• 締切済み

閉じた箱から見た3種類の振動源の本質的相違点は?

tgbの回答

  • tgb
  • ベストアンサー率78% (32/41)
回答No.1

 各振動源から伝わる振動の本質的な相違と言う形で質問に答えることはできませんが、目的が振動源の位置を特定することにあるようなのでその観点から意見を述べてみたいと思います。(実際の経験や確実な知識にもとづいている訳ではありませんので、ご了承の上参考になさってください。)  通常、振動源の特性を与えてその周囲の場の性質を求める計算を行うのに対して、ご質問の場合は周囲についての計測結果から逆に振動源の特性(振動源の位置、強さなど)を特定する事になります。このような問題は逆問題と言われて、工学の様々な分野で解かれているようです。 この場合計測データが多ければそれだけ精度のよい同定が行えるわけですが、逆にデータ不足で同定が行えなかったり、偏在したデータを使って解析すると思わぬ結果を招いたりすることもあります。  ご質問の場合、逆問題として厳密に解く必要はなく、振動源が筐体外部からのもの、筐体の壁の内部からのもの、筐体内からの振動の3種類を区別できればOKと言うことであれば計測データもその分少なくて済むと考えられます。しかし、このような漠然としたものであれ、場所の特定のためには複数(箇所・種類)での計測はどうしても必要になるのではないでしょうか。 例えば、空気の振動に対するセンサを筐体の外側と内側に、筐体自身の振動に対するセンサを同じく外側表面と内側表面に置くことで、 ・振動源が筐体自身からのものであれば筐体の内側・外側にある振動源からのものに比較して相対的に(同じような空気振動に対して)筐体表面の振動が大きくなる ・その筐体表面の振動の内側・外側の振動の大きさを比較して振動源の内・外を判断する ・同じような空気の振動に比較して筐体表面の振動が逆に相対的に小さいなら筐体自身ではなく内側または外側に振動源がある ・その内側・外側の所在については空気の振動データの内・外の比較で判断できる のように推定し、目的の区別を行うこも可能かも知れません。周波数分析なども含めればより多くの判断材料が提供されることになります。場合によってはもっと多くの個数のセンサが必要になるかも知れません。(例えば筐体表面のセンサから離れた位置に筐体自身内部に振動源がある場合内側・外側の判定は難しくなると思いますが、反対側位置にセンサを1セット追加配置することにより問題がクリアされるかも知れません)  いずれにしても、実際に可能かどうか、どのようなセンサを使用するか、どこまでの強度の振動源が対象となり得るかなど、できるだけ多くのケースについて実地に計測してみて比較・検討する必要があると思います。このような作業は振動源と計測結果との関係を決めるキャリブレーションとしての性格に近いかも知れません。また、実際の適用段階では、十分な計測データに基づいて機械的に数値計算によって求めるのと異なり、人間がデータを見ながらそれまでの経験(上のキャリブレーション等も含め)に照らして判断すると言ったノウハウが必要となるかも知れません。

kamesennin
質問者

補足

有難うございます。センサは、筐体の内壁表面にのみ装着することができ、センサの種類と個数は問わない場合を想定しています。振動のエネルギーの流れを考えると、次のようにはならないでしょうか? マクロに考えると、筐体の外部からの振動エネルギー流は、振動源のある方向からやってきて、その逆の方向に出ていくのだと思います。筐体の内部に振動源がある場合は、筐体の内壁のどこであっても、内部から外部に向かって流れていくと思います。筐体の壁の中に振動源がある場合は、内壁の表面に並行な方向に振動エネルギーが流れていく部分と、振動源のある位置から内壁を通じて筐体内の空洞に入ってきて、反対方向の内壁を通じて外部に出ていく部分があると思います。マクロに見るとだいたいこのようになると思います。いかがでしょうか? もし、この仮説が正しいとしたら、振動エネルギーの流れを検知できれば良いということになると思います。

関連するQ&A

  • 縦波と横波

    よろしくお願いします。縦波と横波についてです。 テキストには、 横波は媒質の単振動の振動方向と垂直な方向に伝わる波。例、弦を伝わる波、光波、地震波(S波) 縦波は、媒質の単振動の振動方向と同じ方向に伝わる波。例、地震波(P波)、音波 とありますが、ここでの「媒質の単振動」とはどういう意味でしょうか。横波が、上下方向、縦波が左右に動くというのは、問題を解く上で覚えたのですが、覚えただけで、実際どう違うのかいまいちよくわかりません。 また、例として、光波や音波・・・などがあげられていますが、縦波と横波の違いがよくわからず、いまいち、どっちがどっちだか覚えられません。覚え方とかありますか。また、光波の問題、音波の問題をとく上で、それが横波、縦波であることは知っていないといけないのでしょうか。 基本的なところだとは思いますが、よろしくお願い致します。

  • 電磁波の電場と磁場の振動方向は何故垂直か?

