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脳動静脈奇形による脳内出血 右半身麻痺の子供のリハビリ
去年(2005年)の9月脳内出血し、右半身麻痺の8歳の息子をもつ母です。現在、右手は肩・肘関節の大きな動きはありますが、指は握るのみで開くのが難しいです。右足は、短下肢装具にて歩行してますが、バランスの悪さと注意力の低下が気になり、3ヶ月前には転倒により右手骨折しました。まだまだ秘められた可能性を信じてリハビリにも通っていますが、子供とあってなかなか集中して訓練にのぞむことが難しく悩んでいます。ほかにも、水泳など何かしながら手足の訓練になる方法を探しています。残された夏休みを有意義に過ごしたいので、ぜひ教えてください。
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健常なお子様の突然の脳内出血、ご両親のご心配いかばかりかとお察しいたします。中枢神経麻痺のリハビリが専門の者です。 もうすでに主治医からお聞きのことと思いますが、いったん麻痺すると現代の医学では「治癒」はいたしません。「治療」は治癒を目指しますが、リハビリは潜在能力を引き出して運動機能の回復を目指しています。まずリハビリをおこなうにあたって、このこと、つまり治療ではない、ということをご理解ください。 次に中枢性麻痺は普通最初の半年間にめざましく回復し、その後はゆるやかな回復となります。そして1~2年くらいでほとんど最高の回復状態となります。したがってその時点でリハビリは医学的分野から社会適応(教育的なものも含む)の領域へ移っていきます(いかなければなりません)。 健常なお子様が途中から障害を持たれた場合、どうしてもご両親は元気だったころの姿が目に浮かび、お子様の生活がリハビリ三昧になってしまいます。なかなか集中して訓練してくれないとのことですが、これは当然です。訓練大好きというお子さんはいらっしゃいません。おとな中心の病院でやっておられませんか?。こども専門の病院か肢体不自由児療育施設ではお子様の興味にあわせたリハを実施できます。原則リハはなるべく楽しく実施すべきです。こどものリハは遊びリテーションでないと長続きしません。よくマスコミでつらい訓練のあとこんなことができるようになった、などというような美談話がありますが、そういうことを絶対イメージしないでください。何十年もこの仕事をしてきてそのような美談や奇跡は存在しません。あれは視聴率をかせぐ罪な作り話です。そういう番組のあとは「リハビリ実施病」にかかる方が一時的に増え困ってしまいます。 水泳は全身運動としてとてもよいです。普通の水泳教室でもよいと思いますので、いくつかあたってみられてはいかがですか。 医学的リハの世界にも○○法とか○○的アプローチとか、おいしそうな話が山ほどありますが、証明されたものではありません。今後そのような情報がはいってきても惑わされないようになさってください。ましてや民間療法、宗教関係等、人の心の弱点にはいりこんでくるものがありますので冷静に対処なさることが肝要です。 現代の、障害に対する考え方は、障害者(児)を叱咤激励し機能を回復させることではなく、社会が障害を理解し受容し一緒に暮らしていこう、というものです。そのことを十分に理解され、お子様のことをお考えください。 失礼いたしました。
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2番目のyamakiti様の回答、すばらしいです! 私も障害を持った方を支援する仕事をしていますが、 ご家族にこのように伝えられれば・・・と思いました。 せっかくの夏休みです。 楽しい思い出を作って差し上げたらいかがでしょうか。 入院生活、がんばったんですよね? リハビリもまだまだがんばって続けてるんですよね? だったら、せっかくの長いお休み、楽しく遊ばせてあげたらいいのにな~と思います。 子どもが楽しく遊ぶのって、十分いい運動になると思いますしね。 ひとつ気になったんですが、子どもだから集中できないんでしょうか? もしそうなら特に問題ないと思うんですが、 脳にダメージを受けることで、集中できない症状が出る場合もありますので。 もし今後も気になるようであれば、主治医にご相談ください。
- ramurin10
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はじめまして。 全然見当違いでしたらごめんなさい。 8/7の静岡新聞の夕刊に半身麻痺の在宅リハビリ器具貸与で小1の女の子がリハビリに励んでいるというような記事が載っていました。 連絡先等は書いてなかったですが、静岡新聞社等に問い合わせされてみてはいかがでしょうか? 伊東市内でリハビリサロンを開いている田村喜照さんです。
お礼
複雑な気持ちをくんでくださった上でのアドバイス、ありがとうございました。入院中は無我夢中の毎日でしたが、退院してからどこか焦る気持ちが大きくなってきてたように思います。これからは、この子にとって良いと思われる方法を見つけながらも、今のこの子の状態を私自身がしっかり受け入れられたらなぁと感じています。今は一緒にプールで楽しんでます!ご意見、本当にありがとうございました。