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自衛隊は今…?(海外派遣)
まだイラクにいるんですか? いるとしたら、いつ帰ってくるのでしょう?
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陸上自衛隊は帰って来ましたが、航空自衛隊はまだイラクで輸送任務についています。 アメリカのアフガニスタン進攻に伴って、インド洋に派遣された海上自衛隊の燃料補給任務(燃料代は日本持ち。石油の値段が上がっているのに・・・)も、アメリカのアフガニスタン作戦の泥沼化で、未だに継続されています。 アフガニスタンの泥沼化は、アメリカ人の基本的考え方の独善性とアメリカ軍の基本戦略の失敗によるものです。 アメリカ人のテロに対する基本的考え方は、テロに関連する組織とは、交渉しないとするもので、民間人の人質がいても、あえて無視します。 現在のアメリカのテロ対策の方針に従えば、民間機がハイジャックされて大都市に接近すれば、人質もろとも撃墜されることになっています。 アメリカ国内ではアメリカ人が決めているのだからそれでも良いのかもしれませんが、外国でも同様の考え方で行動します。 アフガニスタンで民間人のいる村に、タリバン(アフガニスタンの反米民兵組織。アルカイダとの関係があるといわれている。)の兵士が逃げ込めば、その村に民間人の子供や高齢者がいても、ミサイル攻撃(それって、無差別テロではないですか?)します。 その結果、被害者の親族・知り合いが、タリバンに入り(アフガニスタンには、他にアメリカと戦っている組織はありません。)、民兵となってアメリカと戦うようになっています。 この基本戦略では、アフガニスタンに住む人を皆殺しにしない限り、戦いは終わりません。 それに付き合って、自衛隊を派遣しているのですから、いつ帰ってくるかは全く分かりません。今のアメリカ寄りの外交政策の下では、多分アメリカ大統領が、米軍を撤退させるまで派遣は続くものと思います。
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- cse_ri2
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海上自衛隊のインド洋での補給・輸送協力支援活動や、航空自衛隊の派遣部隊による国連の支援活動が、現在でも続いており、またいつ終わるかわからないのは、No.1さんの回答にあるとおりです。 しかし、これらの活動は表向きは補給や輸送活動ですが、本当の意味はこれらの地域の支援活動でアメリカに貸しを作ることと、国連支援の地道な実績を重ね、国際社会からの信用を増すことにあります。 日本で政権が交代し、日中関係は一時期に比べれば落ち着きを取り戻していますが、それでも首脳会談の日程も立たないほど冷却していることに変わりはありません。 また、北朝鮮問題は、そろそろ北朝鮮が崩壊の兆しを見せつつあり、最後のあがきとばかりに、いつ有事が勃発するかわかりません。 そういう情勢にあって、武力行使が憲法によって縛られ、また国外への攻撃能力が非常に乏しい今の自衛隊だけでは、緊急事態が発生した時の備えは不十分であり、米軍の助けが必要とされます。 しかし、いざ日米安保が実際に機能するには、米軍を指揮する米国政府との関係が良好でなければならず、そのためアメリカに貸しを作ることで友好関係を維持する必要があるわけです。 まあ、実際にイラクやインド洋で活動する現場の自衛官の方々は、苦労が多いと思います。 しかし、彼らのその苦労ゆえに、日本の平和と安全が維持されているわけですし、よほどの想定外の事態が起こらない限り、犠牲者が出ることもないでしょう。 アフガニスタンはともかく、イラク情勢がなかなか収まらないのはアメリカの占領政策の失敗が主な原因ですが、日本は可能な範囲でアメリカを助けることで彼らに貸しを作ることで、東アジアにおける日本の平和と安全を維持することは、十分国益にかなった行為かと思います。
お礼
短い質問にわかりやすい解説をありがとうございます。 ガソリンの値段は依然高いまんまだから、「まだなにかやってるんだろうな」とおもいつつ、あまりニュースになっていないので、質問しました。かさねて、ありがとうございます。
お礼
短い質問にわかりやすい解説をありがとうございます。 なんか、「帰ってきた」ってニュースは見た気がしたので、自信がなく質問しました、