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小学生に算数を教えています。

私は小学6年生の家庭教師をやっています。算数を教えていますが、 その子は文章問題が出来ません。どれくらい出来ないのかといいますと 小学3年生の教科書の文章問題が出来ません。 落ち着きがなく、ボーとしていることも多々あります。 お母さんはとても危機感を感じていて、私の目の前で子供と言い合いになることも最近出てきました。計算問題は出来るようになってきたので、後は文章題と図形だけです。その子のやる気自身も中途半端なのですが、なんとか出来るようになってもらいたいものです。 まずは文章題が出来るのが課題なのですが、なにか勉強方法を教えていただけないでしょうか?

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回答No.7

文章題が解けない原因が読解力の弱さに関係があることは確かです。 しかし、そういう子に「読書をしましょう。」と薦めるだけでは子どもは解けない問題を目の前にして呆然とするしかありません。 読書といっても文章には、情緒的表現、論理的表現さまざまです。断定的な文章もあればあえてぼかす表現をする場合もあります。実に多様です。 詩的な文章の読解力も大切ですが、文章題の文章の読解力とは直接関係ありません。 算数、数学の文章題の場合は、実に論理的です。 私は、文章題を解くことは論理的な文章の読解力をつける大きなチャンスになると考えています。 算数、数学の文章題にはさらに数量への抽象化というものが加わってきます。 文章題でつまづく場合にはいくつかの段階があると思います。 例に出された >「1ヶ月でお米を5Kg消費する家庭があります。1年間ではどれだけ消費するでしょうか?」 という問題を引き合いにしながら考えてみます。 (1)文章題の中に出てくる「単語」が理解できない。  文章の中の単語がよく理解できているかチェックをしてみる必要があります。  消費という単語は難しいばあいは、食べるとかはどうでしょう。  「1年間」が「何か月」かが解らないとのことですが、「1年間は何日か」「1週間は何日か」などは解るのでしょうか。  「1年間」か「1か月」の意味が理解できていないような気がするのですが。  中学生が1リットルの意味がピンとこなくて、冷蔵庫から牛乳パックを持ってきて、「この中に牛乳が1リットル、この中に水が入っていたら水が1リットル・・・・・・などと説明をした上で1リットル=1000ミリリットル」などと説明をしたことがあります。  量を意識する体験が薄い子でしたが。 (2)量の抽象化は大変難しいですね。  「1か月」の意味はどのように説明されたか、興味があります。  今8月だと言えても、今月とか来月という意味は解るのでしようか。  8月と9月を合わせて2か月というのは解るのでしょうか。  さらに、1月も8月もおなじ「1か月」という理解はどうでしようか。  さらに、みかん3個もりんご3個もおなじ3という量で表されるという理解はどうでしょうか。  この理解を避けては次に進めないのでどうにかして手助けしたいですね。  ここで、おとながイライラしても本人には何の足しにもならないと思います。 (3)文章題は与えられた条件から論を進めて結論を出すところにその意義があるわけですので、文章に書かれていない条件を入れていくのは避けるべきです。 「加えるな、減ずるな」というのが鉄則です。 一通り理解したものはえてしていろいろと補足をしがちですが加えず減ぜずして理解を得るのはすごく大変だと思います。 --------------------- しかしよく見ると >「1ヶ月でお米を5Kg消費する家庭があります。1年間ではどれだけ消費するでしょうか?」 というのは、微妙に難しいですね。 「1か月で」というのは「1か月あたり」という意味ならば平均という概念が入っていますし、そうすると問題自体が同義反復になって無意味になるとか・・・・・・。 「1か月で」ではなく「毎月」とか「どの月も」とかだったらもう少し明確になるような気もします。 --------------------- 結論的には、読解力というのは全般的な理解力を言うのであって、文章題はその問題に取り組むしかない。 文章題の単語の意味、文章構造、数量化、抽象化のどの部分でつまずいているのかを見極め、手助けをする。 文章題は、読解力をつける有力な材料である。 文章の質のよい良問を選ぶ。そうでない場合は悪影響もある。 大変ですががんばってください。

re002042
質問者

お礼

回答ありがとうございます。あなたのコメントを見て私も結構ヒントになりました。おそらく(1)のように言葉が理解できていないような気がします。1年=12ヶ月という考え方は普通に日常生活を送っていたら身に付く知識であるとは思いますが・・・算数だけに限らず一般教養も並行して教えていこうと思います。 あと文章を読む力ですね。幸い歴史には興味を持っていますので(織田信長、秀吉・・・など)そこらへんの文献や漫画などを使って、 楽しく教えていこうと思います。 時間と労力がかかる子供ではあるのですが、根気強くやっていこうと思います。

その他の回答 (6)

回答No.6

父親が「1年間とは1ヶ月だ」に怒りたくなる気持ちもわかりますが、親ならば怒るよりも前に「自分の子供をこんな状態にしてしまったのは、なぜだろうか。学校や母親にばかり任せて、自分は無責任に目を離していなかっただろうか」という風に考えてほしいものです。それでなければ子供を叱りつけるばかりで、本当に子供に必要なことをしてあげるとができない結果になりかねません。そして母親はどうなのでしょうか。 もしや子供に教えてあげるより先に、あなたや親の暖かい目で見守られながら、のびのびと安心して学習に専念できるような環境を作ってあげることが先決かもしれません。そして他の方も言われているように、算数にばかり気を取られず、総合的な学習能力をつけてあげることを心がけましょう。

  • sak_sak
  • ベストアンサー率20% (112/548)
回答No.5

学習障害(LD)ということはありませんか?

