• ベストアンサー

ホワイトホールの物理?

ブラックホールについては昔から勉強してきましたので、それなりに理解できているつもりでいますが、SFでお馴染みの「ホワイトホール」なるものが良く分かりません。「ホワイトホール」に、まともな物理理論はあるのでしょうか?わたしには、単なる空想上の産物のようにしか思えないのですが・・・。また、「ホワイトホール説」を唱えている天文学者がいたとすれば、その人物は信頼できる人物でしょうか。また、これに関連した、英語の参考文献なり、論文が掲載されているサイトをご存じでしたら、紹介して下さい。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • mtnlnd
  • ベストアンサー率36% (89/242)
回答No.1

ホワイトホール はある研究者の仮説です 20年位前の記事の記憶ですが 内容はブラックホールが物質を吸い込むに対し逆に吐き出す又は生み出すというものです 吸い込み点があるなら吐き出し点があっても不思議ではありません この2つが見えない何かで繋がっていたら面白いですね  銀河中心部で起っているのではないか と言ってたように思います 計算に裏付けられた理論では無いようで あくまでも仮説の模様 もう20年以上も前に唱えたようですが この為に冷や飯を食う事になったようで 望遠鏡使用の機会が与えられなくなったとか 現在はどうなっているのか解りませんが当時は眉唾ものに見られたようです その後はどうなったか解りません 

ojisan7
質問者

お礼

ご回答、有り難うございます。確かに、吸い込み点があるなら吐き出し点があった方が、数学的にはきれいですね。しかし、ホワイトホールの存在を裏付けられるほどの理論はないようですね。大変、参考になりました。ありがとうございます。

その他の回答 (2)

回答No.3

こんにちは、はじめまして 質問者様はご存じだと思うのですが 一般的に物理法則は時間的に反対にしても成り立ちます。たとえば、ボールが落ちる運動を考えた場合、地球の重力場にひかれてどんどん加速するとします。それをビデオに撮影したあと、逆さまに回したとしたら、ボールが地面からはなれてだんだんスピードがおちていき、最後は空間の一転で停止します。もしこの場所に手があったとしてボールをつかんだとしたら、ビデオをみただけではどちらが正しい映像かはわかりません。 このように力学的な法則は、時間軸に対して対称となっています。相対論も時間軸に対して対称となっています。ですから、ブラックホールが成立するならば、それと時間軸に対称なホワイトホールも解として存在します。 ただ、数学的にホワイトホールが成立するからといって、実際にホワイトホールが存在するとは限りません。ご存じのように光速度を超えるタキオンという粒子が相対論上は矛盾はしませんが、そのタキオンはエネルギーが低くなればなるほど速度が速くなるというわけのわからないことになります。身近なところで言えば、たとえば1平方メートルの正方形があったばあい、数学的な解としては辺は1メートルと-1メートルが存在します。しかし通常は-1メートルは解としては無視しますよね。 ご存じの通り、ブラックホールは一定の空間に限度以上の質量があればつくることができます。しかしホワイトホールは、どのようにしてつくることができるか、見当もつきません。また、ホワイトホールらしい物理現象も観測されていません。ですから私たちの宇宙にはホワイトホールは存在しないと思います。

ojisan7
質問者

お礼

ご回答有り難うございます。確かに、Einstein方程式は時間反転に対して不変ですから、ホワイトホールも解として存在しそうですが、物を吐き出すメカニズムはどうなっているのでしょうか?また、熱力学の第2法則はどうでしょうか?・・・ということを考えると、ホワイトホールにはまだ、その存在を裏付ける理論がないとも言えそうですね。

  • sekisei
  • ベストアンサー率38% (94/246)
回答No.2

個人的には物理からSFが引用したものと思います。(自信ありません) まともな物理理論のようで実際大学(旧帝大)の授業で簡単に紹介されていたり院で研究されている方もいらっしゃるようです。 (ホワイトホール、クルスカル、やペンローズで検索すると研究されている方や学ばれている方のブログがひっかかってきました。ただ残念ながら理論については書かれていません。) また、ブルーバックスの現代天文学小事典の中で佐藤文隆さんが簡単に解説を載せられています。 こちらには別カテゴリーで別途ご質問されているワームホールについても解説されていていました。 佐藤さんが解説されているので恐らくちゃんとした物理理論ということではないでしょうか。 レベルの低い私には全く理解できませんがどちらもペンローズ図というものにも現れてくるようです。 サイトの紹介ではなく書籍の紹介になってしまい申しわけありません。

ojisan7
質問者

お礼

ご回答、有り難うございます。佐藤文隆さんの「相対論と宇宙論」(サイエンス社)にも確かに、クルスカル座標やペンローズ図の説明の部分でホワイトホールについて簡単に言及されていますが、この時空座標(図)は、単に、数学的な対称性を持たせるために考え出されたものです。対称性を持たせるために、「ブラックホール」の対極にある特異点として、便宜上「ホワイトホール」なるものを仮定したということです。したがって、これだけでは、ホワイトホールの存在を裏付けるような理論にはならないと思います。また、ホワイトホールに似た現象に、ホーキングの「ブラックホールの蒸発」が有りますが、これは、ホワイトホールとは異質の現象です。 ということで、ホワイトホールの存在を裏付けるような理論は、まだないのではないでしょうか?

関連するQ&A

  • ワームホールの物理?

