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研究職と翻訳家

 今高1で文理選択で理系を選んだのですが、最近得意な英語を生かした翻訳家になりたいと興味を持ち始めて文系に変えようかと思っています。  でも、翻訳家について調べてみると「実力主義で、わずかな収入しかもらえないことも」という内容を見つけてかなり心配です。  うちの学校では2,3年生での文理変更は出来ないので今決めるしかないのですが、どちらも長所短所があって決められません。何かアドバイスを頂きたいです。

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回答No.2

趣味で翻訳の勉強をしている研究者ですw 翻訳の勉強をし始めて思ったのは、「勉強している人が多いなぁ」ということと、「仕事として成り立たせるのは大変だ」ということです。 フリーの場合がほとんどで、自力で仕事を獲ってこなければならないケースがほとんど。 特に人気のある「文芸翻訳」などは大変です。 特定の出版社に所属して翻訳する…というよりも、洋書で面白そうなものを見つけ、それをある程度訳して出版社へ持ち込んでいく。 コンテスト等で優勝して翻訳者になる。 とにかく自力で仕事を獲りに行く場合が多いですね。 もちろん、企業内の翻訳者もいるでしょうが、全体の数に比べたら…少ないんじゃないかな。 翻訳者を目指している人は、たくさんいます。 英語が得意な人ももちろん多いですが、帰国子女もとても目立ちます。 実際に海外に住んでおり、内職の様に翻訳している人もいます。 翻訳家を目指す人(もしくは実際に翻訳している人)が集まるサイトなどで情報収集をすると、帰国子女、海外在住者率の高さに圧倒されますから。 そういった経験を通してお話しするならば…ただ漠然と「翻訳家」を目指してもなかなか難しいと思います。 英語能力に長けている…だけでは、売りにはならないんです。 また、翻訳の道を選ぶ際、英語能力を頼りにされる方が多いですが、実はもっと大切なものがあります。 特に文芸翻訳。 これは、英語力よりもセンスが要求されるのです。 英語よりも国語能力の方が大切ではないかと思っています。 実際、勉強していていつも指摘され、思わず唸らされるような箇所は日本語の表現方法についてだったりしますから(苦笑)。 そうですね…それこそ作家なみの技量が求められますよ。文芸方面では。 自分を殺し、作家の言いたいことを澱みなく再現しなければならないという点では、ある意味作家以上の能力が必要になります。 文芸以外の翻訳は、より専門的な知識が必要になってきます。 それも、生半可な知識ではなくプロとしての知識です。 何しろ、読者はプロですから。 そのプロに向けて発信する情報を翻訳する人間の知識が素人だと厳しいですよね。 私自身は研究者ですが、必要な文献は特に訳されなくても自分で読むことができます。 翻訳の勉強を始める前からそれくらいはできました。 そう訓練されるし、必要だからそうなってしまうんです。 ただ、逆にその道のプロが翻訳者になろうとすると…簡単ですねw 事実、私は医学理学系の文献は楽に訳すことができます。 論文の書き方も熟知していますし、改めて覚えなおす用語も少ないですし、独特の言い回しもよく知っていますから。 あなたが将来どの道でどんな翻訳家を目指すかで、また状況が変わってくると思います。 研究者という職業に興味があり、英語が好き…というのであれば、研究職に就いてもいいのじゃないでしょうか。 必然的に関連する論文を訳す能力はついてきます。 その上で専門分野の翻訳を仕事にするチャンスも、いつかはくるかもしれません。 一方、研究よりも英語に対する興味が大きく、特に文学方面に強い思い入れがあるのであれば、腹を括ってそちらの方面に飛び込んでみるのも良いかもしれません。 但し、競争率は高く、英語の能力だけで太刀打ちはできません。 文章力、読解力…作家、シナリオライター等になるくらいの覚悟で勉強してください。 企業づとめのような安定さではなく、常に自力で仕事を獲ってくる大変さと楽しさを味わうための自己表現力も身に付けると良いと思いますよ。

noname#85791
質問者

お礼

国語はあまり得意ではないので少し心配です。 学校で英文を訳すときなんかには自然な日本に直せていてセンスは悪くないと思っていたのですが、やはりプロの世界ではそれだけではダメなんでしょうか? あと、学歴っていうのは就職するのにも全く無意味なんでしょうか?例えば極端に言えば東京外大卒よりも中卒の帰国子女の英語力の方が優れていれば中卒の方が就職なんかには有利になってしまうんですか?

