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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:第二次世界大戦後のソ連による日本人抑留について)

第二次世界大戦後のソ連による日本人抑留とは?

このQ&Aのポイント
  • 第二次世界大戦後、ソ連により多くの日本人がシベリアに連れて行かれて、長期間劣悪な環境で過酷な労働を強いられました。
  • 日本政府が謝罪や賠償を求めたかどうかについては、話し合いの記録はありません。
  • 敗戦国の国民を自国に連行して強制労働させることは、国際的に認められているものではありません。

質問者が選んだベストアンサー

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  • buchi-dog
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回答No.7

「ハーグ陸戦条約が規定していない抑留期間についても同様に違反と断定は困難と思います。」 ソ連も対日参戦後に加わっているポツダム宣言には下記の条項があります。 「九  日本国軍隊は、完全に武装を解除された後、各自の家庭に復帰し、平和的かつ生産的な生活を営む機会を与えられる。」 http://list.room.ne.jp/~lawtext/1945Potsdam.html ソ連以外の国は、この条項を(それなりに)遵守して、合理的な期間で日本将兵を本国に送還しました。 ソ連の手に落ちた日本将兵、及び日本人狩りに捕まった民間人は、「各自の家庭に復帰し、平和的かつ生産的な生活を営む機会を与えられる」ことなく無期限の奴隷労働を強いられ、多くがシベリアの土となりました。

MARUT
質問者

お礼

有難うございました。 ソ連以外の国は、それなりに人道的な扱いをしてくれた(少なくともソ連よりは)と思います。 日本国民に対してソ連の行った非道な扱いに対して何も言わないでこのまま泣き寝入りと言うのはいかにも悔しい事だと思います。 ソ連を嫌う事しか出来ないのが残念です。

その他の回答 (6)

  • buchi-dog
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回答No.6

ハーグ陸戦条約は、執行する国際機関や罰則があるものではありません。あくまで「(まともな)国が守ることを期待される」ものです。よって、「違反と断定される」か否かという視点の議論は無意味です。誰も、違反を断定する権限など持っていません。 ソ連が自国民を虐待していたからといって、他国民を同様に虐待してよいと言う理由にも、捕虜を満州や樺太や千島や朝鮮から自領内に連れ去って奴隷として使役してよいと言う理由にも、被害国がそれを問題にして悪いと言う理由にもなりません。 アメリカやイギリスも日本将兵を捕虜にしてハーグ陸戦条約に沿って使役しましたが、あくまでフィリピンならフィリピン、マレーならマレーでそれを行っています。使役したのも、本国への送還が行われるまでの期間です。わざわざ自国領内に連れ去り、奴隷労働を無期限に課したりしてはいません。 「アーロン収容所」や「私の中の日本軍」に描写されているようにアメリカやイギリスの捕虜取り扱いもそれなりに荒っぽいものでした。しかし、ソ連のそれとは天地の開きがありました。前者はハーグ陸戦条約に合致、後者は違反と判断するのが正当と考えます。 また、No1の回答に書いたとおりに、日ソ共同宣言によって既に決着している問題でもあります。

  • ss79
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回答No.5

補足です。 ハーグ陸戦条約に規定する「人道的に取り扱わなければならない」という内容は一般的、かつ常識の範囲での定めで、ソ連の場合スターリンの政策で自国民にたいしてさえ人権無視がまかり通っていた世界で常識的に人道的に扱っているという基準ははるかに劣悪なレベルだったと理解します。 日本人捕虜はそれ以下に扱われたとみられます。 物差しが違う国だとおもうのですが・・。 ハーグ陸戦条約が規定していない抑留期間についても同様に違反と断定は困難と思います。

