• ベストアンサー

日本の小説で、好きな書き出し、印象に残る冒頭等の作品を教えて下さい。

tinosannpo0811の回答

回答No.6

中島敦「山月記」  隴西の李徴は博學才穎、天寶の末年、若くして名を虎榜に連ね、ついで江南尉に補せられたが、性狷介、自ら恃む所頗る厚く、賤吏に甘んずるを潔しとしなかつた。いくばくもなく官を退いた後は、故山、(くわく)略に歸臥し、人と交を絶つて、ひたすら詩作に耽つた。 博大な教養に裏打ちされた感受性と表現力は、 夭折したのがいかにも惜しいと感じさせます。 上記も一行で人物が躍り、悲劇の予感が濃厚に現れる、と思います。 浅学ながらもっとも好きなもののひとつです

5mildcaste
質問者

お礼

 ありがとうございます。やはり出ましたね。私も文句無しに好きです。創り込んだ感は確かにあるのに、それでも勢いを失っていない文章に、ひたすら感嘆と溜め息を繰り返してしまいます。若い時分は冒頭くらいならソラで言えたものですが、久し振りに読み返してみたくなりました。こうした文章、物語を書く新しい作家に出逢いたいものです。

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