その他の回答 (3)

  • pitycake
  • ベストアンサー率33% (5/15)
回答No.4

現役のフリー翻訳者です(経験10年)。「わずかな収入しかもらえない」、これは実力がなく、お客さんの人脈がなければ、どの世界でも同じです(そのように言う人は、その程度のレベルで脱落した人たちなのです)。ですから実力はもちろんですが、それプラスお客さんの人脈が何よりも大切です。 自慢に聞こえたらすみませんが、私は翻訳だけで子供と妻をやしなうことができています(今のところ)。また、フリーですので、価格もこちらの言い値(または交渉)です。私の場合、ふつうに生活できるくらいの金額は要求します。 それから、これだけは他の人よりも知っているという得意分野、しかも英訳(日本語から英語)ができないと、翻訳者が余っている現在(特に和訳翻訳者)つらいです。和訳はもちろんですが、その逆の英訳もこなせると仕事の世界が広がります。また、最近ではお客さんから通訳の仕事も頼まれることも多く、語学の何でも屋的な働き方も求められています。いずれにしろ、自分の知らなかった世界を仕事を通じて覗けるので、とてもやりがいのある仕事だと思います。頑張ってください。

noname#85791
質問者

お礼

今は一応英語に関しては進研模試偏差値72で、学校1位なんかも取ったことはあるし、英作文でALTの先生にもセンスがいいとよく褒められるのですが、日本語を英訳するのはネイティブの方から見ればまだまだ不自然な英語になっていそうですし、これを将来ネイティブ並に持っていけるのか疑問です 同じようなお礼しか出来なくて申し訳ありませんが、やはり取り合えず理系の学部へ進学しようと思います。それから実務翻訳をするチャンスはあると思いますし。 ありがとうございました

回答No.3

#2です。 お礼に質問が含まれていましたので、その回答を…。 >学校で英文を訳すときなんかには自然な日本に直せ >ていてセンスは悪くないと思っていたのですが、や >はりプロの世界ではそれだけではダメなんでしょう >か? 実は、私も結構その辺は自信があったんですね(笑)。 研究者のくせに得意科目が国語でしたからw 確かにかなりいい線まではいけました。 けれど、あくまでも「いい線」だったんですよ。 素人にしては筋がいい…という感じ。 結構ショックでしたね。 プロ(先生)から指摘されるたびに目から鱗がぽろぽろ落ちまくりました。 あなたの場合ですが、現時点でそれなりの意訳力があるのであれば、磨けばきっと伸びていくと思います。 下地となるセンスはあると感じました。 但し、磨かないでどうにかなるほどは…甘くないかな。 >例えば極端に言えば東京外大卒よりも中卒の帰国子 >女の英語力の方が優れていれば中卒の方が就職なん >かには有利になってしまうんですか? 「就職」して「企業内翻訳家」になるのであれば、学歴がある方が有利でしょう。 けれど、翻訳家の世界は他の職種と比較してフリーランスが多いため、そもそも「企業に就職」するケースが少ないと思います。 例えば法律専門の翻訳者、特許専門の翻訳者などは企業内で需要があるかもしれませんが、そういった専門性の高い分野以外はあまり聞かないですね。 また、こうした専門性の高い翻訳家を雇うのは、一部の大企業…もしくは国際性の高い企業だと思います。 一般的な企業はわざわざこうした翻訳家を雇ったりはせず、担当部署の社員が書類を翻訳したりしていますね。 就職ではなくフリーで仕事を探すとなると…完璧に実力主義です。 翻訳の世界には「トライアル」と呼ばれるコンテストのようなものもありますが(上位入賞に仕事が来る)、学歴は一切関係なく、実力主義です。 私は大学院卒の学歴がありますが、こと翻訳(文芸方面)では「短大卒程度の専業主婦で、国際結婚して外国暮らしをしている奥様」には勝てませんでした(笑)。 日本語の文章力では引けを取らないと思っていますが、何しろ相手は本場で常に英語に触れていますから…スラングの受け取り方から英語表現を理解する感性…そういったものでどうしてもかなわなかったですね~。

noname#85791
質問者

お礼

何度もありがとうございます 学歴が全く役に立たない世界といのは・・少し心配です。 やはり取り合えずは理系の学部への進学を考えてみようと思います

noname#62864
noname#62864
回答No.1

少し考えればわかることだと思いますが、今時、英語の翻訳が出来る人は山ほどいます。たとえば、大学で英語の非常勤講師をして生計を立てている人が大勢います。そういう人たちは、傑出した英語力を有しているはずで翻訳の仕事をする能力も有しているはずです。しかし、非常勤講師の職ですら得るのは簡単ではないようで、それほどの高収入も望めません。 翻訳者に関しては、内職でそういうことをする人もいるでしょうから、供給過剰ぎみではないかと思います。 その中で、安定した収入を得ようとすれば、抜きん出た実力が必要でしょうし、それなりに運も必要だと思います。 しかし、仮にその翻訳者が理工系の分野にかする造詣が深いということであれば、専門的な文書の翻訳に関して優位に立てるかもしれません。 やはり、翻訳家を目指すのであれば、英語力+αを備えておく方が有利だと思います。 となれば、文転して翻訳家を目指すのであれば、かなりの努力が必要なのはもちろんですが、それでも高いリスクが伴うことだと思います。 とは言え、最終的には個人の価値観の問題ですので、そこから先は自分でよく考えるべきでしょうね。

noname#85791
質問者

お礼

ありがとうございます やはり今英語力だけを武器にして食べて行くのは難しいんですね・・ とりあえず理系の学部へ進学してから考えた方がいいんでしょうか・・

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