• ベストアンサー

分離分析

分離分析にはたくさんの方法がありますが何故こんなにたくさんの種類が必要なのですか?その理由みたいなものがあったら教えてください。また、この方法はこんなとき(何の実験で何ができるのか)必要ですみたいなこともお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Bubuca
  • ベストアンサー率59% (531/896)
回答No.2

こんにちは 分離分析は分離と分析の2つにわかれますよね。 分離は混合物から何かを取り出したり、別々にしたりする技術のことで、取り出したい物質の性質によって方法を考えます。物質には固体、液体、気体、水に溶けるものや水に溶けないもの、油に溶けやすいもの、蒸発しやすいもの、軽いもの、重たいもの、燃えやすいもの、分解しやすいものなどいろんな物質があります。物質同士の吸着の度合いの違いを利用して分離する場合も多いです。すべての物質を同じ方法で扱うのは無理があると思いませんか? できるだけきれいに取り出したいので、その物質にふさわしい方法を考えます。例えば、石と砂や水と砂だったらふるいで分けられますが、砂と砂鉄は分けられないので磁石を使います。そうやって多くの人が長い年月をかけていろんな分離方法を考案してきました。それが様々な工場や研究所で既存の技術として使われています。これからもまだまだ多くの新しい分離技術が必要だと思います。 分析は定性分析と定量分析に分けることができます。 定性分析はなにかの物質の有無を調べたり、わからない物質の性質を調べてどんな物質か推測します。定量分析はなにかの物質がどれくらいあるかを調べます。これだけでも方法はずいぶん違ってくると思いませんか。 分析をするためにはその物質を「検出」しなくてはいけません。 検出方法は臭いだったり、色だったり、味だったりします。臭いが無い物は色で判断したり、色の無い物は味や臭いで判断したり。化学的には赤外線をどの程度吸収するかとか、紫外線をどの程度吸収するかとか、水に溶けた場合の屈折率とか、電磁場の影響をどう受けるか、などといろいろな性質の違いを使って検出します。このときにたくさん検出されたり少なく検出されたりすると、その様子から物質の量を知ることもできます。 分離と検出、定量を一度に行う代表的な方法がクロマトグラフィーです。 高速液体クロマトグラフィーやガスクロマトグラフィーがあります。 溶解度、吸着率、沸点などの物質の性質の違いによって分離に使うカラムを選びます。検出する方法もふさわしい方法を考えます。 長々と書いてしまいましたが、回答になってますでしょうか・・・

riltuka
質問者

お礼

新年早々ありがとうございます。とても参考になりました。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (1)

  • aka_tombo
  • ベストアンサー率44% (87/196)
回答No.1

禅問答みたいになりそうですが、 世の中に純物質として存在するものはまれです。ほとんどのものは化合物・混合物の形で存在します。 その中から特定の物質を単利し、正確に定量するための方法が様々考えられています。コストと精度に応じ、様々の方法が示されていると思います。また今後も微量分析の方向に行くでしょう。目に見えないものを探す飽くなき戦いの結果、といえるでしょう。

riltuka
質問者

お礼

新年早々ありがとうございました。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • 分離分析法について

    「分離分析法の例をできるだけ多くあげて、その簡単な原理を述べなさい」というレポートなんですけど、調べたところ、ガスクロマトグラフ分析、高速液体クロマトグラフ分析、電気泳動法、精密分留法、溶媒抽出法しかわかりませんでした。 これ以外にも分析法はあるんでしょうか? また、精密分留法、溶媒抽出法の原理も教えていただけたら嬉しいです。

  • 微生物の分離?

    二種混合の試料(Saccharomyces baynusとShizosaccharomyces pombe)を純粋分離するという実験をしました。これって実験する前からどちらが分離されるかわかっているのでしょうか? また、これらをV-8培地に植えたのですが何もできませんでした。この理由も教えてください。

  • 鉱物油と動植物油の分離または分析法

    JIS K0102の付属書によるとフロリジルカラムによる分離により定量していますが再現性が低いといわれたことがあります。何かほかに簡便で投資額の少ない方法で分析できないでしょうか?

