- 締切済み
外来生物はなぜ悪いの?
外来生物、特に植物が話題になっているが、なぜわるいの?たとえば大金鶏菊のフェスティバルが中止になったが、なぜ?
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
みんなの回答
- mimorita
- ベストアンサー率44% (151/343)
>本質には触れずに「悪」と決め付けているように >感じますが、いかがですか。 国内に古くからある固有種と外来種を線引きして 前者を守るため後者を「悪」としているという論点ではないのです。 本質はこの種が侵入することで何が起こるか 把握しきれないところが怖いんです。 例えば「大金鶏菊が大繁殖したために、日本に古来からいた ニホンカモシカが絶滅してしまいました。」なんて・・・、 もちろんこれは今フィクションで考えてみた例え話ですが、 こんな風に全然関係のないように思える生物種の絶滅を 引き起こす危険性があることも恐れているんです。 日本は島なので、こうした隔離された生態系を壊すのは 実に簡単です。大陸の種をどんどん導入すれば次々と 連鎖的に生態系を塗り替えることができます。 なにも善悪を決めているのではないのです。 こういう日本という特殊な生態系を維持するために ご協力お願いしますということなんですよ。
- mimorita
- ベストアンサー率44% (151/343)
特に日本のような隔離された生態系は大陸由来の 生物種に比べて種そのものが弱い傾向があります。 ご質問の「大金鶏菊」は原産地が北米で、明治中期頃に 日本に入ってきた渡来種ですが、今では河川敷で自生するほど 日本の環境に適応してきています。 せっかく適応したならそれで良いじゃないということではないのです。 生息地の面積は限られています。大金鶏菊の生息地が拡大した分、 そこに既存の在来生物種は全て淘汰されたということなんです。 ニホンタンポポの生息地を駆逐しながら広がったセイヨウタンポポと 同じなんですね。
- damushi
- ベストアンサー率30% (223/742)
在来種の生存が脅かされるからです。 1.外来種が対抗手段をもたない在来種を過剰に捕食してしまう。 2.外来種の繁殖能力が高い場合在来種の生息圏を急速に侵食する。 3.在来種が耐性持たない病原体を運んでくる。 4.外来種と在来種との間に混血種が生まれてしまう。 etc. 特に4に関しては実態の把握が難しく ひとたび広がると回復することも非常に難しくなります。 さらに植物だと2も含め虫や風などが花粉や種を運んでしまうので 防衛策を立てることまでもが困難になるでしょう。
補足
回答ありがとうございます。 でも、在来種と言われている種の中に、古くに日本に伝えられた外来種がたくさんあると思うのですが、その点はいかがなのでしょうか?
- dadacha36
- ベストアンサー率54% (24/44)
「大金鶏菊」は特定外来生物に指定され、特に厳しく規制されているようです。大きな理由は日本の在来生態系への広範囲かつ強い影響のようです。詳細は環境庁HPの「外来生物法」に詳しく書かれていますのでご参照ください。
補足
環境庁HPも見ました。ありがとうございます。 でも、明治以降高々百数十年のことを論じているだけで、本質には触れずに「悪」と決め付けているように感じますが、いかがですか。 植物などで、日本固有種といわれるものはどれくらいあるのでしょうか? 質問ではごく簡単に書きましたが、そんなに単純にものごとをきめつけていいのかなーという思いが含まれています。 最近セイタカアワダチソウのことをあまり云わなくなりましたが、なぜなんでしょう? 人類の歴史より永い、自然界の出来事を短絡的に決め付けてもいいものでしょうか?
- KI-64
- ベストアンサー率25% (7/27)
国内固有の生物を駆逐して繁殖することが多いからではないでしょうか。 なぜ国内産の生物が駆逐されると困るのか、と聞かれると「種の多様性が失われるのは不幸だから」としか言いようがありません。
- Kurouto
- ベストアンサー率28% (96/338)
外来が入ってくると生態系を壊すおそれがあるためです。
お礼
お教えいただきありがとうございます。 でも、既存の在来生物種が淘汰されるとありますが、本来我国固有の生物種はどのくらいあるのでしょうか?