  • buchi-dog
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回答No.4

「従ってソ連が日本人捕虜をシベリアに移送抑留し労働に使役したのは法的には非難されることではありません。ただ長期にわたり、過酷な条件下であったことは人道上非難される問題です。 ハーグ陸戦条約に明確に違反している点は捕虜に労働報酬を支払わない事ですが、それも捕虜の維持コストがかかったという逃げ道があります。」 ソ連による捕虜抑留・奴隷使役は、確かに「人道上の大問題」ではありますが、ハーグ陸戦条約の下記状況に違反しています。 「4. 戦争捕虜は敵対した国家の手に委ねられる。捕まえた兵士や軍団の手ではない。 戦争捕虜は人道的に取り扱われねばならない。 武器、馬、軍事文書を除いて個人的財産は引き続き捕虜のものである。」 ハーグ陸戦条約は、捕虜が10年以上も奴隷労働に使役され、過酷な処遇により大半が死亡する(ドイツ軍捕虜の場合)事態は想定していません。 「捕虜として抑留されている間に、捕虜を何もしないで遊ばせて置かなくて良い、適宜仕事をさせて良い。ただし、正当な賃金を支払うこと」というのがNo1で引用したハーグ陸戦条約第6条の趣旨です。 ちなみに、ロシア外務省のカムイニン情報局長がプーチン大統領の訪日を前に、日ロ関係についての見解を発表した。「いまだに日本の歴史教科書は、戦前、戦中の朝鮮半島占領や中国での残虐行為が犯罪行為だったと認めていない」とした、と報道されています。http://www.asahi.com/politics/update/1119/003.html ロシアの教科書では、ソ連が第二次大戦で行った人類史上最悪の残虐行為についてどのように記載しているのか気になりますね。何も記載していないと推定しますが。 なお、 「請求権を放棄した、ということで今更何も言えないと言うのは情けない事ですね。 韓国は同じように日本に対する請求権は放棄していると聞いていますが、今だに色々な問題を蒸し返しています。」 については、国家の間で既に過去を清算する講和条約等(日ソ共同宣言はこれに含まれます)を結んでいる以上、それ以上は何も言わないのが正しいと考えます。 韓国や中国が、今だに色々な問題を蒸し返えすことは、国際常識に反することです。韓国・中国政府も底は承知で「蒸し返しではない」とするレトリックを多用しています。

  • buchi-dog
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回答No.3

「法律上は日ソ間は現在でも日ソ平和条約が締結されるまで戦争状態で、いわゆる停戦状態にあるわけです。この現実を理解する必要があります。」 日ソ共同宣言の第一条は 「1【戦争状態の終結】  日本国とソヴィエト社会主義共和国連邦との間の戦争状態は、この宣言が効力を生ずる日に終了し、両国の間に平和及び友好善隣関係が回復される。」 となっています。

  • ss79
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回答No.2

法律上は日ソ間は現在でも日ソ平和条約が締結されるまで戦争状態で、いわゆる停戦状態にあるわけです。 この現実を理解する必要があります。 ソ連を除く連合国との間はサンフランシスコ講和条約で正式に戦いは終了しましたがその中にも相互請求権条項があり相互に放棄を行い将来の紛争を未然に防止しています。 しかし冷戦の影響か中華民国(台湾政府)とは講和したことになりますがその後継国の中国人民共和国との間に法律上の疑義が残る事態が現状です。 従って2国間の請求権問題はどちらとも言えないのかもしれません。 従ってソ連が日本人捕虜をシベリアに移送抑留し労働に使役したのは法的には非難されることではありません。 ただ長期にわたり、過酷な条件下であったことは人道上非難される問題です。 ハーグ陸戦条約に明確に違反している点は捕虜に労働報酬を支払わない事ですが、それも捕虜の維持コストがかかったという逃げ道があります。 戦争というものは残酷な行為の集大成で、決してキレイなものではない事は最近のイラク侵攻でも明らかです。 捕虜の虐待はどちら側でも起こる問題です。

