異種個体群間の相互作用について
問題集を解いていて矛盾?を発見しました。
(1)の問題はある地域に生活する生物群集において、異種個体群間に
捕食・被食の関係が成り立っているとすると、その2種の個体数の
変動を表すものとして正しいグラフを選べ、というものでした。
正解は被食者の数が増えると少し遅れて捕食者の数も増え、
被食者の数が減ると少し遅れて捕食者の数も減るという、
ロトカとボルテラが表した周期的な変動のグラフでした。
しかし、その次の(2)の問題ではビーカー内でミズケムシとゾウリムシを
飼育したところ、ロトカ-ボルテラモデルのグラフにはならなかったとあります。
それはビーカー内でミズケムシがゾウリムシを食い尽くして絶滅させ
ミズケムシも食べるものがなくなってやがて絶滅するということで
納得できたのですが、問題文には「自然界においてもこのモデル
(ロトカ-ボルテラのグラフ)のように変動することは少ない」とありました。
そうなると、(1)の答えと矛盾するのではないか?と思いました。
学校では(1)のように習い、「自然界は範囲も広いし、食い尽くされることは
ないんだなぁ」と納得していましたが、”自然界でもそのような
周期的な変動をすることは少ない”とあるので、どちらが正しいのか分かりません。
(1)の問題では他のグラフはすみわけなどで共生したグラフなどで
選びようがないのでそのグラフを選ぶことができましたが、
そのグラフとともに「両者が絶滅するグラフ」が選択肢にあったら
どちらを選ぶのがいいのでしょうか。
よろしくお願いします。
ちなみに(1)の問題のほうが(2)の問題よりもやや簡単なレベルです。