• ベストアンサー

カースト制度の「身分差別問題」 具体的にどんなこと?

ヒンドゥー教のカースト制度において、いま現在でも身分の差別があると聞きました。 今日的な身分差別問題は具体的にどのような事がありますか?たくさんあると思いますが、重要なものや、今すぐにでも解決した方が良いと思われるものなど…ありましたら教えてください。 またそのような差別について詳しく書かれているサイトなど知っている方、教えてください。

  • 歴史
  • 回答数7
  • ありがとう数18

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.5

 ヒンドゥー教にカーストなどというものは存在しません。肌の色分け(ヴァルナ)と職業固定は成立時代も違いますし、関連性がありません。ウィキペディアの記述は嘘です。  まずヴァルナですが、インドへ行くとわかるのですが、インドには肌の色が4つあります。真っ白な人(バラモン)、黄色い人(クシャトリア)、褐色の人(ヴァイシャ)、黒い人(シュードラ)です。インドでは黒い人より白い人の方が人気があり、金持ちはお嫁さんに白か黄色を望みます。また、買春でも色白が人気が高いためネパールなどの色白の多い地域の女性が騙されて売春をやらされたりしています。この区分けは紀元前から存在しています。  職業固定の方は10世紀頃に成立したシュードラが建国した王朝(日本では奴隷王朝と翻訳されている)によって確立されたもので、親の仕事を子供は受け継がねばならないというものです。これも世界中どこでも存在していることです。日本でも家業を継ぐと言いますし、欧米でも家業を継ぐのはよくあることです。インドの家業制度の問題点は、地域によっては辞められないということです。  生まれ変わりの思想は、良い行いをすれば色白に生まれ変わるが、悪い行いをすれば黒い肌で生まれ変わるよというカラー差別です。その結果、色黒=卑しいというイメージになるのです。  ポルトガルがインドに来た時、この複雑な色区別制度と家業制度の関係が理解できず、自分たちの社会に当てはめようとしたのです。当時のポルトガル社会は教会(第一身分)・貴族(第二身分)・庶民(第三身分)・奴隷の4段階に分かれていました。これをインド社会に当てはめ、それに家業制度を加えたのです。その結果、現実社会とは全く異なったものが欧米で流布し、インド=身分差別社会が定着したのです。  インドに実際に行くと解りますが、乞食をしている人は乞食はやめないというのがわかります。インドは1ドルあれば1日が暮らせます。そのような社会で最も楽な暮らしは乞食なのです。おねだりをする、赤ちゃんを見せて生活が困窮している事をアピールする…インド社会は金持ちが貧乏人に恵むは徳となり来世においてレベルアップが出来ることになります。その結果恵むのです。世界で乞食がいない国は日本位(ルンペンはいますが…)です。英国の乞食は講釈を垂れ(何故、乞食をしなければならないのか論じてくる)、ドイツの乞食は一口のビールを飲ませてくれと言ってくる。インドネシアの乞食は車の窓を叩いてくる…インドの乞食は来世に向けた徳をくれます。このような社会で乞食の子が乞食をするのは当たり前です。美味しいんですから。ですが、何も事情を知らない外国人は身分差別があるから彼らは乞食をせざるを得ないと思い込むのです。  日本だって所得差別は存在します。ただ、日本は基礎教育を強制的に行っていますが(インドもありますが、乞食の旨味を知ってしまった子や親の都合で行かしてもらえない子がいます。インドではITでの世界制覇を実現するために教育には力を注いでいます)、インドは出来ていないのが現状です。インドも金持ちの子は7歳にしてヒンディー語と英語が巧みに話せ、99X99の掛け算を暗算でやってのけます。日本でそのレベルの子はほとんどおりません。  インドの差別は所得格差差別だと思った方が良いです。

その他の回答 (6)

  • ss79
  • ベストアンサー率33% (258/765)
回答No.7

大分前に聞いた話ですが、インドへ技術指導に行った知人がホテルでテーブルの上を掃除しているボーイに床に落ちているゴミも掃除するように言ったところそれは私の仕事ではないと答えて別のボーイを呼んできて掃除させたそうです。 つまり机上の掃除と床の掃除は別の仕事というわけで知人は仕事の細分化と言うのか職業の区分というか日本と異なる風習を感じたそうです。 これは人口が多いことによる職業の細分化という他の回答者の方の指摘に当てはまる事かもしれません。 その中にカースト制の差別という意識も潜んでいるかもしれません。 人間は他との差別が必要な生物で、「勝ち組」、「負け組」というのも同じことかもしれません。 インドの事もありますが日本の現実にも眼をむけて下さい。

