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1米ドル80円になった経緯
今から10年ほど前の話ですが、どんどん円高が進んで1ドル100円を割ったらあっという間に90円も割って80円台に入り一瞬79円台に突入した事があったのですが、当時の日本はバブルが崩壊し平成不況の泥沼にはまりつつあり、その泥沼も長期化の様相を示していたのになぜにそんな日本円が対ドルレートを含めて円が強くなっていったのでしょうか?
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長期の基本的な通貨レートの変動は、相互に通貨の交換をする二国(この場合は、アメリカと日本つまりドルと円)の経済の強さ(=生産力)を反映します。 貿易収支については、アメリカは常に赤字の垂れ流し、日本はバブル崩壊後の不況でも黒字はほとんど減少しませんでした。 この生産力から見たドル・円の交換レートは、10年以上、1ドル=100~120円の範囲からあまり動いていません。これが長期の流れです。 また、一般的に中期的通貨レートの変動には、預金・債券投資などへの投資資本(リスクの比較的少ない所へ動く資金で、確実な利益を求める。中期資金の動きと見てていいでしょう。工場建設などの投資を長期資金の動きと考えています。)の動向が、影響します。 短期的には投機資金(リスクがあっても、大儲けのできる可能性のあるところへ動く。ハゲタカファンドや商品取引の資金はこの短期資金です。)の動向が影響します。 さて、バブル崩壊後の円高ですが、この主因は中期的資金の移動に、短期の投機資金が上乗せされ円高が演出されたと見るべきだと思います。 東証一部の日経平均が38000円の市場最高値をつける半年前から、日銀は遅ればせながら公定歩合を引き上げ、景気の加熱を冷やそうとしました。 しかし、既に加熱してしまったバブル経済は、一度や二度の金利引き上げでは止まらず、(四度?だったかな、最高値になる前は。)株式市場が値下がりに転じた後も、金利引き上げを続けました。 その結果、短期間に金利が急激に上がった日本に、海外からの中期資金が集中し(年利1~2パーセントが6~7パーセントになったと記憶しています。年利8パーセントで10年運用すれば、資金は2倍になります。)、その値上がりの勢いに乗って短期資金も利ざや稼ぎに、円買いに集まってきました。これが、バブル後円高の仕組みです。 現在でも、わずかなヨーロッパ・アメリカ・日本の金利差の変動に従って、通貨レートが動きます。 現実の通貨レートの変動と預金金利(中央銀行貸出金利である公定歩合が目安となります。)の動きを見れば、納得されることと思います。
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- aburakuni
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基本的には冷戦の終了による米国世界戦略の結果ですね。 冷戦の終了によりソ連が崩壊した後、米国の経済戦争の仮想敵国は一時「アズ・No1」と言われた日本になりました。 BIS規制などの周到な日本経済の弱体化が進行する中、円ドルレートの変更により日本が得たあぶく銭の殆どは、米国「不動産」の買収に誘導されました。 その結果日本国民が汗水たらして稼いだ企業利益は、売りに出ていた中古ビルやホテル・マーケットなどのハードに変換され、結局邦貨でも1/3程度に下落して転売されて行きました。 当時の日本の経済政策は完全に米国に篭絡されており、発生した惨状は「第二の敗戦」とも言われましたが、「戦犯」たる大蔵官僚が処分される事も無く、「なあなあ」改革で現在まで尾を引く結果となっています。
- password
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日本の対米黒字が円高の主要圧力です。 (アメリカが 日本から多量に物を買っている以上 円の価値が強くなります) しかし、現在では アメリカへの投資額(国債購入など)で収支を均等化させてますので それほど円高圧力が無くなり 国内の混乱(不良債権や赤字国債)要因で円安化しています。
- h2goam
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投機です。 東側諸国が崩壊し全世界が一つのマーケットでの変動性の為替レートなってからは為替相場なんて充分経済の動向を反映しない投機相場と化しています。 このため為替リスクをヘッジするデリバティブが発達した為に尚のこと経済動向を反映しない為替相場となりより投機的対象になりやすいと言う結果となりました。
- yamanekotama
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こんなに長期化するなんてだいぶ経って分かった事、経済評論家と称する人たちは色々な事言ってますが、・・・。 バブルが弾けた時なんてこんなに泥沼に入り長期化するなんて、想像すらしませんでしたよ。~世界がそう感じていたのでしょう~ 不動産価格は年々減少!しかも長期化、日本初体験の出来事だったんです。 海外旅行で少しは恩恵を受けた記憶有りますが、観光地でのお土産価格は値上げされてた記憶もあります。 経済は生き物!動きを正確に当てるなんて至難の業の回答ではないでしょうか?
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