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よく誤用と思われがちだけどじつは正しい言葉

日本語ブームのせいか、言葉に敏感な人が増えてきたように思います。 とてもいいことです。 が、敏感すぎるのも考えもので、たとえば 「彼は今だにその話を信じている」 などと書くと、必ずものすごい勢いで 「“今だに”は誤用で“未だに”が正しい」 という指摘がきます。 このサイトの過去質問などでも、そのようなやりとりを見かけることがあります。 しかし、ちゃんと辞書などを調べてみると、上の例のような「今だに」は必ずしも誤用ではなく、むしろ正当な用法であることがわかります。 同様に、 ・違和感を感じる ・汚名挽回 ・的を得る など、私自身「正当だ」と言い切る自信まではないものの、議論の余地くらいはあるだろうと思われる表現でも、こんな表現をうっかりしようものなら問答無用でもの知らず扱いされかねない風潮もあるように感じます。 そこで質問ですが、このように「とかく誤用と思われがちだが、じつは正しい(少なくとも議論の余地くらいはある)」という表現がほかにもあれば、ぜひ教えてください。

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  • sawai197
  • ベストアンサー率39% (164/415)
回答No.15

まだ大丈夫かな…? 「違和感を感じる」は大辞林にも、用例として載っていました。 http://dic.yahoo.co.jp/bin/dsearch?p=%A4%A4%A4%EF%A4%AB%A4%F3&stype=1&dtype=0&dname=0ss 例えば「違和感を覚える」が正しいとしたら、名詞+動詞で文法的には「違和感を感じる」も間違いではないでしょう。問題は「重複」なのでしょうが、「朝食を食べる」も駄目なのかな? では「朝食をする」? やっぱり変ですよね。 スーパーでバイトしていたころ、レジで8千円のものを買ったお客さんが1万円札を出した時、「1万円お預かりします」と言ったところ 「預かるとはどういうことだ! だったら返してくれるのか!」 とものすごい勢いで怒鳴られました。しかしですよ、お釣りもレシートも渡していない時点では、やはり「預かっている」のでは? だったらこのおっさんはお釣りの2千円はいらないのでしょうか?(8千円のものを買って、1万円「渡す」のに同意したということで) ええええ、勿論お客様にそんなことは申しません。ひたすら謝りましたよ。 あと、もう一つ「誤用ともいえないんじゃない?」と思っているのが「ご注文はこれでよろしかったでしょうか?」ですね。これは「何故、『よろしかった』と過去形なのか。現在形の『よろしい』とすべきでないか」という理由で「誤り」とされているらしいですが、こういう人達(文句を言う人達)は、アメリカで外国人に「Would you like...」と話し掛けられたら、「Would(過去形)じゃなくてWill(現在形)だろうが!!」と怒るのでしょうか。 丁寧な表現をしようとするとき、過去形を使う傾向がある、というのは日本語だけでなく言語の定番なんですけどね。 ちなみに「申し訳ありません」や「とんでもありません」が誤用とされるのは「申し訳あります」や「とんでもあります」という表現がないというのが根拠で、「申し訳ないです」「とんでもないです」が正しいとのことです。(「申し訳ない」までが1つのまとまった言葉と考える) (私自身は「申し訳ありません」もアリだと思っていますが) >議論の余地くらいはあるだろうと思われる表現でも、こんな表現をうっかりしようものなら問答無用でもの知らず扱いされかねない風潮もあるように感じます。 非常に共感しました。最近の風潮は「日本語教」「新・言葉狩り」「いじめ」そんなノリのように思います。熱がこもりついつい長くなってしまいました。でも実はまだまだ言いたいことがあります。ですがきりがないのでこの辺で失礼します。 興味深い質問ありがとうございました。

