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文法と訳読を中心とした英語教育のメリット

日本の英語教育は文法と訳読が中心ですよね。中学では勿論 簡単な文から始まりますが、大学でも文法を中心としたスタンスは貫いていますよね。こういう教え方では英語が使えるようにならないという批判も多く聞かれます。しかし、メリットもあるはずですよね。あるとすれば、どんなメリットが挙げられるでしょうか?

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noname#47281
noname#47281
回答No.2

日本はご存知のように周りを海に囲まれて外国との行き来があまり頻繁ではありませんでした。しかし、中国の進んだ文化を取り入れるということには極めて積極的でした。そうして、漢字を取り入れ自国語の文字にして、それ以降も 中国の文化を書物を通して学ぶことに熱心でした。そうして、あの漢文の学習が定着していきます。そして、時代は下り江戸時代になると蘭学が盛んになります。当時の学習法は オランダ語を漢文に直して解釈するような方法が取られました。しかし、明治時代になると今度はオランダ語に取って代わって英語が学ばれ始めましたが、漢文の訳読法は踏襲しつつ、イギリス人がラテン語を学ぶように、 体系立てて文法を分析する方法が取り入れられました。 日本人の学習法は中国語から始まって オランダ語にしろ英語にしろ コミュニケーションが目的ではなく、文献の解読にあったのです。 今では多少は改善されているものの、この伝統が未だに続いているわけです。 ご質問のような文法と訳読を中心とした教育は、英語よりも大学で習うドイツ語やフランス語だともっと端的ですね。極端な話、1年間 みっちり勉強すれば ゲーテなりサルトルなり辞書を片手に原文を読むのも何とか可能なんですから。ただ、このメリットは短期間で難しい文献が一応読めるということです。 でも、日本人にとって初めての外国語である英語は もっと楽しく学習すべきですね。日本語の文法さえしっかり分析できないのに 英文法を突きつけられても辟易するだけです。ですから、中学校では 週3コマという圧倒的に足りない時間で文法を丁寧に咀嚼しながら教えるわけなんですが、それでも初歩的な部分は終えておらず、学び残しを高校に回されます。ですから結論として、メリットは英語そのものよりも大学の第2外国語の足掛かりになることくらいでしょうか?そのような学習法だと次はラテン語を始めるのにも有利ですから。そして、行く行くは 古代文字を解読するための下準備になります。

noname#25548
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 確かに会話を中心とした学習では大学でフランス語を始めても1年間ではサルトルは読めないでしょうね。

その他の回答 (1)

  • JOSSY
  • ベストアンサー率48% (38/78)
回答No.1

メリットは無いと思います。 このようなスタイルの授業がまだ行われているのは、 主に日本の教育予算が先進国中でも最低なので、 中高の1クラスの人数が40人ということにならざるを得ず、 語学学習には適さない環境で英語の授業が行われているからです。 大学も大人数での授業になるのは同様に予算の関係だと思います。 (講師の年齢的な要因で、コミュニカティブな授業が出来ない、 という事情もあります。) あえてメリットを探すとすれば、英語も他のヨーロッパ語と同様に 日本語とは全く違う言語なので、文法習得には文法の理解が必要、 したがって語学学習に文法の学習が必須であると言う点です。 (他のヨーロッパ言語の入門書も、日本ではすべて文法から学習するスタイルです) もうひとつの訳読式の授業に関しては、依然として日本人の最大の弱点は 英文読解力ですので、現在広く行われている訳読授業方式のメリットは無い というしかありません。

noname#25548
質問者

お礼

回答ありがとうございます。

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