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一般均衡?部分均衡?

 経済モデルには「一般均衡モデル」と「部分均衡モデル」とがあるそうですが、どこが違うのですか?  詳しい方がおられましたら、教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

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noname#1337
noname#1337
回答No.1

一般均衡モデルは、すべての市場価格と取引量を同時に考えるモデルです。 部分均衡モデルは、他の財価格が変化しないとの仮定の下での均衡分析です。

gonmichi
質問者

補足

 明解な御回答をありがとうございました!(誰からも回答が寄せられないので心配してました。)  拝読しながらフッと思ったのですが、そうすると「一般均衡モデル」の代表例はケインジアン・モデルということになるのでしょうか?  それと、「すべての市場価格と取引量を同時に考えるモデル」とは、複数の要素を「変数」として同時に考える(=動かす)という意味なのでしょうか?だとすると、どうやって「均衡」を導出するのでしょうか?(シミュレーション?)  質問を重ねてしまい申し訳ございません。

その他の回答 (1)

noname#1607
noname#1607
回答No.2

かなり忘れてしまっているので、以下、間違っていたり、幼稚な回答になってしまっていたら、ごめんなさい。 少なくとも学部レベルで申しますと、「一般均衡」も「部分均衡」も、ミクロ経済学です。補足でお書きになられている「ケインズモデル」は、マクロ経済学です。ですから、「一般均衡」と「ケインズモデル」は異なるものです。 抽象的に申しますと、「部分均衡」とは、個別の市場の需給均衡を満たすような価格を考えるもので、「一般均衡」とは、全ての市場の需給均衡を同時に満たすような価格を考えるものを指しています。 具体的に申しますと、「部分均衡」は、たとえばワルラス調整過程という理論を使って均衡を求め、「一般均衡」は、たとえばエッジワース・ボックスという理論を使って均衡を求めます。そして「部分均衡」は、たとえば余剰分析という概念で良いか悪いかを考え、「一般均衡」は、たとえばパレート最適性という概念で良いか悪いかを考えたりします。このように抽象的な意味が違うというよりも具体的な手法が違うと考える方が分かりやすいかもしれません。 また「部分均衡」は一つの財しか考えないということではなく、「部分均衡」でも複数の財を想定して分析を進めていくのですが、一つの市場だけの均衡を考えるのが「部分均衡」で、すべての市場の均衡を考えるのか「一般均衡」ということになります。ですから、均衡を導出する過程において「部分均衡」でも「均衡均衡」でも、一つの変数を使って話を進めていくような過程もあるし、二つの変数を使って話を進めていくような過程もあります。

gonmichi
質問者

お礼

明快なご回答、ありがとうございました!お陰様でイメージが立体的になりました。

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