参考URL:
http://dic.yahoo.co.jp/bin/dsearch?p=%A4%A4%A4%EF%A4%AB%A4%F3&stype=1&dtype=0&dname=0ss
ysk26
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 たしかに、言葉に敏感…を通り越してほとんどヒステリックな反応ってときどきありますね。どこかでちらっと「誤用」と聞きかじったことを、それがもう絶対の正義であるかのように…。 せっかくの日本語ブームなのだから、辞書を引くとか自分の頭で考えるとかしてから、納得するなり疑問に思うなり判断してほしいものです。 挙げていただいた例はすべて私も問題ないと思います。

その他の回答 (14)

noname#118466
noname#118466
回答No.4

時代が大きく変われば語源の説明は出来てもその内容が理解できなくなるので、一生懸命のような表現が生まれて辞典でも転用として認められるようになります。全ての事柄はこのように専門的に見るのか庶民レベルで見るかによって異論が生じます。従って是々非々で対処すればいいわけです。身近なこと、知っていることには細かくなるのが人の常です。 ピンからキリ・・これは16世紀にポルトガル人がもたらしたスペインカルタの役柄が改良された天正カルタやウンスンカルタに引き継がれ、江戸時代に禁止されたため地下に潜り賭博用語として生き延びたピンはねなどと姉妹語です。一応の解釈は定まっていますが、天正カルタを遊べる人はほとんどいないので、違う解釈を称えることも可能です。しかし、ほとんどの日本人は辞書にある解釈で満足しています。 よく野球選手の出身地で中米のベネズエラとか中米のドミニカなどといいますが、ベネズエラは南米、ドミニカはカリブに所属します。しかし、多くの日本人にとって中米、南米、中南米、ラテンアメリカの差は分からず漠然とメキシコ以南の国々を指しています。 ・違和感を感じる、汚名挽回、的を得るはいずれも誤った使い方ですが、正しい言葉遣いを話題にした席でなければ特に間違いを正す必要もないでしょう。どこで、誰が、誰と何のために使用するかによって対応が変わってくると思います。

ysk26
質問者

お礼

>身近なこと、知っていることには細かくなるのが人の常です。 たしかにそうですね。 ただ、ときおり「批判する前に辞書引いてよ…」と思うことはありますが。 回答ありがとうございます。

noname#17928
noname#17928
回答No.3

>・違和感を感じる >・汚名挽回 >・的を得る これらは「議論の余地すらない」明らかな誤用だと理解していますが。

ysk26
質問者

お礼

そうですか。 国語学者の中にも「誤用じゃない」という立場をとっている人がいて、なおかつその趣旨が理解できる、ということでたまたま例として選んだんですが。 ちなみに私の個人的な感覚では 「違和感を感じる」→まったく問題なし 「汚名挽回」→ちょっと苦しいかな… 「的を得る」→べつにいいんじゃない? という感じです。

回答No.2

シート状の湿布薬を腰に張る。 新聞の第1面にこのような使い方の見出しが出ていたので新聞社に問い合わせたところ、この場合の「張る」は「貼る」が正しいように思われるかもしれないが、歴史的にみて「張る」が正しい、と朝日新聞が回答しました。

ysk26
質問者

お礼

たしかに「貼る」と書きたくなるところですね。 でも辞書を調べたらちゃんと「張る」と書いてありました。 (「貼る」が間違いだってわけじゃないんですが) 歴史的には「張る」が正しいんですか。知りませんでした。 「貼」だと常用漢字外になってしまうので新聞社では使いにくいという事情もあるのかもしれませんね。 回答ありがとうございました。

  • kyoromatu
  • ベストアンサー率14% (746/5024)
回答No.1

一生懸命と一所懸命 どちらかというと後者が正しいと昔教えられたような気がしますが、前者とて辞書を引けば出てくる訳ですから、これなど一概に誤用とは言えないのではと思っています。

ysk26
質問者

お礼

私も歴史の授業で習いました。 「一所懸命」がもとの意味で、それが転じて「一生懸命」になったんでしたよね。 要するにどっちも間違いじゃないってことですね。

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