると痛いですね。 でもいきなり均衡もなく水深100mとか宇宙空間とか に行ったら生きてられないでしょう。 深海魚を釣ったときには魚の体が破裂したりしますし、 また宇宙空間のように真空中だと沸点が下がるので、体内 の血液が沸騰してたんぱく質が固まって死んでしまいます から。 ボイルの法則・ドルトンの分圧の法則・ヘンリーの法則 等を検索して調べるともっと詳しくわかりますよ。 osapi124でした。
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