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虫歯治療について:痛みの原因と治療方法は?
- 虫歯の治療で痛みが再発した場合、原因は再発した虫歯、知覚過敏、神経への熱伝導である可能性があります。
- 金属を詰めるだけの治療と神経を抜き、金属をかぶせる治療の利点と欠点を比較します。
- 進行した虫歯の治療方法としては、金属を詰める方法と神経を抜き、金属をかぶせる方法のどちらが主流かについて解説します。
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深い虫歯で神経を残す場合の方法について、図説してあるサイトを参考URLに貼りました。 基本的に成人で神経を残せるのは、 (1)健康な歯質が残っている場合。 (2)感染部分を除去した段階で歯髄が出ている(露髄した)場合。 (3)感染しているが、硬い歯質が残っている場合。 …の三つで、成功率も左記の順で下がってきます。((2)と(3)は状況によって順が入れ替わる) 最近行われている3mixもこれの延長上にありますが、4番目の可能性として「感染軟化資質が残っている場合」まで拡げたものです。(私は3mixに懐疑的なので、効果も大差ないと思っています) ただ(2)以降は、大きさや個人差によっては噛む力が歯髄に刺激となり、痛みを感じる事があります。この場合でも(1)防御作用で二次象牙質ができるのを待つ。(2)抜髄する。の選択肢があります。 痛みが酷かったり、食事のつど不自由を感じるほど居たい場合は予後不良が予測され、抜髄した方が良いかもしれません。 基本的に覆罩法ではセメントやコア材で補強し、熱伝導を遮断するので、修復の為の金属は浅い虫歯の際のインレーなどと大差は無いはずですし、治療当初は多少疼いても、2~4週でかなり軽減するはずです。それ以降も沁みたり、それ以前でも我慢できないほど痛む場合は予後不良と判断し、抜髄の可能性が高いです。 あまり利点とか欠点と言う範囲のものでなく、治療経過に過ぎないと思います。強いて言えば歯髄を取れば痛みは感じないくらいです。 2.抜髄すると次に痛みを感じるのは、根の先に細菌感染が至った時です。この場合は根の治療を行います。 虫歯は歯から歯へと感染する訳じゃないので、抜髄の如何に関わらず、隣の歯は隣の歯の虫歯の状況で虫歯になるだけです。 虫歯になりやすい部分(好発部位)は歯と歯の接触点と歯と歯肉の境界部分、それに奥歯の噛む面(咬合面)にある溝です。最近は比較的歯磨きを一生懸命する人が多いので、歯ブラシでは届かない隣接歯との接触点と歯間の歯肉との境界部分からの虫歯が相対的に増加しています。 この部分の汚れを取る事ができるのは、フロスだけです。ですから、必ずフロスを使って虫歯を予防しましょう。特に歯の脇に伸びる治療をしている場合は、歯肉との境界部分をしっかり手入れしましょう。 キシリトール配合で他にショ糖や果糖が使われていなければ、さほど心配する必要は無いと思います。そかし、キシリトールはあくまでも補助予防なので、歯の清掃は怠ってはいけません。 虫歯の最大の予防は砂糖を避ける事ではなく、歯垢を溜めない事です。その証拠に砂糖摂取量の多い国でも虫歯罹患率が日本に比べて遥かに低い国は数多くあります。
お礼
ありがとうございます。詳しく説明していただいて、助かりました。 結局、神経を抜いてかぶせる事にしました。小さい頃は、歯の事なんて考えませんでしたが、 いざこうなってみると歯の大切さがわかります。 あ~あ、しっかり歯磨きしておけば良かったな。