回答No.6

 カーストを考える上で、「身分の差別」という表現は、かならずしも適切でない、短絡的とおもいます。  むしろ「職業の区別」という観点で捉えたほうがインドに生きる人々の姿を身長大にみることができるのではないでしょうか。  インドの膨大な人口からすると、この制度は一種の失業対策(就業確保)になっています。もし、この国でカーストの分業を一挙に解消したとすれば、反面、多大の失業者の発生というさらに深刻な事態が待ち受けることになるでしょうから。        

  • jk7
  • ベストアンサー率18% (46/247)
回答No.4

カーストが違うだけで、同じテーブルで食事ができない。 カーストが違えば、結婚できない。 こんなところが有名です。 制度としてのカーストはなくなっても、何千年と続いてきた制度です。ですから、そのような環境で育った人々が、急にカースト制度が廃止されたからと言って、差別がすぐになくなることはないのです。 日本でも部落差別がなくならないのはなぜですか? アメリカで黒人差別がなくならないのはなぜですか? それと同じです。 どんな差別でも、良い差別などありません。 差別感を持たせないような、こどもたちへの教育が大切ですね。

  • norK
  • ベストアンサー率23% (46/192)
回答No.3

インドの地方に行くとまだまだ残っているようですね。例えば同じ身分ランクの人同士じゃないと結婚できないとか、親が牛飼いだと子供も牛飼い(身分によってつける仕事が限られる)というのを聞きましたが。

  • yspec
  • ベストアンサー率22% (58/255)
回答No.2

http://www.risingsunsnext.jp/invest/india7.html 追加。現状それを体験された方の体験談がありました。

  • yspec
  • ベストアンサー率22% (58/255)
回答No.1

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E5%88%B6%E5%BA%A6 まずカースト程度が実際どういったものなのかをよくお調べになることが答えを導く近道と思われます。単純に身分制度という言葉以上に色々ありますから。 そうすれば自ずと現状も見えてくるかとおもいます。

関連するQ&A

  • カースト制度

    インドのカースト制度は今も根強く残っていますが、それはなぜでしょうか。人々のヒンドゥー教に対する信仰心だけでなく社会的な問題があるからなのでしょうか。

  • カースト制度のメリットは?

     テレビを見ていたら、印度はIT大国を目指していると知って、「おいおい、大丈夫かい? カースト制度を残したままで果たして、IT大国が出来るのか?」と心配したくなりました。今でも続いているようですが、なにか「メリット」があるために、あるいは、必要悪(?)の為に続いているのではないでしょうか? 仮に、カースト制度が廃棄されたとき、なにか「デメリット」が考えられますか? たとえば、3K(汚い仕事)をやる人がいなくなると言うデメリットなど。別の質問をも見ましたが、「カースト制度は、差別的制度でなく、経済的(格差)差別のために、なかなかなくならない」とも書いてありましたが、どうでしょうか? ある人にとって都合のいい制度はなかなかなくならないものですから。

  • カースト制度には「乞食」「泥棒」もありますか?

    カースト制度には「乞食」「泥棒」もありますか? 学校では、「カースト制度とは大きく分けて4階級から為る」と 習いましたが、 実際はもっと細分化されており、またカーストと 職業とは密接な関係があるそうです。 ねこぢるという漫画で知ったのですが、それによると、こんな感じです。 【乞食(こじき)カースト】 他人から恵んでもらう以外の手段で稼ぐ事は出来ず、働く事は許されない。 ヒンドゥー教においては施しは美徳とされているので、結構儲かる。 乞食も案外悪くないとか。 【泥棒カースト】 窃盗以外の手段で稼ぐ事は出来ない。 かと言って泥棒が公認されてるわけじゃないので、盗みがバレたら半殺しに されるし、当然逮捕もされる。 インドは法律よりも宗教の戒律の方が大事なので、泥棒カーストは決して 辞められない。悲惨なカーストである。 と、この説明で合ってますか? あと、これ以外で意外なカーストはありますか?

