フチなしプリント時にスジやムラ？(Canon)

質問

現在Canonの850iを使用していますが、カラー印刷でスジが目立ってきたのと、フォトぺーパーでの印刷時にスジやムラがでてしまう（以前は起こりませんでした）ので寿命かと考え、買い換えを検討しています。
そこでCanonのパンフレットを眺めていたところ、「フチなしプリント時、用紙の後端に近い位置でスジやムラが発生する場合があります」との記述を見かけました。
まさしく自分のプリンターで起こっている症状なので、Canonのプリンターでは良くあることなのかと思い、不安を感じています。そこで質問なのですが、
(1)上記の症状は、Canonのプリンターでは実際によくあることなのでしょうか?
(2)EPSONなど、他社製のプリンターでは（故障でなければ）あまり起こらないのでしょうか?EPSONのパンフレットには書いてないように思います。
ご存じの方、よろしくご教授下さい。
ちなみに850iについては、クリーニングやヘッド位置調整など、ドライバーからできることは済ませてあります。

回答No.2

4G52GS · ベストアンサー

プリンタの修理屋です。

用紙の下、約20mm程度の範囲は魔の領域と言っても良いでしょう。
これはインクジェットプリンタ全般に言えることで、メーカーによる差ではありません。

850iであれば、蓋を開けると直径１ｃｍくらいのシャフトが見えるはずで、その下に白いプレートに支えられた長さ2cmくらい、直径5mmくらいのローラーがいくつか並んでいるはずです。
その下のほうに、一部しか見えていませんが直径１cmくらいのグレーでザラザラしたローラーが見えるはずです。
紙の送りを制御するのは、このグレーのローラーとその上の細いローラーで行います。
グレーのローラーの手前にスポンジが埋め込まれた部分があるはずですけど、そこにインクを噴射します。

用紙が上記のローラーで挟まれている間は紙送りも制御されきれいな印刷がされますが、用紙の下のほうに印刷しようとすると、ローラーから用紙が外れてしまいます。
この状態では用紙は送られなくなるので、フチナシ印刷はできない理屈なのですが、
スポンジ部分のさらに手前（フレームの影になっていますが）に拍車があり、それで用紙を引っ張ります。
それでフチナシ印刷ができます。

さて、（正面から覗くと分かりますが）このような拍車を使うのは理由があります。
この場所で用紙は印刷直後でインクが完全に乾いていません。
当然、ローラーでベタに挟み込んで送ることはできませんので、拍車を使います。
また、拍車を強く当てると歯が紙に刺さりこみ、点々と跡がつくことになります。
そのため、弱い力で挟み込んでいます。

したがって、そこのバネが弱くなったり、下から支えているローラー（拍車の相方）が汚れたりすると、送り不良を起こしてスジやムラがでます。
しかしながら原因として一番効くのは使用する用紙の問題が多いです。
フォト光沢紙は吸湿と思いますが微妙にカールしてきます。自分の経験では用紙のカーリングを補正するのが一番効果的でした。

ただ、部品を交換しても一定の効果は見られますので、メカトラブルの問題が無いとは言いません。

この部分の構造に付いてはどこのメーカーも大差ありませんので、同様の現象は出るはずです。
印字可能領域、印字保証領域というものは取説に書かれているはずです。
気軽にフチナシ印刷を行えるような環境になりましたが、技術的には完全なものではありません。

お礼

ご回答ありがとうございます。ご説明を拝見し「多少フチがあっても同じではないのか」と思い、フチありで試したところ、やはり同じ現象が生じてしまいました。用紙も整えましたが、だめでした。以前は正常だったので、寿命でしょうか。
確かにCanonだけの問題だったら商売になりませんよね。

回答No.1

asuca

EPSONのプリンタを使っていますがスジやムラは全くないです。
今まで何百枚も印刷しましたが。もちろんフチナシでの話です。
Canonのときは用紙の大きさにかかわらず出ることがあってEPSONに買えました。
ちなみに今使っているのはPM-G700とPM-4000PXですがどちらも全く問題ないです。

お礼

ご回答ありがとうございます。
できればCanonにしたいのですが、こういう話を聞くと不安になりますね。