MARUT
質問者

お礼

「戦争というものは残酷な行為の集大成・・・」 「捕虜の虐待はどちら側でも起こる問題です」 これは私にも良く分かっています。でも、このソ連による日本人に対する残虐行為は、ソ連軍の一部によるものではなく、ソ連と言う国家よる確信犯的な行為であった事に深い怒りを覚えます。それに対して何も異議を唱えることが出来ないとしたら、出来る事はソ連を嫌う事しかないのですね。 有難うございました。

  • buchi-dog
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回答No.1

「近代になってから、このようなこと(敗戦国の国民を連行して強制労働に従事させること)が行われた例は、一部の発展途上国を除いて、他に聞いたことがありません。 敗戦国の国民を自国に連行して、強制労働に従事させる事は、戦勝国の権利として国際的に認められている事なのでしょうか?」 ソ連は、欧州方面においてドイツ軍他の枢軸軍将兵を長期間抑留し、非人道的な扱いをしました。犠牲者は算定不能です。最後の生き残りがドイツに戻ったのは、1960年代に入ってからだと聞いています。下記の本に詳しいです。 捕虜 誰も書かなかった第二次大戦ドイツ人虜囚の末路 http://www.7andy.jp/books/detail?accd=30902058 ドイツの、ソ連軍捕虜に対する扱いも非人道を極めたものだったのでどっちもどっちではありますが。ソ連は、自国民を即決裁判で政治犯にし、強制収容所で奴隷として使役するのに慣れていましたので、敵国の捕虜をそれ以下に扱うのに呵責を感じなかったわけです。 なお、ハーグ陸戦条約では、 「国家は階級などに従って戦争捕虜を使役させることができる。この場合、労役は過剰であってはならず、また軍事作戦と関係があってはならない。 捕虜は公共事業につく、個人に使役される、または自分の希望に基づく労役に従事することができる。 国家にたいしての労役にたいし同様の仕事に従事している自国軍の兵士に準じる報酬が支払われなければならない。 労働が公共事業、個人への使役などの場合条件は軍事当局との交渉によって決定される。 捕虜への給与は待遇改善に使われ、差額は維持コストを差引いて釈放時支払われねばならない」 といった規定がありますが、ソ連の行為がこれに違反していることは明白です。 http://ww1.m78.com/topix-2/hague.html なお、ソ連は日ソ中立条約を無視して日本に宣戦し、満州、朝鮮、樺太で日本民間人に対して略奪・強姦・虐殺を広範囲で行い、それらの地域の官民の資産を持ちされるだけ持ち去りました。これらの地域で、全てを奪われて無一文になった日本民間人は多数が餓死・病死・凍死しました。これらは全てハーグ陸戦条約に違反しています。 「日本政府は何故この件に関してロシアに何も言わないのでしょうか?」 日ソ共同宣言で、ソ連に対する請求権を放棄しているからです。 「6【賠償・請求権の放棄】  ソヴィエト社会主義共和国連邦は、日本国に対し一切の賠償請求権を放棄する。  日本国及びソヴィエト社会主義共和国連邦は、千九百四十五年八月九日(ソ連の対日参戦の日)以来の戦争の結果として生じたそれぞれの国、その団体及び国民のそれぞれ他方の国、その団体及び国民に対するすべての請求権を、相互に、放棄する。 」 http://list.room.ne.jp/~lawtext/1956T020.html#6

MARUT
質問者

補足

有難うございます。本当に悲惨な事です。 請求権を放棄した、ということで今更何も言えないと言うのは情けない事ですね。 韓国は同じように日本に対する請求権は放棄していると聞いていますが、今だに色々な問題を蒸し返しています。 それに比べると、日本は少し諦めが良すぎるのではないでしょうか? 日ソ共同宣言はまだ全面的な講和条約ではないと思いますので、この問題(日本人抑留問題)はまだ話し合いの余地があるのではないでしょうか?せめて謝罪の言葉くらいは言わせたいものだと思うのです。 アメリカが、戦時中の日本人移民に対してとった態度について、随分時間が経ってからですが、謝罪し補償もした、ということもありますし。

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