  • 美人とブスのカースト制度

    カースト制度を単なる上下関係と考えたとき、実際にあると思いますか? あると思う方は具体的にどのような事柄でそう感じたのでしょう。

  • 身分制度はなぜ復活しないのか

    結局、どんな社会形態になっても「クズ」という存在は「クズ」のままだと思います。 平等になっても人権を与えても、クズは何も変わらないというのが 今の社会で証明されつつあります。 なぜ人類の長い歴史の中、このようの身分制度があったかと考えれば 身分制度そのものが決して「悪」だとは思えません。 血や家系で身分を固定するのは間違っていますが、人間として当たり前な事ができない クズは蔑視されて当然だと思いますがいかがでしょうか? こんなのが野放しになっていれば今の社会形態は1000年も続かないでしょうから。

  • 上士と郷士の具体的な差別とは?

    上士と郷士の身分差別が特にひどいといわれる土佐藩の事を調べています。 すると上士が優遇されている具体例をいくつか見かけました。正しい情報かは分かりませんが… ・雨の日に傘をさしていい ・下駄を履いていい ・郷士を斬っても罪に問われない ・郷士は上士に片膝をついて道を譲らねばならない この他にご存知の方いらっしゃいましたら是非ご助力ください。

  • ひな祭りの身分的問題

    平等思想平等思想といいますが、ひな祭りなんて、まさに身分差別思想の極端のようなものじゃないでしょうか?三人官女やら五人囃子やら、あと、なにか狂言役者のようなコミカルな人たち(仕官?)やらいますね。上のほうで御座に乗っている雄雛雌雛は、えらそうで立派な「ご身分」で、下のほうの雑魚みたいのはどうでもいい身分のように思えます。これを情操教育的に慣習にしているというのは、現在の教育風潮社会風潮と、ちょっと違和感不協和音がしませんでしょうか? なお、私は、なんでも平等平等叫んでいるよりも、身分差別がある社会のほうが、現実的で味もあるものだと感じます。

  • 死後の仏の身分差別について

    全くの無知で恥ずかしいのですが質問します。 仏式の場合の戒名についてです。全ての宗派が同じかどうかは知りませんが、私の場合は曹洞宗です。 戒名に、院号居士(大姉)、居士(大姉)、信士(信女)なんてありますよね。これは仏の階級とか身分を現すものだと思うのです。 この世の中で嫌なくらい差別を受けながら生活しているので、死後は全く身分差別のない世の中で生活を送りたいものです。なぜ仏の世界では、死後までも身分差別を受けなければならないのでしょうか。 戒名代の金額に応じて高い身分が買えるという話です。 神式の場合は、高齢で亡くなられた場合は敬意を表して「大」を、女性の場合はミセスの称号を表す「刀自」を付けて、大命(大刀自命)、命(刀自命)しかないと聞きました。 仏の世界はえらく封建的な感じがします。今の民主主義の世の中とは逆行している感じです。 ご存知の方は教えてください。

  • カースト制度における不可触民の呼称について

    以前カースト制度の不可触民についてネットで調べたとき,パリアと呼ぶとの記載がありました. ところが最近調べたところ,太鼓叩きをパーリアと呼ぶとの記載がありました. このパーリアとはパリアの事でしょうか? 同じ言葉だとすると,不可触民全体を指す言葉としても用いられるのでしょうか? 不可触民全体を指す言葉としては,パリアとアチュードどちらの方が適切なのでしょうか? それとももっと適切(蔑称かどうかは抜きにして意味として正しいという意味で使っています)な単語があるのでしょうか? (ダリットやハリジャンは無視して下さい.)

  • インドの女神と女性の関係について

    ヒンドゥー教やカースト制度によって、 未だにインドの女性の地位は低いということを学んだのですが、 調べていくうちに疑問がでてきたので、 どなたか知っていましたら教えてください。 インドには数多くの‘女神’がいますよね。 なぜ人々は‘女神’を崇拝するのに、 生身の‘女性’は男性よりも地位の低いものとして差別を受けるのでしょうか?