    SFでお馴染みの「ワームホール」ですが、幾何学的・数学的には興味深いと思います。しかし、存在するかどうかも分からないワームホールに「物理理論」はあるのでしょうか?「パラレル宇宙」とか言っても、空想が空想を生み出しているだけの空論のようにしか思えません。ワームホールを真剣に考えている、信頼のおける物理学者はいるのでしょうか?このことに関する、参考文献か論文等がありましたらご紹介頂ければ幸いです。宜しくお願いします。

  • ブラックホール

    ブラックホールを天文学や、物理学だけでなく違う観点から研究する事は出来ますか? 私は志望動機書に「ブラックホールをあらゆる角度から研究したい」と書いたのですが・・・違う観点から見ることは無意味でしょうか・・・

  • ホワイトホール宇宙説の賛否両論を聞きたい

    ホワイトホール宇宙説とは、 ブラックホールから吸い込まれた情報または物質はホワイトホールから出てくるという仮説を元に、ブラックホールは観測されているがホワイトホールは観測されていない事実から、宇宙の境界がホワイトホールの事象の地平面であると予測する、という仮説です。この仮説が正しいと仮定すると、 ・ブラックホールに吸い込まれた物質はブラックホールによって加速され、宇宙の境界から光速に近い速さで現れ、宇宙の外側へ運動する(が、光速で膨張する宇宙の境界の内側にとどまることで、宇宙の境界の外にでずに済む為、辻褄が合う。) これによって起こることは、ブラックホールが多い宇宙の内側ほど、物質がブラックホールに吸われてどんどん外側に移動するから、最終的に内側は無の空間になる。そこに、無の揺らぎから空間が生まれ、宇宙インフレーションを起こし、....これを繰り返すことで、存在しているとされる宇宙が無の領域と交互に存在している状態になるので、当然他の宇宙は観測不可能、干渉不可能となり、自分達の宇宙が何代目かもわからないが、遠い未来、 人類が宇宙の中心から無の領域になっていくのを観測できればこの仮説が正しいことがわかるかもしれないです。 また、宇宙の膨張速度が光速を超えていないといけないので、光速でない時期に宇宙から飛び出したエネルギーこそがダークマター、ダークエネルギーと考えれば辻褄が合います。 これがホワイトホール宇宙説です

  • ブラックホールと空間移動の関係

    SFや宇宙の話で「ブラックホールへ入る→ワームホールを通過→ホワイトホールから出る」というような、いわゆる空間移動(遠い所への移動や別宇宙)が理論上では可能であると言われていますよね? そこでちょっとギモンに思ったのですが、そもそもブラックホールって星が際限なく収縮しきっただけのものだと思うんですが、なぜ、そこがワームホールとつながり、空間移動のできる場所となってしまうんでしょうか?

  • ブラックホールから音波?

    最近、「NASAのX線観測衛星チャンドラの観測により、ブラックホールから音波が発せられていることが初めて明らかになった。」というニュースが発表されましたが、このことは物理学(天文学)にとってどのような意味を持っているのでしょうか? また、ブラックホールの音速は、ブラックホールの持つ自由度の中のどのような物理量で記述できるのでしょうか?(ブラックホールからの音速をあらわす式は?)

  • ブラックホール

    ブラックホールのことで 未だ解明されていない事 とは何ですか? また、それを解明する事 で(物理学・天文学におい て)どのような発展が期待 されるのですか? どうか教えて下さい´`!!

  • 物理学とファンタジー

    わたしはSF小説家を目指しているモノです。 最近のSFは物理学の基礎から想像したファンタジックなモノが多くあります。 その最も多く使われるところは物理学を空想を交えて応用したエンジンやロボットや戦艦などです。 わたしも独自の機械系物質を動かすためのエンジンを空想しますが物理知識が少なく中々物理理論から空想する事ができません。 そこで皆様からアドバイスを頂きたく質問しました。 どうすれば空想の世界の中に物理学の知識のかね合わせたモノが作り出せるのでしょうか。 例えば分かりやすい物理学の書籍から膨大であり、莫大なエネルギーを生み出す事ができる想像性を生み出せたりできるといいのですが。 できれば、物理学の基礎及びエネルギーの発生について書かれた書籍が欲しいのですが。 甘えたお頼みかもしれませんが、アドバイスどうぞ宜しくお願い致します。

  • なぜX線でブラックホールは観測できるのか

    ブラックホールからは光さえ出てくることができないのですよね。ところが、何かが飛び込むと,X線が出てくることがあるために,X線天文学でブラックホールが観測され訳ですよね。なぜX線だけ出ることが出来るのですか,私にはこの辺が全く理解できません。 物理が一番嫌いな人間です。式を全く使用しないで,わかりやすく説明してもらえないものでしょうか。

  • ブラックホールの写真

    つい最近、ブラックホールの写真がニュースになりました。 物理とか天文学には疎いのですが、重力レンズとかで、銀河がゆがんでいる写真を見た記憶があります。 あのブラックホールの写真も、億の何か明るいところを遮っているだけで、重力レンズと同じ仕組みじゃないんでしょうか?

  • 「ブラックホールには毛がない」とはエッチな理論か

    物理学者ジョン・ホィーラーとかで有名な、 「ブラックホールには毛がない」(ブラックホールには毛が3本) という理論は、 誰でも女性の陰毛を連想するから、エッチな理論なのでしょうか。