参考URL:
http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/KEYAKI/K_12.html
  • SUPER-NEO
  • ベストアンサー率38% (706/1857)
回答No.4

なるほど、文章問題は理解できないと、???ですよね。 その子は、国語の読解については、どれくらいのレベルなんでしょうか? それ次第で、だいぶ違ってくると思うんですがね。 もし、私が教えるならば、、、 1、問題を声を出して読ませる 2、数字が出てくるタイミングで式を作らせる   (ちゃんと答えられたら褒める) 3、式の解き方を1つ1つ教え、答えを出す。 こんな感じでしょうか。 面倒でも、すべての式を書かせる、というのも大事なので、 近頃、暗算ばかりしている子供には、「読む」ということと、 「書く」ということの2つを徹底して教え込む必要があります。

回答No.3

その子の状況によって具体的なことは違ってきますが、ヒントになりそうなことを私からも述べさせていただきます。 問題をひとつ与えたら、まずはそれをよく読ませて、何を求めたらいいかを認識させることから始めましょう(算数力の前に、国語力・読解力が問題になっていませんか。そんな場合もあるのです)。そして問題が理解できたらどこからどう手をつけたらいいか、考えさせましょう。決してあなたがいきなり「こうすればいい」とは言わないことです。文章題を解くには、そうした考えるプロセスがすべてだと言っても過言ではないと思います。 またその子が何かに興味を持っているならば、それに関連付けて説明すると効果的かもしれません。たとえば算数力が決定的に不足していると思う専門学校生(一般的にはレベルが低いですよ。少子化で大学に入りやすくなったにもかかわらず、進学できなかった者が殆どですから)も、よく車で遊びに行きます。だからドライブに置き換えて(所要時間は距離÷平均時速で求める、走行距離は時速×走行時間で求める、など)説明するとすぐにわかってくれる例が多いですので。 そして何よりも大切なことは、できたら必ずほめてあげることです。それにより、問題を解くことの楽しさがわかり、自信もつくでしょう。「できて当たり前、間違えたら叱られる」では、子供が「自分はそんなレベルなんだ」と萎縮してしまいます。もし計算問題ができるようになったことで「やっとできるようになったか」という態度ばかりが表面に現れていて、特にほめたりしていなかったらまず「がんばってくれたから、計算問題がこんなにできるようになったではないか。さあ、この調子で次も頑張ろう」とでも言ってあげましょう。「クラスの友達は、みんなこのくらいのことは平気でできるんだよ」などは絶対に禁句です。できないことを嘆くより、できるようになったことをほめてあげましょう。言葉は悪いですが、もちろんお母さんともグルになって。お母さんが子供とどんな言い合いをしているか、非常に気になります。まずはお母さんを説得することこそが、一番必要なことかもしれませんね。

  • sayapama
  • ベストアンサー率37% (3925/10438)
回答No.2

こんにちは。 小学生の娘が居ます。 最近の小学生の傾向なのですが、算数の文章問題に非常に弱くなっているそうです。 原因は、読書不足による読解力の無さが指摘されています。 要するに、記載されている文字から得られる情報を状況や現象に置き換えて考える能力が弱いのです。 よって文章問題に強くなるには、時間が掛かりますが毎日の読書が必須になるのです。 対象の生徒さんは読書されていますか? 国語の成績は如何ですか? いきなり毎日の読書が苦痛でしたら、暫定対策としては、算数の文章問題を読ませて、直ぐに計算式を作製させるのではなく、書かれている文章の内容を絵に書かせて、文章問題を変換する練習が効果的です。 算数の文章問題だけに限定していても、学習能力は向上されませんので、総合的な学習能力の引き上げが課題になると思います。

re002042
質問者

補足

早い回答ありがとうございます。「1ヶ月でお米を5Kg消費する家庭があります。1年間ではどれだけ消費するでしょうか?」という文章題がありました。小6のこの子は解けませんでした。それだけでも問題があるのですが、辛抱強く私もあなたもこの問題を説明する際に「1年間って何ヶ月ある?」とその子に問いかけると思います。 驚いたことにその子の口から出た言葉が「1ヶ月」と返ってきました。 思いっきり脱力してしまいました。私はまだ大学生なのですが、 母親としてはこれをどう思いますか? ちなみにその子のお父さんはこれを知ったとき凄く起こっていましたけど・・・

noname#20102
noname#20102
回答No.1

計算問題ができるようになってきたのならば、理解力は上がってきているということでしょうか。 文章問題は、現実感を使って教えるのが有効ではないかと思います。 文章として内容を理解するのでなく、その文章題のシチュエーションを実際に教師(質問者さま)の言葉で説明します。現実にお店にものを買いに行くとか、お父さんの身長を比べたりとか、みかんとりんごを袋分けするとか、場面を明らかに想定して考えていくのです。 文章題をそのまま読んでも(左脳)、イメージ(右脳)が沸かなければ手のつけようがありません。 以前私が家庭教師として受け持った中学生の生徒も、まったく数学ができませんでした。 正の数、負の数について、数直線を使ってビジュアルで説明をしました。二時間かけて教えて、一応は理解できたのですが、その直後に計算問題で 7-8=? が出てきたときに、「7からどうやって8引くの?」と聞いてきたときには脱力しました・・・ イメージはつかめてもそこからまた文字(文章や計算問題)にリンクするのは難しいんですね。 でもその機会にまた数直線のビジュアルに戻して説明することで、理解が深まったようです。 参考になさってください。

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