    電磁波の電場と磁場の振動方向は何故垂直と言えるのでしょうか。 例えば金属板に対して磁石を近づければ渦電流が発生します。 これでなんとなく磁場の振動方向に対して、電場が垂直であることは わかります。 しかし、電場が変化すると、何故電場の振動方向と垂直に磁場が発生 するといえるのでしょうか。これを確かめる実験はあるでしょうか。 あと電磁波や光は横波、縦波の両方の性質がとどこかで聞いた気がしますが、 間違いないでしょうか。横波であることは偏光板や金属格子を使って 90°ずつ回転させていけば実験できるかと思いますが、縦波かどうか はどうやってわかるのでしょうか? よろしくお願いいたします。

  • 物理が得意な方お願いします!

    周期が0.2Sの波の振動数は()である。上の波(0.2)の波長は8メートルであった。このとき波の伝わる早さは()m/sである。この波による媒質の振れの幅が4.0センチであったとするとこの波の振幅は()センチである。 横波と縦波の例をそれぞれあげると光波は()の代表例で音波は()の代表例といえる。 カッコの中に何が入るんでしょうか?どれだけ考えてもわからないのでお願いします(>_<)

  • これは自励振動?

    機械系の学部に通っている大学生です。 技術士試験の過去問をやっていたのですが、振動について記述した文章がいくつか箇条書きにされていて、この中から自励振動でないものを選べという問題がありました。 答えは・・・「不釣合いのある円盤が回転する際、支える弾性軸がたわみを生じ振れ回る振動」だったのですが、なぜそれが自励振動ではないのかが解説を見てもよく分かりません。(解答には、振動発生源は系の外部因子である弾性軸のたわみ量の変化であるため、とありました) さらに、自励振動の定義?である「振動発生の原因である非振動的エネルギーが、その系内部の因子により振動的な励振エネルギーに変換されて発生する振動」というのも、文章の意味はなんとなく分かる気がするのですが、自励振動の具体例を挙げられてもいまいちピンときません。(航空機の翼が流体力により振動するフラッタと呼ばれる振動、または旋盤で金属表面を切削する際に発生するびびり振動、等) まず教えていただきたいのは、上記の問題の、なぜ不釣合いのある円盤が回転する際の振れ回りが自励振動ではないのかということです。 さらに自励振動についてわかりやすく解説していただけると非常にありがたいと思います。

  • 地震のP波の継続理由と収束までの時間を教えてくださ

    初期微動継続時間の定義はわかります。  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%9D%E6%9C%9F%E5%BE%AE%E5%8B%95 一つの衝撃で多くの振動を生じたときに、(縦波 弾性波)と(横波 たわみ波)が発生するそうです。   一つの衝撃でいろいろな波の成分に分かれるのでしょうし、その成分毎に伝達速度が違うのであれば、震源がら離れた場合に、最初に振動が到達したあと、いろいろな速度成分の振動が順次到着し、最終的に到達した振動が通過すると、観測地点の振動は収束するのだろうとも思います。そうであれば、観測地点では最初の振動の到着から最後の振動の収束まで、連続的に振動することがわかります。   しかし、地震の説明では、(縦波 弾性波)と(横波 たわみ波)の2波が発生し、その伝達速度がことなるとなっています。そのようになるのであれば、(縦波 弾性波)が4km/s、(横波 たわみ波)が7km/sだとすると、観測地点では、(縦波 弾性波)が通過収束してしまってしばらくしてから(横波 たわみ波)が到着することになりそうです。   http://www.hinet.bosai.go.jp/about_earthquake/PNG/fig3.2.png 上記の図のようになるのであれば、そうかなと理解できるのですが、初期微動継続時間やP-S波についての説明に使われる多くの図は同じ程度の振幅が初期微動継続期間中継続するように見えるのが不思議です。(S波の中にも、初期微動のような波形が重畳しています) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%9D%E6%9C%9F%E5%BE%AE%E5%8B%95 震源地で同じ程度の振動が連続して起きているならば、そうした現象としても理解できますが、丁度同じ大きさの振動が継続して起きているような偶然が一般的だとも思えません。初期微動のP波の反射波・表面波が後続したにしても、P波到着からS波到着まで、似たような振幅が継続するような偶然になるものとは思えません。   ~~~~~~~~ 質問のまとめ ~~~~~~~~~~~~~~ 多くの地震波の図に示されているP波は、なぜS波の到着時間・時刻まで同じような振幅で継続するのでしょうか。   S波到着時刻・時間以降も、P波が継続しているように見えます。P波と同じような振幅が継続する理由とその継続時間を決めている要素はどのようなものでしょうか。   S波もある時間継続してから収束します。下記の図では、S波もだらだらと同じような振幅が続いています。これは震源での一回の振動が観測値ではこういう波形として現れるのでしょうか。減衰する振幅のように見えないのはなぜでしょうか。これも反射波・表面波の重畳した結果が同じ振幅が継続するような形にしているのでしょうか。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:1906_San_Francisco_earthquake_seismograph.gif   よろしくお願いいたします。

