神話、伝説について

質問

よく神話、伝説などいわれますが本当にあった話なんですか？
詳しく教えて下さい。

回答No.5

pius · ベストアンサー

全部の神話・伝説の類が「創作である」とか「事実である」とかはもちろん言い切れません。
ただ、実際にあったことが色々な時代を経て脚色、誇張されたのが神話・伝説であると考えるのが良いのではないでしょうか。
昔は何か自分達の理解の範囲を超えた現象は全て「神の仕業」と考えていましたから（そうすることで納得できたので）、それが時代を経るにしたがって「神様の偉大さ」が強調されるようになって、現代の神話の基になった。と言うことです。
また神話は宗教的にも利用されるため、教訓などの要素もたぶんに含まれます。その際にまた新たな脚色・誇張が入るのです。

例えば、“聖書考古学”という学問分野があります。聖書の中に書かれていること（神話）を、考古学的に検証しようと言うものです。実際に「ノアの箱舟」ではないか？といわれるものなどが発見されています。

とりわけ、考古学の世界では神話・伝説の類を基に発掘が進められることが多いです。なので実際にあったことがどの程度脚色され伝わっているか、これが神話などを読むときのポイントではないでしょうか。

最後に“トロイの木馬”もただの伝説といわれていましたが、それを信じたシュリーマンによって事実であることが証明されました。