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温暖化のシミューレーション

池田清彦の“環境問題のウソ”という本を読んでいます。 それによりますと,気象衛星ノアによる観測データによると,ここ数十年間,対流圏は明確な温度上昇を示していない。しかし,モデル計算によると,対流圏は温度上昇を示すようです。 このようにモデル計算は,データ整合的でないとの指摘があります。 ・ずばり,温暖化のシミューレーションの問題点はどこにあると思いますか? ・もし,今のモデルがあまり正しくないとしたら,計算による百年後の温暖化予想にどれだけの信頼性があるのでしょうか? ・今後,モデルが改良されることにより,温暖化予測が大幅に変更される可能性はあるのでしょうか? 例えば,温暖化は起こらないとか,逆に寒冷化するとか。 よろしくお願いします。

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  • Willyt
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回答No.2

 熱拡散のシミュレーションにはFEM(Finite Element Method)という手法が使われます。これは大気圏を適当なメッシュに切分け、その境界の整合性に着目して方程式を作り上げ、そのメッシュそれぞれに初期値を与えてコンピュ-タを使い、所定の時間が経過した後の状態を計算するという手法を使います。この手法は原理が大変簡単で、特に難しい知識がなくともプログラミングができることから、米国で主として発達し、これが全世界に広がったものですが、その結果はメッシュの切り方、初期条件、整合性の方程式の立て方などによって大きな違いが出ることが多く、一般には実験によってその正しさを検証しなければ使えないとされています。  ところが温暖化の予想ではその検証を行なうすべはなく、その計算結果が正しいかどうかは誰にもわからないのです。この事に無知な一般の人達はその結果だけを見て大騒ぎしていますが、これはもっと検証が進み、ある程度の信頼性があるという結果が得られるまでは元来公表してはいけない筋合のものです。  地球が温暖化しているのは確かですが、それが果たしてCO2の増加によるものかどうかさえまだ定かではないのです。  この手法は天気予報に適用されていますが、お天気相談所の自画自賛とはうらはらにあてにならないというのが実情ですよね。これ以上の大型コンピュ-タはないというほどの最新鋭、最大のコンピュ-タを駆使してさえこれなのです。3ヶ月先の長期予報になると惨憺たるものですよね。

anima-mundi
質問者

お礼

ありがとうございます。 シミュレーションは,現実と比べてこそ意味がありますよね。 >ところが温暖化の予想ではその検証を行なうすべはなく、その計算結果が正しいかどうかは誰にもわからないのです 未来の予測を検証することは出来ないけど,過去の観測データをシミュレートすることは十分可能な気がします。 現状では,その手続きをあまり踏まえずに,未来予測だけが先行している状態なのでしょうか。 地球シミュレータも気候計算ばかりするわけにはいかないと思いますが,計算の信頼性を高めるためのシミュレーションも非常に大事な科学的手続きだと思います。 これは私の経験ですが,科学の実験や計算を近道しようとするとろくなことがありません。結局,一つ一つ地道に,行った方が後々,失敗しない。急がば回れですね。 天気予報も同じ手法であの精度となりますと,計算結果を余り信じすぎるのも,現時点では,あまりよいことではないのかもしれませんね。

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回答No.1

40年前は、寒冷化すると言っていて、でも、大陸で影響が大きく、日本は関係ないという話でした。 まあ、学者の言うことは眉唾で聞かないと、踊らされます。 でも、 現在の温暖化予測は、スーパーコンピューターによるものですから、 わたしは、大いに信用しています。 それを“環境問題のウソ”と言う人間の、顔つき、血液型、趣味、選んだ車、を知って統計データにしたいですね。

anima-mundi
質問者

お礼

ありがとうございます。 たしか,地球シミュレータって500億円ですよね。まったくもって検討もつかない現実感のない値だ。ビルゲイツみたいな金持ちなら,一兆円のスーパーコンピュータも夢ではないのかな。その前に,量子コンピュータでも作るか。 百年後の未来か… 地球の気候以外に,もっと未来が明るくなるための計算は出来ないものかなぁ。 むかしの漫画なんか読むと,スーパーコンピュータに聞けば何でも答えてくれるってイメージだったけど,現実もそうなりつつあるのかなぁ… アーサー・C・クラークの言葉に,「十分に進歩した技術は魔法と区別がつかない」というのがあるけど, 私に言わせれば,十分に進歩した世界は漫画の世界と区別がつかない,SFの世界だ。

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