  • 皿ねじのゆるみ止め

    筐体の組立てをM3皿ねじで行っています。 その筐体は車載されるので、振動で皿ねじが緩んでこないか どうか知りたいです。 そして、もし緩みが発生する場合、どのような対策が考えられるでしょうか? 筐体は、内部の部品の交換等があるので、月に数回ねじを外す機会が あるようです。 皿ねじをなべねじに変更して、スプリングワッシャを使う案も出しましたが、 「なべねじをドライバーで付け外ししていると、溝部分が削れてきて、 その削り面や削りカスで手を傷つける恐れがあるので不可」と 言われてしまいました。(安全面にはかなーり細かい注意が要るみたいです) できるだけ筐体表面に出っ張らないで、緩みを防止できる方法は ないでしょうか? よろしくお願いします。

  • スローアウエイドリルは内部給油必須ですか?

    お世話になります。 材質FCDにφ33深さ160の貫通穴を横型マシニングを使ってハイスドリルを使用しステップ送りでチョロチョロ削っています。 時間短縮のためスローアウエイドリルを検討しているのですが、どのメーカーも内部給油を推奨しています。加工機械が古くて内部給油機能がついていないのですが、本加工において内部給油は必須でしょうか? 切り屑詰まりと冷却の問題が発生すると思いますがG83でステップ送りしてもやはりダメでしょうか?外部からクーラントをだすことはできますが、加工後の後処理が大変でできれば乾切削でいきたいです。 もし最適なツールがあれば教えていただけると助かります。

  • 国家と暴力団の本質的相違点は?

    アメリカ合衆国は、理由はいろいろですが、頻繁に他国を爆撃しては民間人を殺害しています。しかし、爆撃で民間人が殺害されても、その爆撃をしたアメリカ軍人が刑務所行きになったという話は聞きません。水産高校の練習船の愛媛丸を沈没させた、アメリカ海軍の潜水艦の艦長であったワドルも刑事罰を加えられていません。名誉除隊だそうです。これを見ていると、暴力団と国家とは本当に違うのかなと思います。例えば、日本で有名な山口組がもし、日本を支配して政権を構成した場合、今のアメリカ合衆国とおなじくらい他国を攻撃して、多くの民間人を殺害することはないのではないかと思います。結局、国家と暴力団の本質的な違いは何なのでしょうか?政権をとった暴力団という事態まで考えると、国家と暴力団の本質的な違いがわからなくなってきました。

  • 板金ケース等の板厚につきまして

    サイズが 約200W×130H×400D の板金ケース(筐体)を検討しております。 材質は、重量や価格面からアルミのA5052Pで考えており、内部の基板や部品等は5kg程度になります。 そこで板厚を1.5mm 又は 2mm のどちらかで考えておりますが、 具体的に外部から力が加わることも無く、一般的な輸送振動等に対応できれば良い、 という条件下ではどう考慮すれば良いのでしょうか。 単に経験的に問題で妥当なところにするというのが現実的なのでしょうか? 少量生産品ですので、価格はそこまで変わらないようです。 宜しければこのような時どのように考えれば良いか。アドバイスなど頂ければ幸いです。

  • 洗濯機での異音は壁・床との共振?

    先日購入した、ななめドラム式洗濯機から異音がするため、 メーカーのサービスマンに見てもらいました。 症状:・脱水時、洗濯槽がある回転数を超えると、「カンカンカン」という金属音がする。     ・音は洗濯機内部から聞こえる。     ・音はいつも発生するわけではなく、洗濯物の量、重さによって      鳴る場合と鳴らない場合がある。 それに対するサービスマンの答えは、 ・異音の発生源は、振動を抑えるバネ ・バネの振動数が、壁や床と共振し音が大きくなる。 とのことでした。 つまり、設置環境によって今回のように音が発生する(大きくなる)ケースはあり、 洗濯機そのものに問題はない、とのことです。 これは、壁や床の固有振動数がばねの振動数と一致して共鳴した、 という事のようですが、本当にそういう事があるのでしょうか。 ちょっと思ったのは ・床や壁と共鳴しているのならば、なぜ音は洗濯機の中からのみ聞こえるのか  (床や壁からは音はしない) ・洗濯槽の回転数とばねの振動数には相関があると思うが、  それならばなぜ、ある回転数「以上」の時に音が鳴り続けるのか。   (「ある回転数」のみに限定されるのではわかるが、    「ある範囲の回転数」(振動数は変化しているはず)で共鳴し続けるのか。) 「共振」や「共鳴」は高校の物理で習ったぐらいなので素人です。 よろしくお願いいたします。