  • βカロテンの分析について

    エタノール抽出を用いて種実などからのβカロテンのHPLC分析を行うとき、加熱けん化を行う過程があるのですが、これはどういったことから行うものなのでしょうか?? エステル型のキサントフィルをアルコール型へ変換する必要があるためなのでしょうか?仮にそうだとしたらエステル型とアルコール型のピークが重なってしまうためですよね?仮にけん化をしない状態で実験を続行したとしたらしっかり分離できないといったことが発生するのでしょうか??

  • 定性分析について

    先日理科の実験で金属イオンの定性分析の実験をしました。 Ag(II),Pb(II),Cu(II)イオンを分析したんです順調に銀、鉛を分離出来ていたのにもかかわらず、銅の定性において酸性条件でヘキサシアノ鉄(III)を加えたら赤褐色沈殿ができるはずなのに、茶色の濁った色になりました。これは銀、鉛が完全に分離出来ていなかった事なのでしょうか? この銅の定性のまえに硫化物イオンを加えて黒色沈殿を析出させました。 あと考えられるとすれば、水道水のを誤って入れた可能性が考えられるのでしょうか?

  • 多糖類の分析について

    ある植物体から糖を精製して分離したいと考えています。 多糖類の一般的な分析の方法を教えていただけますか? 分解、合成して分析すると聞いたのですが それらにはどのような方法を用いるのでしょうか? あと、未知のものを分析するのは難しいのでしょうか?

  • 定性分析の2属と4属の分離

    2属の陽イオン(Pb、Cu)と4属の陽イオン(Zn)を分離する実験です。 3つのイオンを含む溶液を約0.3N塩酸に希釈し、硫化水素を飽和させて沈殿をつくり分離させます。 ここで、強酸性下でH2Sを通すと、   2H^+ +S^2- ⇔H2S はH^+濃度が高く、平衡が右に傾き、S^2-濃度が低くなり、同じ硫化物でも4属の硫化物は相対的に溶解度積が大きいため沈殿しません。なので、分離するには、PbSとZnSの間の溶解度積になるようにS^2- 濃度に設定しなければならないのはわかります。 ですが、どう計算しても0.3N塩酸にならないのですが、どのような計算をすればいいのでしょうか?

  • 陽イオンの定性分析

    現在、陽イオンの定性分析実験についてのレポートを書いています。 質問は2つです。 ・1属~6属の順で分析を行わなければならない理由は? ・考察で求められていることは何でしょうか? 今のところ実験の流れに沿って一つ一つ化学式でまとめ、濃度やpHを変えた場合などに触れながら一通り6属まで終わったところなのですが、さらに必要な内容等があったらアドバイスお願いします。

  • 水性ペンのインクの色が分離する理由について

    中2です。今、自由研究で水性ペンのインクについて 「ペーパークロマトグラフィー」という方法で実験しています。 そこで、実験を終えて、考察を書いているんですが、 インクの色が分離した理由がわかりません(汗 検索しても、検索の仕方が甘かったのか、理由が出てきません。 宿題の提出期限まで3日しかありません!! 何故、インクの色が分離したのか理由を教えてください<(_ _)>

  • 未知試料の定性分析

    学生実験で、Cu2+,Pb2+,Zn2+,Fe3+,Mg2+,NH4+のうち一種または二種の陽イオンと、Cl-,(NO)3-,(CO3)2-,(SO4)2-,(SO3)2-のうち一種または二種の陰イオンからなる純固体塩類(一種の塩のみの場合もあり、二種の塩の混合物の場合もある)を試料として定性分析実験を行うのですが、これまでに陽イオンについては系統分離実験を行なったのでおおよその流れは分かるのですが、陰イオンについてはどうしたらよいのでしょうか? ちなみに、はじめに試料を溶解する必要があるかと思うのですが、その方法については実験資料に載っていました。